●こんなお話
作家が近所で殺人事件が起きて刑事が聞き込みに来た刑事と付き合いながら犯人が近くにいるのかもいないのかもな話。
●感想
ケセラセラが流れるところから始まり、主人公と妹が英語のスラングについて語る朝。主人公が生徒にスラングを教えてもらうためにバーで待ち合わせをして、トイレに行ったら暗闇で腕にタトゥーだけ見える男性に女性が一緒にいる場面を目撃する。大学で講師の仕事をして帰宅すると家の前に刑事がいて主人公の家の近くの裏庭で死体が見つかったということで事情聴取を受ける。
後日、また刑事が主人公の元に相棒と一緒に現れて、主人公が目撃した女性が被害者だったらしいことが話されたり、刑事の相棒の態度に嫌悪感を覚えたり。刑事に飲みに誘われて妹にそれを相談したり。
刑事と飲んだ帰りに何者かに襲われる。刑事に電話をかけて関係を持つ。タトゥーの件からバーにいたのは刑事ではないかと考える主人公だけど、刑事はその場にいないと否定する。また殺人事件が起きたり、刑事と湖畔に行って拳銃の撃ち方を習ったり、刑事が既婚者で今も一緒に住んでるのをしって怒ったり。
主人公と昔関係を持って付きまとってくる男が勝手に家に入ってきたりするので怖い思いをして怪しいと考えたりしていきます。そして妹のところへ行ったら妹が殺されていて主人公ショック。
スラングを教えてくれた生徒が関係を求めてきて拒否して夜に刑事がやってきて刑事とは関係を持って刑事のズボンの中に主人公が夜に襲われたときに落としたチャームを見つけて刑事が犯人だと確信して逃げる主人公。
刑事の相棒と出会って彼に助けを求めるけど、案の定、相棒が豹変して主人公を殺そうとしてきて射殺する主人公。家で手錠かけられたままの刑事の元へ帰っていく。
猟奇殺人のサイコものとしても真犯人を見つけるサスペンスものとしても主人公の恋愛ものとしてもどれも中途半端で一体どういう気持ちで見ればいいのかわからなかったです。ストーカー的に出てくるケヴィン・ベーコンのキャラクターとか一体どういう役割だったのかわからなかったです。
刑事が怪しいのではないかというくだりとかも推理ものでは何万回も描かれきたもので何かあるのではないかと思っていたら定石どおりに展開していく面白さのなさでした。刑事は本当に主人公が落としたチャームを拾いに戻ったのなら、なぜ見つけたらすぐに主人公に返さなかったのだろうというただの怪しさ度をあげるためだけの行動をする人物でした。
主人公が刑事に惹かれる理由とか主人公の両親の回想がセピア色のスケート場というのもなかなかシュールな演出に戸惑う映画でした。
☆
鑑賞日:2022/07/10 Amazonプライム・ビデオ
監督 | ジェーン・カンピオン |
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脚本 | ジェーン・カンピオン |
スザンナ・ムーア | |
原作 | スザンナ・ムーア |
出演 | メグ・ライアン |
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マーク・ラファロ | |
ケヴィン・ベーコン | |
ジェニファー・ジェイソン・リー | |
ニック・デミッチ |