映画【映画クレヨンしんちゃん ガチンコ!逆襲のロボとーちゃん】感想(ネタバレ)

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●こんなお話

 ある日、しんのすけのお父さんがマッサージに行ったらロボット化してしまっててんやわんやしていく話。

●感想

 いきなりロボット化してしまったお父さんを家族は受け入れらなかったのが、ロボットの能力を上手いこと取り入れてしだいにな人ていく様子を描いていって、しんちゃんらしいギャグともうまいことブレンドされて面白い序盤でした。だんだんとロボとーちゃんに感情移入していく構成。
 けどこの構成が上手いこと機能していく後半。ある事実がわかってロボとーちゃんの存在理由が揺らぐ。しんちゃんたちもどうしていいのかわからない。その悲しさったらなかったです。

 とーちゃんとロボとーちゃんのシークエンスの対立軸はどちらも正解だので見てるこちらも余計に悲しく思えて素晴らしかったですが。カタキ役たちの行動の目的が昔の家父長制を取り戻す。と言ったもので、これが弱い気がしました。
 ボクは喫煙者ですが、いくら喫煙場所でも子どもたちが遊ぶ公園ではタバコ吸わないし。遊具とかでグデーっとなってるのも迷惑だし。お母さんたちの言ってることが正しいやね。と思ってしまいました。
 たとえば、序盤で男が腑抜けてしまって、モンスターな女性たちが増えておかしくなってしまったニッポンというのを描いてからにしないと、クライマックスのアクションシーンなんかもどうしてこの人たち戦っているのだろう? とエモーションがついてこなかったです。

 ロボとーちゃんの物語としては最高だっただけに、カタキ役との戦いがイマイチ乗り切れないものになってしまって残念でした。けれども、退屈せずに楽しめる95分のアニメーションでした。

☆☆☆

鑑賞日: 2014/05/03  TOHOシネマズ南大沢  2015/04/11 テレビ朝日

監督高橋渉 
脚本中島かずき 
原作臼井儀人
出演(声)矢島晶子 
ならはしみき 
藤原啓治 
こおろぎさとみ 
武井咲 
コロッケ 
真柴摩利 
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