映画【鬼が来た!】感想(ネタバレ)

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●こんなお話

 日本占領下の農村で突然謎の男に銃を突きつけられて、麻袋に入った日本兵と通訳を渡されて「日本軍に見つからず取りに戻るまで隠しておけ」と脅されて、村人たちで話し合いながら日本軍に見つからないように何とかしようとするけど……な話。

●感想

 エンタテイメントとして言葉の通じない人種同士の誤解から生じる面白さ。見つからないようにするサスペンス。日本兵の処遇に対してわちゃわちゃする農民たちのコミカルさ。を見てる面白さったらないです。中国語を習って罵倒してやろうとする香川さんだったり処刑人としてどーんと登場する老人の使えないっぷりとかはお腹抱えて笑えました。

 約束の大みそかに日本兵を連れてきた男が現れず、5日間だかの予定が半年も匿うことになる。そして日本兵は解放してくれたら穀物を持ってくるという約束をして、元いた日本軍の部隊へ解放する。
 そして日本軍から約束以上の穀物を渡され、日本軍と共に宴会が開かれるけど。そこから雲行きが怪しくなって……。

 中国映画の日本軍という残虐なステレオタイプな悪役ではなく、中国人も日本人も人間的で個性的なキャラクターたちなので見てて面白いです。
 隊長役の澤田謙也さんの怖さったらなくて、何を考えてるのかわからない不気味さ。

 最初は小さな波紋がしだいに大きくなり、最終的には収拾がつかなくなる。戦争という大きな流れだけでなく、ミクロな出来事もそういう描かれ方がしていくのがよかったです。
 約束を守る日本軍というメンツのために穀物を持ってくるけど、香川さんを殺せと命じる隊長さん、虐殺のきっかけを作る香川さん、子どもたちに飴をくばり村人たちと仲良くやってた海軍さんが子どもを……、終戦後、捕虜となった日本兵を殺してく主人公、日本軍に協力した中国人を処刑する国民党軍、最後に主人公に刀を振り下ろすか香川さん。まさに鬼が来た! な映画で面白かったです。

☆☆☆☆☆

鑑賞日:2014/07/20 DVD

監督チアン・ウェン 
脚本チアン・ウェン 
ユウ・フェンウェイ 
シー・チエンチュアン 
シュー・ピン 
原作ユウ・フェンウェイ 
出演チアン・ウェン 
香川照之 
チアン・ホンポー 
ユエン・ティン 
ツォン・チーチュン 
澤田謙也 
宮路佳具 
長野克弘 
デイヴィッド・ウー 
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