映画【暗黒街の対決】感想(ネタバレ)

Ankokugai no taiketsu
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●こんなお話

 汚職刑事として左遷されてきた主人公の刑事がその街で2つのヤクザが敵対してるってんで壊滅させちゃおうとする。そこには元ヤクザで妻をひき逃げで失った男やその犯人の妹なんかもいて…な話。

●感想

 喜八アクションは完成されていて編集のリズムが出だしから全開でヴィジュアルで面白いという。そこにやたらとダンスシーンが入ったり、殺し屋がいきなり歌い始めたりと無茶苦茶です。
 新興勢力のヤクザはスタイリッシュな雰囲気。対立する古参のヤクザは着流しにドスないかにもなヤクザ。この対比の対決が見もの。
 そして主役の三船敏郎さんのダンディさったらなです。ビシッとした黒髪にスーツにトレンチコートを羽織って汚職刑事としてあっちへこっちへ駆けまわります。

 ただ95分程度の映画で群像劇のようなスタイルなので、主人公や元ヤクザや兄のためにホステスになった女性などの背景があんまり描かれないのがイマイチでした。
 とはいえ、この当時の日本の風景を見てるだけで楽しくて車なんかめちゃカッコいいです。

 足を洗った元ヤクザが経営するバーに車で乗り付けてマシンガンで蜂の巣にしたりとギャング映画に西部劇と喜八アクションと三船さんのカッコよさを堪能できる映画でした。

☆☆☆

鑑賞日:2014/02/15 DVD

監督岡本喜八 
脚本関沢新一 
原作大藪春彦
出演三船敏郎 
鶴田浩二 
司葉子 
河津清三郎 
中丸忠雄 
堺左千夫 
牧野児郎 
岩本弘司 
田崎潤 
佐藤允 
平田昭彦 
中山豊 
天本英世 
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