映画【影裏】感想(ネタバレ)

eiri
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●こんなお話

 岩手に転勤した主人公が仲良くなった男が素性が謎で探っていく話。

●感想

 終始陰湿で暗い映画でした。別に暗くて静かで淡々と進んで行っても構わないですが、そこに同性愛や震災や岩手のお祭りなどが絡んでいきますが、それがキーパーソンである謎の男の真相に近づいていくのとあまり関係のないように見えてしまって、終始退屈でした。

 松田龍平さんらしい何を考えているのかわからない謎の男というキャラクターがピッタリでした。綾野剛さんの振り回されっぷりもよかったです。

 主人公が松田龍平さんに惹かれる理由もわかりにくいため、なぜ仲良くなるのかとか心の動きも読み取りにくく。最後のほうでやっと父親や兄が出てきて、どういう人間が語られますが、それも特段驚くような内容ではなく。最後の10数分でやっと話が動き出す印象でした。それもよくある展開なので肩透かしでした。

 そして桃をかじったりパンツ一丁になったりするいかにもなシーンに引いてしまう映画で130分の長さが大友啓史監督作品らしい長尺の映画でした。

☆☆

鑑賞日:2020/08/20 DVD

監督大友啓史 
脚本澤井香織 
原作沼田真佑
出演綾野剛 
松田龍平 
筒井真理子 
中村倫也 
平埜生成 
國村隼 
永島暎子 
安田顕 
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