映画【夕陽のガンマン】感想(ネタバレ)

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●こんなお話

 2人の賞金稼ぎが大物賞金首を狙う話。

●感想

 エンニオ・モリコーネ御大のキャッチーな音楽が全編に流れて、それを聞いているだけでカタルシスを得られる作品でした。

 主人公2人の賞金稼ぎと1人の賞金首の紹介の冒頭からそれぞれのキャラクター分けが漫画的で面白かったです。めちゃくちゃ長い銃身の銃を持つリー・ヴァン・クリーフに常に左手しか使わないけれど銃を撃つときだけ右手を使っての早打ちのクリント・イーストウッドのかっこよさでした。賞金首が持っている写真付きのオルゴールのメロディがクライマックスで悲しい旋律として耳に残りました。

 前半から中盤までは主人公たちがしだいに交錯していって賞金稼ぎの2人が初対面しての銃で帽子の撃ちあいというこの映画1番の見どころだと思えるシーンまでは面白く見れましたが、賞金稼ぎ2人が協力して1人が悪党グループに潜入して賞金首を狙うという流れからは、どちらかというと悪役側の話にシフトしていって、悪役グループの内ゲバとかがメインになるところとかは退屈に感じました。台詞や展開は少ないのにじっくりと見せていく演出なのも退屈さを感じてしまう要因の1つだと思いました。

 そして男たちのドアップでおなか一杯になる作品でした。

☆☆☆

鑑賞日:2021/02/15 NHK BSプレミアム

監督セルジオ・レオーネ 
脚色ルチアーノ・ヴィンセンツォーニ 
セルジオ・レオーネ 
原作セルジオ・レオーネ 
出演クリント・イーストウッド 
リー・ヴァン・クリーフ 
ジャン・マリア・ヴォロンテ 
マーラ・クラップ 
ルイジ・ピスティリ 
クラウス・キンスキー 
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