映画【Re:LIFE~リライフ~】感想(ネタバレ)

●こんなお話

　落ちぶれた脚本家が生活のために大学で脚本の授業を受け持って、先生も生徒もニコニコになっていく話。

●感想

　1人の人間がある街にやってきて、そこにいる人たちを変えていくという西部劇のフォーマットで、しっかりとできていて見て損はない映画でした。

　しかも脚本コースが舞台になっているので、いろんな映画の話がたとえ話で出てくるので、そういった面でも映画好きとして楽しかったです。

　主人公は15年前だかにアカデミー脚本賞を獲ったけど、それがピークで妻とも子どもとも別れてしまっていて、生活のために大学のクラスを受け持つけど。生徒は顔で選んで美人ばかりを集めたり、1か月休校にしたりとやる気がない。堅物の先生とも対立して……。

　というやる気のないスタートだけど、しだいに変化していって授業をする楽しさやりがいを発見していく。

　主人公とその周りの人たちが成長していく過程を見ていくのは楽しくて心が温まりますが、これといって特出した展開はなくて、悪く言えばマンネリズムな映画で他にもよくあるハートウォーミングものの部類を出ていないような気がして残念でもある映画でした。

☆☆☆

鑑賞日: 2016/06/09　DVD