映画【男たちの挽歌 REBORN】感想(ネタバレ)

A Better Tomorrow 2018
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●こんなお話

 犯罪組織の主人公とその弟分と警官のリアル弟と一緒に対立する人間と戦う話。

●感想

 基本、オリジナルと同じ展開で進んでいきますが。暑苦しいまでの友情やかっこいい銃撃戦があまりなくて、これだったらオリジナルを見ればいいというリメイクする意味とかあまり感じさせないリメイク作品だったと思います。

 日本人から見てヘンテコニッポンが楽しめる描写が楽しかったです。料亭でヤクザみたいな柄の悪いスモウレスラーたちが戦っていて、オリジナルで熱いシーンだった殴り込みも日本料亭での銃撃戦になっていて地震がきっかけで話が転がるという地震大国っぷりが凄かったです。主人公がハメられるきっかけとなる序盤の日本人とのトラブルも銃撃戦が始まっているのに京劇の人たちは何事もなく演目を行っていてプロフェッショナルっぷりがすごいです。この時の日本人ヤクザとの決着もなんだか不完全燃焼でした。足を撃たれて片足が不自由になるというのは大事な重要なことだと思いますが、結構あっさりな印象でした。

 ハメられて落ちぶれたアフターの世界もオリジナルでは悲壮感いっぱいでしたが、今作では髪の毛がロン毛になったくらいで特に落ちぶれた生活もしていなくて、特に何の感情もわかなかったです。

 クライマックスの主人公たちだけで大勢の相手にした銃撃戦もCGで銃弾を表現していたりしましたが、迫力もそこまでなくカタルシスが少ないアクションシーンでした。

 渋谷のスクランブル交差点でタイトルが静かに出るのが笑える映画でした。

☆☆☆

鑑賞日:2020/07/08 DVD

監督ディン・シェン 
脚本ディン・シェン 
ウー・ヤン 
出演ワン・カイ 
マー・ティエンユー 
ダレン・ワン 
ラム・シュー 
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