●こんなお話
気を使うと拳が光ってめちゃ硬くなって戦うアイアン・フィストとヤミノテとかとの戦いの13話。
●感想
大企業の御曹司で、飛行機事故で死亡したとされていた主人公が突然帰還するところから物語は始まる。当然、現在会社を経営している従兄弟たちは驚き、彼を信じようとしない。追い返されてしまった主人公は、空手道場に身を寄せることに。そこで少しずつ自分の居場所を見つけていく。
一方で、かつて死亡したとされていた叔父も実は生きており、息子を裏から操って会社を思い通りに動かしていた。主人公も経営陣の一人として加わるものの、自分なりの正義や信念が強く、会社の利益とは相反する行動を取り始める。それによって周囲は混乱し、軋轢が生まれていく。
敵として現れるのが、かつて「デアデビル」などでも暗躍していた忍者集団「ヤミノテ」のマダム・ガオ。彼女との対決が描かれる一方で、道場の師匠であるバクトという人物も登場。味方かと思いきや、実は彼もヤミノテの一員で、内部抗争が激化していく。
そして物語終盤、叔父が蘇るという驚きの展開があり、再び息子を操ろうとする。最終決戦では、叔父が主人公の従兄弟(息子)と娘を人質にとり、主人公と一騎打ちに。とどめを刺すのをためらう主人公に代わり、息子が父親を銃で撃ち倒して決着がつく。
主人公は最後に自分の育ったお寺に戻るが、そこはもうもぬけの殻になっていた。シーズン1はそこで終了。
他のマーベルドラマに比べると比較的明るいトーンで、資産家一族の愛憎劇という面が強く描かれていたのが印象的です。ただ、最初の数話は展開がややスローで、特に第3話あたりまでは退屈に感じる部分もありました。
主人公がかなり未熟で感情的なため、周囲の大人たちの意見のほうが正しく見えてしまうところがあり、そこにイライラすることもあるのも事実。とはいえ、敵の中にも複雑な事情や信念を持った人物が多く、特にマダム・ガオの「何も食べずに平気」というミステリアスさには驚かされました。
敵対組織内部でも裏切りや思想の違いが描かれ、誰が最終的なボスになるのか予測できない展開が続き。最後に一応の決着はつくが、多くの敵がまだ生き残っているため、続きが気になる形でシーズンが終わる。次の展開が楽しみになるファーストシーズンでした
☆☆☆
鑑賞日: 2018/04/17 NETFLIX 2024/03/13 Disney+
原作 | スコット・バック |
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出演 | フィン・ジョーンズ |
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ジェシカ・ヘンウィック | |
ジェシカ・ストループ | |
トム・ペルフリー | |
デヴィッド・ウェナム | |
ワイ・チン・ホー |
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