●こんなお話
死者の脳内の映像をビジュアル化できる捜査がある世界でみんな怒鳴りあう話。
●感想
猟奇殺人が起こって、その死体とかをバンバン映すメジャーな日本映画でみせつけてくれるのはよかったです。MRI捜査というモチーフを使って猟奇殺人と一家殺人が起こってどうやって解決するのかと楽しみに見られるツカミでした。
ところがこのMRI捜査というのがあまり説明されず、コードだらけのヘッドギアみたいなのをつけなければいけないらしいけど、映像自体は周りの人もディスプレイで見ることができる。音声は聞こえないみたい。と主人公たちは理解しているけど、見ているこちら側が探り探り見ないといけないので、事件の捜査とかにあまり集中できなかったです。死者の映像は主観映像で音声は見えなかったはずなのに、主人公が見ている映像でなぜか第三者のカメラの視点になって普通に喋っていて音声も伝わってきたりしてどういう世界観なのかわからなかったです。犬の映像とかも出てきますが、「犬と人間の視覚は違う」とか言ってたのに、出てくる映像は人間と特に変わらなかったりと気になる点がいっぱいですごかったです。
それに一家惨殺の容疑者の少女の事件と少年連続殺人の猟奇犯人と2つの事件が同時進行で進みますが、あっちへいったりこっちへいったりして視点が定まらず。誰が何をしている話なのかも掴むのが大変でした。最後に2つ接点が交わりますが、それも強引過ぎてハテナマークだけしか浮かばなかったです。
主人公たちがひたすら怒鳴りあったり発狂したりしている印象しか残らない映画でした。
☆☆
鑑賞日: 2017/02/08 Blu-ray
リンク
監督 | 大友啓史 |
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脚本 | 高橋泉 |
大友啓史 | |
原作 | 清水玲子 |
出演 | 生田斗真 |
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岡田将生 | |
吉川晃司 | |
松坂桃李 | |
織田梨沙 | |
大倉孝二 | |
木南晴夏 | |
栗山千明 | |
リリー・フランキー | |
椎名桔平 | |
大森南朋 |
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