映画【X-MEN】感想(ネタバレ)

x-men
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●こんなお話

 ミュータント登録法案の間に揺れるミュータントたちの内輪もめの話。

●感想

 登録とか隔離を行おうとする人間サイドに対して、戦争を起こそうとする一派と人間との共存を図ろうとする三つ巴の対立を描いていきます。

 大勢いるキャラクターの紹介的なエピソードになっていて顔見世興行として面白く見ることのできる作品でした。ただその分、各キャラクターの背景が薄くなっていたため、どうしてこの人がこっち側で戦うのだろう? どういう気持ちなのだろう? とも思ってしまう薄味な印象も受けました。

 話も高速で進んでさっきまで話していたプロフェッサーが次のシーンでいきなり苦しんで昏睡状態になったりとちょっと油断すると置いてけぼりになりそうなテンポのよさでした。

 味方は凄い強そうな能力の持ち主たちですが、一方のカタキ役のミュータントたちはイマイチ強そうに見えないのが残念でした。力持ちの男なんて果たしてミュータントなのか謎でした。ただの力持ちにしか見えないし、しかも人質的な議員さんを掴み損ねて、海に落としちゃうドジっぷりが笑っていいのか悪いのかわからなかったです。
 それぞれのトップもちょっとおじいさんすぎて、彼らが戦いの軸になるのもちょっとのりきれなかったです。

 とはいえ、相手の生命力を奪うミュータントを巡ってのミュータントたちの戦いは楽しかったですし、差別に対してどういう気持ちで向き合うのかを描いていて面白い作品でした。

☆☆☆

鑑賞日: 2016/08/30 Blu-ray

監督ブライアン・シンガー 
脚本デイヴィッド・ヘイター
出演ヒュー・ジャックマン 
パトリック・スチュワート 
イアン・マッケラン 
ファムケ・ヤンセン 
ジェームズ・マースデン 
ハル・ベリー 
アンナ・パキン 
タイラー・メイン 
レイ・パーク 

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