●こんなお話
死刑囚と刑務官の交流の話。
●感想
1930年代のアメリカ南部という舞台設定が雰囲気抜群で、スティーブンキング原作らしいホラー要素やファンタジー要素があったりして3時間飽きずに見ることができました。
ある老人が回想するところから物語が始まり、死刑囚を担当する刑務官たちが描かれて行って、電気椅子送りにする手順を細かく見せてくれたりするディテールも面白かったです。少女を殺した罪でやってきた大男が不思議な力を発揮して、周りを癒していく物語。
主人公や同僚をはじめとする善人が病気に苦しんでたりして、それを癒していく囚人。刑務官も囚人もカタキ役がそれぞれ1人ずつ配置されていて、その人たちに観客の憎しみが集中されるようになっていて、他の人物たちに感情移入できるつくりになっていました。
そのため死刑が悲劇的、感動的に描かれますが。死刑囚たちが何をやってここに収監されているのか? というのを考えるとイマイチ乗り切れなかったです。物凄い悪いことをやって死刑宣告されたはずなので、そこらへんの罪は描かれないのはいかがなものかと思ってもしまいます。
小学生から幼稚園児まで殺人を犯しているのが驚きです。ナイフは当たり前で、銃や硫酸を使っての殺人なども恐ろしすぎです。
とはいえ大人のおとぎ話として楽しめる3時間でした。
☆☆☆
鑑賞日: 2015/04/15 Hulu
リンク
監督 | フランク・ダラボン |
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脚本 | フランク・ダラボン |
原作 | スティーヴン・キング |
出演 | トム・ハンクス |
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デイヴィッド・モース | |
ボニー・ハント | |
マイケル・クラーク・ダンカン | |
ジェームズ・クロムウェル | |
マイケル・ジェッター | |
サム・ロックウェル |