●こんなお話
AIがインフラとして生活に不可欠になった日本で追いかけっこする話。
●感想
主人公がシステムの開発者でそのシステムを信頼していたのに、暴走して自ら容疑者になって逃走しながら事の真相を探る。というひな形があるジャンル映画で、それを日本でやっていて楽しい映画でした。特にやはり中盤までの逃走劇とかは警察側が圧倒的に有利そうですが、映画なので主人公が一歩のところで逃げちゃって警察があまりにもオマヌケに見えてしまったり、主人公が船の上から身投げして意識を失い漁師さんに救われたり、最初に捕まりそうになった時にちょうど車が事故を起こして逃げることができたり展開がご都合主義に思ってしまうところもありましたが逃走劇としてハラハラドキドキで見ることができました。
アクションとして逃走劇として楽しい映画でしたが、後半になるにつれ広げた風呂敷を回収していくのが個人的には退屈でした。特に真犯人をだまして捕まえるのとか、みんなが棒立ちで語りあう、とかは邦画特有のダメなところだと思いました。しかも騙してやったった感、爽快感が少ないクライマックスでした。それにそこからさらに娘さんの救出劇が長いことあってこの救出シーンもなかなか退屈でした。それに事の発端である娘さんが写真をなくして、走って行っちゃうとかげんなりな設定でした。
ハリウッド映画が大規模にやるようなサスペンスを日本でしかもオリジナルでやるというのが素晴らしい映画で個人的には応援したい映画でした。
☆☆☆
鑑賞日:2020/06/08 DVD
リンク
監督 | 入江悠 |
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脚本 | 入江悠 |
出演 | 大沢たかお |
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賀来賢人 | |
広瀬アリス | |
岩田剛典 | |
髙嶋政宏 | |
芦名星 | |
玉城ティナ | |
余貴美子 | |
松嶋菜々子 | |
三浦友和 |