映画【パージ:アナーキー】感想(ネタバレ)

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●こんなお話

 一晩だけ人を殺してもいい法律のある近未来のアメリカでいろんな事情で恐怖の街を逃げることになった一行の話。

●感想

 パージという無茶苦茶なことが成り立っている世界で殺し合いに巻き込まれないようにする人たちの様子が描かれて、更には武装して街へ繰り出す男がいて…。と次から次にメインのキャラクターの紹介があって、いよいよ殺人が許される夜が始まってサイコパスたちが街をさまよい始める。この悪役たちのキャラクターが無茶苦茶でいきなりガトリングガンを撃ちまくったり火炎放射器でホームレスを焼き殺したりと面白いキャラクターたちでした。

 話自体は【ウォリアーズ】とか【バトルランナー】のようなもので既視感いっぱいで新鮮味がないですが、何やらワケありの男がか弱き人たちを守りながら逃げるというのはカッコいいですが、守ることになる夫婦と親子があまり魅力的でないのもいただけなかったです。

 主人公の目的がわかる最後なんかは、残酷な話なのにどこか暖かいもので個人的には好きなエンディングでしたが、富裕層の人間狩りとか反政府組織とかさらっと流れてしまって、単純に一晩逃げ切るというサバイバルものとして描くだけでもよかったのではないのかなとも思ってしまう映画でした。

☆☆☆

鑑賞日: 2016/01/06 Blu-ray

監督ジェームズ・デモナコ 
脚本ジェームズ・デモナコ 
出演フランク・グリロ 
カーメン・イジョゴ 
ゾーイ・ソウル 
ザック・ギルフォード 
キエレ・サンチェス 
ジョン・ビーズリー 
ジャック・コンレイ 
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