映画【ももいろそらを】感想(ネタバレ)

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●こんなお話

 女子高校生が大金の入った財布を拾い、その持ち主を捜し当てて…な話。

●感想

 全編モノクロのしかもかなり被写界深度浅い映像が特徴的で、主人公の鬱屈とした気持ちを表現していたと思います。
 タイトルクレジットが終わると主人公の女子高生が周りをキョロキョロ。足元の財布をネコババするところから始まります。

 持ち主に返そうとするけど、いつも行く釣り堀屋で不況に苦しむ印刷屋のおやじさんに財布の中から20万貸してしまう。この導入部から主人公がボソボソ呟き生き生きとしたキャラクターが素晴らしいです。
 そして友人たち2人と出会い、女子高生ってこんな会話なの? と驚くような関係で、今にも壊れてしまいそうな関係性。ボクだったら絶対こんな中に入りたくないと思っちゃいます。
 財布の持ち主が世間をにぎわす官僚の息子でイケメンさんだとわかり、友だちがイケメンさんに恋をして、ネガティブな情報ばかりな新聞ではなくポジティブな新聞を作ることを提案されてみんなで作っていく。そしてイケメンさんの恋人の正体がわかって……。

 4人の登場人物たちの会話を延々とした長回しで撮影していき、みずみずしさを切り取っていたと思います。そして桃色な空を見たいといってたイケメンさんの恋人のために主人公がする行動。ラストのクレジットがとても洒落ていたと思います。
 主人公たちの行動が巡り巡って自分たちに返ってくるという展開も気持ちがいいものでした。 
 が、いかんせん1つ1つのシーンが長くて115分はチト退屈です。それに言葉遣いがかなり汚いので見てて単純に不快という。
 3人の女子高生の関係性がこんなので成り立っているのかと驚くくらいきわどいもので、よく成り立っているなと驚きます。

 映画には大人が印刷屋のおやじさんだけで子どもたちの世界で、ももいろそらをなクライマックスは映画的でとてもよかったです。それにしても長かったです。

☆☆☆

鑑賞日:2013/10/28 DVD

監督小林啓一 
脚本小林啓一
出演池田愛 
小篠恵奈 
藤原令子 
高山翼 
桃月庵白酒 
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