ドラマ【三体】感想(ネタバレ):壮大なSF陰謀劇と人類の決意が交錯する物語

The Three-Body Problem
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●こんなお話

 400年後に宇宙人が攻めてくるので対策を練る人宇宙人の手先となる人とかの戦いの話。

●感想

 中国・文化大革命の最中、少女が父親を失う場面から始まって。母親によって密告された父が暴力を受けているのを少女は見ている。その後、彼女は労働改造所に送られ、巨大アンテナがそびえる謎の施設で働かされることに。そこで何かの実験が行われている様子が見られ、陰に隠された重大な計画が進行している様子。

 舞台は現代へと移り、スーパーカミオカンデで物理学者が自殺。調査を担当する刑事が捜査を進めるうち、複数の科学者が同様の死を遂げていたことが明らかになる。その一方で、物理学者たちの元同級生たちが登場。ナノファイバー研究の第一人者や、企業経営者などが揃い、量子物理学や先端技術についての会話が交わされます。

 その中の一人である主人公の視界に、突然謎の数字が浮かび上がって。病院を訪れても異常は見つからず、困惑するばかり。さらに、自殺した科学者の葬儀で集まった同級生たちの中に、主人公にだけ話しかけてくる謎の女性が現れ、浮かび上がった数字について問いかけてきます。

 また、別の同級生が故人の自宅で奇妙なヘルメットを見つけ、それを装着したことでリアルな仮想現実の世界へと入り込むことに。ゲームの中では異様な文明の興亡や不気味な物理現象が描かれ、彼らは協力して攻略を進めていく。

 一方、刑事は背後に潜む謎の富豪を追い続け、その人物が何者かとコンタクトを取っていることを突き止めめて。同時に描かれる回想シーンでは、少女だった頃の女性が、中国政府の極秘プロジェクトで宇宙人との通信に関わっていたことが判明。

 そして明らかになる、400年後に地球へ襲来する「三体人」の存在。人類はその事実に直面し、パニックに陥ります。同級生の一人は自らの脳を宇宙に送り込むという使命を担うことになり、人類の生存戦略が加速。

 また、「三体人側についた人類の組織」から貴重なデータを奪うため、ナノファイバーによる殲滅作戦が展開されるシーンも登場。そして物語終盤、何の関わりもないと思われていた主人公が人類の極秘作戦「ウォールフェイサー計画」のメンバーに選ばれる。

 クライマックスでは、人類が「虫けら」と侮られながらも、「それでも我々はまだ生きている」と決意を固めるラスト。

 全体を通して、非常に壮大で重厚なSFでありながら、誰が何をしているのか、話がどこへ向かっているのかが掴みにくいシーンも多く、複雑な陰謀劇のような印象もありました。ゲーム世界の意味や登場人物の死の意義など、明確な説明が薄く、テンポの速さに戸惑う場面もあります。

 とはいえ、画面は常に華やかで、スケールの大きな出来事が次々と起こるため、部分的には非常に楽しめました。謎が謎を呼ぶ構成や、異星文明とのファーストコンタクトを扱うテーマ性、哲学的な問いかけも随所に盛り込まれており、SFファンには一見の価値があるシリーズです。

☆☆

鑑賞日:2024/07/12 NETFLIX

監督デレク・ツァン
脚本アレクサンダー・ウー
原作リュウ・ジキン
出演ジェス・ホン
リーアム・カニンガム
エイザ・ゴンザレス
ジョヴァン・アデポ
ジョナサン・プライス
ベネディクト・ウォン
アレックス・シャープ
ロザリンド・チャオ
ジョン・ブラッドリー
サーメル・ウスマニ
マーロ・ケリー
シー・シムーカ
ザイン・ツェン
ベン・シュネッツァー
イブ・ライドリー

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