映画【処刑剣 14 BLADES】感想(ネタバレ)

14-blades
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●こんなお話

 秘密警察リーダーが謀反の疑いをかけられたので反撃する話。

●感想

 主人公が使う14本の剣が入った箱は面白くて、いろんなウェポンが使われるたびに興奮しました。盗賊が使うブーメランの剣もカッコよかったです。

 最初に字幕とナレーションで一気に世界の説明をするため、ついていくの必死でした。やたらと説明するスタートでしたが、そんな説明は物語が進むに連れてわかることなので。序盤の歴史的政治的な説明は無用だと思いました。

 上映時間の割りに登場人物が多いために、突然出てきて突然味方になったり裏切ったりするので。そんな登場人物増やすんだったら、メインの主人公の濡れ衣を晴らす旅1本で勝負してほしかったです。
 同じ暗殺部隊の仲間や盗賊たちなんか、いきなり出てきていきなり戦っていくだけで。しかも感動的に死んでいったりするので、正直、どんな人物なのかを知る前に感動的な演出をされても戸惑ってしまいました。エンディングなんて、3部作の大作のエンディングみたいにスローで回想されても何の感動を得ることはありませんでした。

 主人公と一緒に旅をすることとなるヒロインの娘さんも、主人公と一緒に旅する動機が弱くて。何で逃げないの? と思いながら見てしまうため。ヒロインが涙を流しても何の感動もありませんでした。いつの間にか恋に落ちていた感じでした。

 カタキ役の女刺客の戦闘のたびに、スローになって羽衣が舞う演出はだるかったです。さっきまでのスピード感は失われてしまいました。
 110分ほどの内容にしては、展開が速すぎて残念な気持ちでした。クライマックスの戦いなんて、盗賊が真っ向から戦闘を挑んでいて。どんだけ強い盗賊なんだと思ってしまいました。最初から強行突破すれば何でもありじゃんと思ってしまいました。

 アクションシーンは迫力あるものでよかった映画です。

☆☆☆

鑑賞日:2012/08/06 DVD

監督ダニエル・リー 
脚本ダニエル・リー 
出演ドニー・イェン 
ヴィッキー・チャオ 
ウーズン 
チー・ユーウー 
サモ・ハン 
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