映画【武士の献立】感想(ネタバレ)

bushikon
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●こんなお話

 武士の刀を包丁に持ち替えて藩に仕える包丁侍とその奥さんの仲睦まじい夫婦の話。

●感想

 大きな出来事もなくスケールの大きな話ではないですが、丁寧に作られている印象で好感のもてる映画でした。
 主人公の女中さんの幼少時代から主人公の料理好きな性格を説明しつつ、藩の料理人の作った料理をめっちゃ詳しく正解して、そこでお嫁に来てほしいと懇願されて嫁ぐことになる。

 そこの次男坊は包丁侍として生きるのに不満でまだ刀を捨てるのに納得してない。最初は主人公に辛く当たって上手くいかない。けど主人公が夫に料理を教えて、しだいに料理の腕をあげていく。
 けど藩主が亡くなって加賀騒動と呼ばれるお家騒動が起こって、主人公たちにも不穏な空気が流れ始める。

 夫婦が料理をしてしだいに絆を深めていく姿は面白く見ることができましたが、お家騒動になると途端に説明的になるので物語がストップしてる感じがして退屈に思えてしまうのが残念でした。
 そこで包丁侍は刀で血を流すのではなく饗応の宴で加賀藩に明るい気風を取り戻そうとする。そのために主人公と共に旅をして料理を研究していく。

 もう少し料理にフューチャーして詳しく描写しても面白いと個人的にはもっと面白くなると思いましたが、夫婦が手を取り合いながら料理をして成長していく姿を暖かい目で見られる面白い映画でした。

☆☆☆

鑑賞日:2014/07/22 DVD

監督朝原雄三 
脚本柏田道夫 
山室有紀子 
朝原雄三 
出演上戸彩 
高良健吾 
西田敏行 
余貴美子 
夏川結衣 
緒形直人 
成海璃子 
柄本佑 
鹿賀丈史 
中村雅俊 
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