●こんなお話
台湾でアメリカ人の女性が韓国のヤクザによくわからない麻薬をお腹の中に埋められて運び屋させられそうになるけど、袋破れてお腹の中で麻薬取り込んだら何故かスーパーパワーを手に入れて人類の進化とはを発見する話。
●感想
冒頭から【2001年宇宙の旅】みたいな摩訶不思議なシーンで始まり不安な出だしでした。冒頭の主人公とアタッシュケースをヤクザに渡すだけでいいと仕事を依頼する男性との会話から見てて面白くないです。
そして案の定マズイ仕事だってんで拉致される主人公と同時にチーターの狩りのイメージ映像が挿入されたり、ところどころ不思議な感覚にさせてくれる映像でした。
無理やり運び屋にさせられてしまう主人公が謎の麻薬を体内に取り込んだら物を動かしたり人間を動かしたりしていきます。
それと同時にどこかの大学みたいなところでモーガン・フリーマン演じる博士が人間の脳は100%使ってなくて。とかいう説明が入りますが、これが全然リアリティなくてそれこそSFな話なので、話の構成としても主人公と博士の講義のカットバックというのは流れがブツブツで入り込めない展開でした。
人間の脳が解放されるとどうして超能力みたいなことだできるんだろう? 次世代コンピューターうんぬんとかって一体なんだったんだろう? とリュックベッソン監督が描こうとしている世界について行けなかったです。
モーガン・フリーマンも良い感じの事を言ってるだけで、何喋ってるのかわからないし。カタキ役のチェ・ミンシクも全然怖くないという。何故なら主人公無敵だから。超能力でボコボコにやられたのに、その後も普通に主人公に挑んでいく韓国のヤクザの執念はさすがでした。
そしてクライマックスの地球の歴史を見せられて、呆然とする90分でした。
☆
鑑賞日: 2014/08/31 TOHOシネマズ市川コルトンプラザ 2015/04/08 Blu-ray
監督 | リュック・ベッソン |
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脚本 | リュック・ベッソン |
出演 | スカーレット・ヨハンソン |
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モーガン・フリーマン | |
アナリー・ティプトン | |
チェ・ミンシク |
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