●こんなお話
高校生の隣人がどうやらヴァンパイアらしいぞってなる話。
●感想
プロローグからショッキングなシーンで始まり、緊張感いっぱいの出だしはよかったです。
隣にヴァンパイアが越してきて、どんどん住民に襲い掛かりますが。そこでヴァンパイアにさらわれた人を助けるために家に忍び込んで救出しようとするシークエンスなんかは、普通にドキドキしちゃいました。一緒に隠れてる気持ちになってしまいます。ヴァンパイアに噛み付かれる美女たちも、さっきまで歯向かっていたのに、噛み付かれると恍惚の表情になってるのがエロくて良かったです。
ヴァンパイアから正面から攻撃されてハチャメチャになりますが、他の住民や警官が全く出てこないのは見て見ぬ振りですが緊張感はあって勢いで見せてくれました。そして、クライマックスの戦いもアクションシーンは迫力あるもので盛り上がって見ることができてよかったです。
ただ、1幕がもたついてるような感じを受けました。友達のオタクと昔は友達だったけど、今は疎遠になっているみたいなシークエンスやうだうだと台詞でやりとりされますが。果たして必要だったのか? 2幕の終盤にそのオタクとの決着がありますが、そこで感動させるような演出だったので。もし感動させたいのなら、オタクとの友情をもっと掘り下げないとダメだと思いました。だったら最初から記号として友だちを配置するべきだったと思います。
それに、そもそもイケてない主人公ですが。何であんな美人と付き合えたのか? がわかりませんでした。周囲にも「あんな美人とどうして付き合えた?」という台詞が出てきますが、それに答えはありませんでした。
とはいえ、隣人がヴァンパイアだと映画が始まってすぐ判明して一気に襲ってくるのでテンポもよくて面白く見ることが出来ました。
☆☆☆
鑑賞日:2012/01/09 TOHOシネマズ南大沢
監督 | クレイグ・ギレスピー |
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脚本 | マーティ・ノクソン |
オリジナル脚本 | トム・ホランド |
出演 | コリン・ファレル |
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アントン・イェルチン | |
クリストファー・ミンツ=プラッセ | |
デヴィッド・テナント | |
イモージェン・プーツ | |
トニ・コレット |