映画【愛の渦】感想(ネタバレ)

ainouzu
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●こんなお話

 ニート、大学生、サラリーマン、OL、常連、保母さん、童貞、常連の8人が乱交パーティーをする話。

●感想

 もとは演劇らしく、乱交パーティーが舞台でマンションの一室に集まった素性もよくわからない男女。最初の気まずい感じの空気。見ててこちらまでいたたまれない気まずさ。そして女性同士が「初めてですか?」と話しかけて、物語がコロガっていきます。
 この気まずい感じ。本音を隠して建前で話す序盤なんかも日本人らしくて笑えます。そして1組が別室でHを始めると、みんなも続いていく。

 会話の間のズレやかみ合わなさで笑いをとっていく映画で、演劇らしい笑いですが面白かったです。
 Hシーンが多いですが、Hがメインではなくて、その関係によって起こる駆け引きだったり、本音が垣間見えたりする面白さ。

 最初の行為が終わると一気に仲良くなった感じになるけど、本音を隠していて、いないところで陰口叩いたりするのとか。日本人なら誰もがわかるものでした。
 誰とヤリたいとそれぞれの気持ちが交錯していく中で、しだいに明らかになっていく人間性。

 そんな中、割り切った場所であるはずなのに、主人公と言えるニート君は大学生に恋をした様子。ちょっと意識し始めてフリーターに「好きになってんじゃねえよ!」と言われたり。
 最後のシーンなんかも印象的で、期待を胸に会ってみると……。
 ここの2人の台詞なんかも素晴らしかったです。

 深夜0時から始まり朝5時に終わる。最初と最後しか部屋の外が出てこなくて、カーテンをピシャ! と開けるのなんかは演劇的な変化のつけ方でした。
 123分、映画的な盛り上がりがないので中だるみしなくもないかな? とも思いますが、個人的にはあっという間の120分でした。

 「あそこにいたのは、私じゃないから」
 「ボクは、あれが本当の自分なんだ」
 果たして、この場所に愛の渦はあるのか? 映画を見終わって、人ごみを歩くとみんなあんな事考えてるのかな? と思ってしまう映画でした。

☆☆☆☆

鑑賞日: 2014/03/15 テアトル新宿

監督三浦大輔 
脚本三浦大輔 
原作三浦大輔 
出演池松壮亮 
門脇麦 
滝藤賢一 
中村映里子 
新井浩文 
三津谷葉子 
駒木根隆介 
赤堀セリ 
柄本時生 
信江勇 
窪塚洋介 
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