映画【ピノキオ(2022)】感想(ネタバレ)

●こんなお話

　老人が木の人形を作ったら動き始めて「早く人間になりたい」と思いながらさらわれたりしておじいさんのもとに帰ろうとする話。

●感想

　ゼペットさんが木を彫って作った人形を子どもに見立てて楽しそうに過ごしていたら、夜にブルーフェアリーが現れて木の人形に命を与えて動き始める。翌朝、木の人形が動いているのを見て「息子だぁ」と喜ぶゼペットさん。何度も同じセリフをリピートするくらいの喜び。

　人間の子供と同じ生活をするために学校にそろそろ行かないとということで通学するけど、木の人形が動いてるから見世物にしようと騙されて見世物興行に拉致監禁されてしまう。何とか見世物として頑張るけど監禁されちゃうのでゼペットさんの元に帰りたいという気持ち一心。ピノキオの良心を任されたコオロギのジムニーがピノキオを救おうとするけど瓶に閉じ込められたりしてなかなかたどり着かなかったり。ゼペットさんがピノキオがいないことに気付いて雨の中、探し始める。

　見世物興行で働いてダンサーを夢見る女の子の手助けで脱出できたピノキオだったけど、子供たちが何でもできる島に行く途中の馬車に乗っちゃって、その島で乱痴気騒ぎを起こす子供たちに少し引くピノキオ。ジムニーがレスキューに来て、欲望の赴くままに動く子供たちがロバにされてしまう恐怖が描かれます。ピノキオは何とか脱出して家に帰るけどゼペットさんは自分の家のものをすべて売り払ってピノキオを探しに行ったらしい。

　そして海にいるところを再会するけど巨大クジラに飲み込まれちゃう。煙を焚いてクジラから脱出してクジラに追いかけられてピノキオの高速エンジン化して逃げ切ってゼペットさんと幸せに暮らしましたとさという。

　CGキャラクターの中でお芝居をするトム・ハンクスに目がいってしまうという内容でした。ただミュージカルが合間に挿入されますが、それが効果的だったのかわからず。むしろお話の進行を邪魔をしている内容だったと思います。

　映像は綺麗だし終始音楽流れて楽しいしで見所はいっぱいありますが、正直オリジナルのアニメーションを見ればいいのではないかという元も子もないことを考えてもしまう1作でした。

☆☆☆

2022/10/10　Disney+