●こんなお話
日系ブラジル人と中国人女性がチャイニーズマフィアとヤクザの大金を盗んで逃避行しようとする話。
●感想
入管に捕まって送還されそうな中国人女性を主人公の日系ブラジル人が救出するところから始まって、彼女を追いかけるチャイニーズマフィアのボス。日本人ヤクザは親分や兄貴分から抑え込まれていていら立っている様子。
主人公は一発逆転を狙って仲間たちを集めて闘鶏場の金を奪おうと計画。チャイニーズマフィアとヤクザが麻薬と大金の交渉中に主人公たちが乱入。バッグを奪って逃走、金だと思っていたら麻薬を奪っちゃって売りさばこうとなって知り合いに売る。
その知り合いがチャイニーズマフィアに麻薬を売ろうとして自分たちの麻薬だということで主人公の足取りがバレる。日本人ヤクザは親分と兄貴分に交渉の失敗を責められて逆に親分たちを射殺。
主人公は沖縄から台湾に渡ろうとするけれど、仲間が日本人ヤクザに射殺されて子どもを誘拐されたことを知って戻る。けどチャイニーズマフィアに女性も誘拐されてしまう。日本人ヤクザがチャイニーズマフィアのアジトに乱入してきてチャイニーズマフィアのボスと対決。
主人公はヤクザのアジトに乗り込んで少女を救出して、日本人ヤクザと一騎打ち。沖縄から台湾に渡ろうとした主人公たちだけど少女の母親に撃たれちゃって…でおしまい。
あきらかに日本ではない外国の荒野の砂漠に日本のテロップが出たりするのが笑える見せ方でした。話自体は主人公たちがチャイニーズマフィアとヤクザの交渉の場の麻薬を盗んで追われるというよくある設定ですが、そこに日系ブラジル人社会をモチーフにして三池監督らしいぶっ飛んだ世界観でくるんだ独特の映画にはなっていたと思います。
ただそれが面白さを感じられるかと考えてしまってクライマックスで卓球勝負をしてとかCGの闘鶏が戦うのをボーっと見てしまう1作でした。警察が張り込んで全てを見渡す立場でしたが、それもうまいこと設定されているのかよくわからなかったです。とはいえ、ショットガンを乱射しながら戦う主人公がかっこよかったです。
☆☆
鑑賞日:2025/05/14 WOWOW
| 監督 | 三池崇史 |
|---|---|
| 脚色 | 龍一朗 |
| 橋本浩介 | |
| 原作 | 馳星周 |
| 出演 | TEAH |
|---|---|
| ミシェル・リー | |
| 吉川晃司 | |
| 及川光博 | |
| パトリシア・マンテローラ | |
| 奥野敦士 | |
| 勝又ラシャ | |
| 野村祐人 | |
| マルシオ・ロザリオ | |
| テレンス・イン | |
| 柄本明 | |
| セバスチャン・デヴィセント | |
| 水上竜士 | |
| 大杉漣 | |
| 麿赤兒 | |
| アリアノ | |
| アナトリ・クラスノブ | |
| 田中要次 | |
| 相澤一成 | |
| 森保郁夫 | |
| 仲島武士 | |
| 島田亮 | |
| 島田潤 | |
| 石田隆三 | |
| 古舘昌彦 | |
| 真野さくら |


