映画【ゴジラ−0.0】感想(ネタバレ):怪獣プロレスと圧巻の破壊描写

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●こんなお話

 ギドラの襲撃に立ち向かい、ゴジラとの怪獣決戦に挑む話。

詳細ネタバレあらすじ

 前作から2年後の1949年。敷島浩一と典子は結婚し、戦災孤児の明子と3人で暮らしている。太田澄子は孤児院「青澄園」を運営しており、典子もそこで手伝いをしていた。

 その頃、空を飛ぶ巨大生物が出現し、各地を襲撃する。生物学者の村上寛治は、隕石の落下地点で鳥などを捕食する謎の生物を発見する。調査を進めると、その生物は捕食を繰り返しながら成長し、巨大化していた。村上は、キメラとヒドラを組み合わせて、この怪獣を「ギドラ」と名付ける。

 村上は野田健治が率いる大型災害対策事務局に加わり、ギドラの討伐計画に参加する。野田たちは米軍から提供された戦闘機を使用し、爆弾を投下する作戦を立てる。敷島も作戦に加わり、戦闘機による攻撃に参加する。

 最初の爆撃はギドラに通用せず、作戦は失敗する。そこで野田たちは、青山眞琴が立案した別の作戦に切り替える。気象予報官の青山は、接近する雷雲を利用してギドラに避雷針を打ち込み、落雷を集中させる計画を立てていた。

 敷島たちは戦闘機でギドラに接近し、作戦を実行する。ギドラに避雷針を打ち込むことに成功し、落雷が直撃する。しかし、ギドラは倒れず、3本の首を持つキングギドラへと変化する。キングギドラは反重力光線を放ち、建物や人間を空中へ浮かび上がらせる。浮き上がった建物や人間は地上へ落下し、各地に被害をもたらす。

 一方、海に沈んだはずのゴジラが再び出現する。米軍はゴジラを兵器として利用する計画を進めていた。野田たちはゴジラとキングギドラを戦わせ、両者を倒すための作戦を立案する。

 村上は、共鳴波を増幅する装置を使ってゴジラを呼び寄せる方法を提案する。そのために必要なのが、ゴジラ細胞によって生き延びた典子だった。敷島と典子は明子を連れて新潟へ向かうが、典子は被害に遭った人たちを見て作戦への協力を決める。明子を預けた後、敷島と典子はゴジラを呼び寄せる作戦に加わる。

 キングギドラは雷雲を追って移動していた。青山は雷雲の位置を予測し、ゴジラとキングギドラを銀座へ誘導する。銀座で2体が対峙し、ゴジラは放射熱線を、キングギドラは反重力光線を使って攻撃する。

 野田たちは電力を使ってキングギドラを誘い出し、液体窒素で凍結させる作戦を実行する。しかし、装置が故障してしまい、野田は現場へ向かい、キングギドラの周囲にガソリンを流す。敷島に爆撃を指示した野田は、その場から逃げ遅れて爆発に巻き込まれる。

 爆撃によってキングギドラの動きが弱まると、村上たちは共鳴波を使ってゴジラを目覚めさせる。キングギドラは切断された首を取り込み、ゴジラ細胞を取り込む。キングギドラが攻撃の準備を進める中、ゴジラは放射熱線を放ち、キングギドラを倒す。

 戦闘後、米軍はゴジラに対して大規模な爆撃を開始する。しかし、攻撃はすぐに中止される。米軍はゴジラを操る能力を持つ典子を確保する方針に切り替え、典子を兵器として利用しようとする。

 野田が用意していた計画に従い、敷島と典子は秋津清治たちが迎えに来た船「新生丸」で脱出して、明子と別れを告げようとするが、やっぱり見捨てられず、3人はバイクで逃走する。村上も脱出しようとするが米軍に連行される。

 ゴジラは海へ戻っておしまい。

●感想

 怪獣同士の戦闘は、ギドラの襲撃からキングギドラへの変化、そしてゴジラとの対決まで、次々と展開していきます。特に、ギドラへの爆撃が通用せず、雷を利用した作戦へ切り替わる場面は見どころでした。落雷を受けたギドラがキングギドラへと変化する流れも迫力があります。

 クライマックスでは、ゴジラを誘導してキングギドラと対決させる作戦が展開します。キングギドラがゴジラに食らいつき、ゴジラが腕をもぎ取るなど、怪獣同士の肉体を使った攻撃も容赦ありません。怪獣の体が損傷する描写も強烈で、怪獣プロレスとしての見せ場が続きます。Gギドラの誕生を含め、最後まで怪獣同士の戦闘を楽しめました。

 ギドラによる市街地の襲撃も印象に残りました。逃げ惑う人々が次々と襲われ、建物が破壊されていく描写には容赦がありません。怪獣映画でありながら、街の人々が襲われる場面にはホラー映画のような怖さもありました。広島の街並みを再現した場面も作り込まれており、当時の風景を見せる映像にも力が入っていました。

 一方、敷島と家族のやり取りは、あまり楽しめませんでした。妻や子どもを守ろうとする敷島が、家族との場面で何度も取り乱す展開は繰り返しに感じます。特に、出発するたびに描かれる「いってらっしゃい」のやり取りは、何度繰り返すのかと思ってしまいました。怪獣同士の戦闘が続く一方で、家族の場面になると話の進行が止まったように感じ、早く怪獣の場面に戻ってほしいと思うこともありました。

 また、現場の人々が次々と作戦を立て、必要な設備を短時間で建設していく展開も印象的でした。怪獣を迎え撃つために大勢の人々が動き、施設を整えて作戦を実行するまでの流れは、あまりにも手際がよく、思わず笑ってしまうほどです。作戦の準備から実行までをテンポよく見せる部分も楽しめました。

 家族ドラマには物足りなさが残りましたが、ギドラの襲撃からキングギドラの誕生、ゴジラとの決戦まで、怪獣バトルの見せ場は充実していました。怪獣の攻撃や破壊描写を正面から楽しめる作品でした。

☆☆☆

鑑賞日:2026/11/08 イオンシネマ座間

監督山崎貴 
脚本山崎貴 
出演神木隆之介 
浜辺美波 
田中泯 
吉岡秀隆 
山田裕貴 
佐々木蔵之介 
安藤サクラ 
田中美央 
國村隼 
長澤まさみ 
前原滉 
奥野瑛太 
井之脇海 
飯田基祐 
水橋研二 
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