●こんなお話
朝鮮戦争時の捕虜収容所で即席ダンスチームを作って絆が深まるけど、案の定戦争の悲劇が迫る話。
●感想
序盤は韓国コメディとしてのこってりな展開がありつつ、ダンスバトルなどの見せ場があってミュージカル映画や要素が楽しく、そこに朝鮮半島の悲劇の歴史が背景にもあって、ただ楽しいだけではない映画でした。
単純に役者さんたちのタップの技術を見ているだけで見とれてしまう技術、撮影ですごかったです。
チームワークとか一切ないダメダメな人たちが練習してだんだん絆が深まっていくという流れだけでも「頑張れベアーズ」的な熱さがあるだけにクライマックスでの出来事がつらすぎる流れでした。
反発しながらもダンスの魅力に取りつかれてしまって、思想なんかを無視してただ踊りたいけれど周りがそれを…な悩みや妻を探す男性、人民解放軍の捕虜に通訳の女性、ダンスを教えるアメリカ人のダンサー。単純にアウトローな人たちの集まりなのが熱いです。
ファッキン、イデオロギーと感じる映画でよかったです。
☆☆☆☆
鑑賞日:2020/08/17 DVD
リンク
監督 | カン・ヒョンチョル |
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脚本 | カン・ヒョンチョル |
出演 | D.O. |
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ジャレッド・グライムス | |
パク・ヘス | |
オ・ジョンセ | |
キム・ミンホ |