映画【妻への家路】感想(ネタバレ)

Coming Home (2014)
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●こんなお話

 文化大革命のせいで捕まってしまった夫を待ち続けた奥さんだけど、やっとこさ解放された旦那さんが戻ってきたら自分の顔を忘れてしまっていて他人のふりしながら奥さんのお世話をする旦那さんの話。

●感想

 主演のコン・リーさんとチェン・ダオミンさんのお芝居でグイグイ引っ張ってくれる映画で奥さんが精神的ダメージで旦那さんを忘れてしまって、毎月5日に駅から戻ってくるのをひたすら待つという忠犬ハチ公みたいにひたすら待っている。名前が書かれた看板を持って待っているのを旦那さん自ら持っていて一緒に待つ姿は感動的でした。その名前を持っている本人というのを指しているのにわからない奥さん。夫の顔を何とか思い出させようとするのがメインの悲しいお話でした。

 娘さんとかの関係がどうなったのとかとってつけたかのようなエピソードがあったりして、そこらへんは中途半端に描く必要あったのかな? と思ってしまったりもしますが

 手紙であったりピアノの音で旦那さんのことを思い出しそうになるけど、また離れていってしまう悲しさで出口の見えないまま終わるのもよかった映画でした。

☆☆☆

鑑賞日: 2015/12/12 DVD

監督チャン・イーモウ 
脚本ヅォウ・ジンジー 
原作ゲリン・ヤン 
出演コン・リー 
チェン・ダオミン 
チャン・ホエウェン 
チェン・シャオイー 
リウ・ペイチー 
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