映画【ディバージェンス 運命の交差点】感想(ネタバレ)

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●こんなお話

 殺し屋とか警官とか弁護士とか運命が交差する話。

●感想

 10年前に失踪した恋人を探す刑事さんの哀しみといったらないです。素晴らしい哀愁を漂わせていました。恋人が死んだと聞かされて、やる気をなくして坂道で車を逆走してクラッシュするシーンでは。ちょっと危なくてびっくりしました。すごい撮影方法でした。

 そして、刑事さんが恋人にそっくりな女性を見つけて。ストーカーのごとく追いかけますが。それは、刑事さんの哀しみにばっちり感情移入しているので刑事さんを応援する自分がいました。

 刑事さんが魅力的な一方、弁護士と殺し屋の話が。イマイチのることができませんでした。
 弁護士さんなんて、物語上、ほとんど気持ちの変化がなくて。なんのために出てきたのかわかりませんでした。最後にどんでん返しとして、出てきますが。どうして、そういう行動をとるのかが背景がわからないため。ただのびっくりさせるためだけに出てきているようにしか見えなかったです。

 殺し屋も、自分で自分の事を「オレは、殺し屋」みたく言っちゃう殺し屋でおちゃめさんでした。この人も、あんまり運命の交差点をしていなくて必然を感じないキャラクターで残念でした。

 何で3人を主人公のように描いたのかが、残念でした。刑事さん1人で、十分なりたつ話でした。
 クライマックスの銃撃戦で、何でみんな揃うのかも謎でした。どうやって、銃撃戦があったことを知っていたのか。勢ぞろいする理由がわかりませんでした。

 とはいえ、100分。富豪の失踪をきっかけに、動く男たちを楽しんで観ることのできる映画でした。

☆☆☆

鑑賞日:2011/03/25 DVD

監督ベニー・チャン 
脚本アイヴィ・ホー 
出演アーロン・クォック 
イーキン・チェン 
ダニエル・ウー 
アンジェリカ・リー 
エリック・ツァン 
ニン・チン 
ロー・ガーリョン 
サム・リー 
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