映画【日本海大海戦 海ゆかば】感想(ネタバレ)

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●こんなお話

 軍楽隊の主人公が戦艦三笠に配属されて、陸ではヒロインと涙の別れをする。そして猛訓練をしてロシアの無敵艦隊バルチック艦隊との決戦に挑む話。

●感想

 主人公とヒロインのやりとりがこれがなかなか退屈で、死んでほしくないと海軍を辞めるように説得するくだりが結構長いこと描かれたりして。一体これは何の映画なんだろう? と見てて戸惑います。
 東郷平八郎や秋山真之などの作戦なんかも描かれますが、字幕で説明されたり会議室などで喋るだけなので動きが少なくこれまた退屈でした。

 主人公は戦艦の中で軍隊の理不尽な人間関係にもまれて、最初は喧嘩とかばかりしてるけど。クライマックスではみんなが一丸となって戦いバンバンと味方が死んでいくのは熱いです。が、これまた特撮パートが確かに凄い迫力ではあるけど、日本海海戦の状況がどうなってるのかわからないため、気づいたら戦いが終わり。そのまま終了な印象でした。

 面白かったのは訓練の様子で、司令官からどうやって末端の兵隊まで伝わっていって。それぞれの持ち場でそれぞれが役割をこなしていくのかというのを見られるのは面白かったです。後は船上での生活なんかも見られて興味深かったです。
 軍楽隊という主人公が音楽を愛してるけど戦争で楽器を演奏できなくなり軍事訓練に励むという葛藤で面白くできそうでしたが、ちょっと残念な映画でした。

☆☆

鑑賞日:2013/08/25 DVD

監督舛田利雄 
特撮監督中野昭慶 
脚本笠原和夫 
出演三船敏郎 
沖田浩之 
三原順子 
宅麻伸 
坂井徹 
伊東四朗 
佐藤浩市 
高月忠 
横内正 
伊豆肇 
稲葉義男 
早川雄三 
近藤洋介 
ガッツ石松 
丹波哲郎 
浜田寅彦 
二宮さよ子 
伊藤敏孝 
永島暎子 
谷村昌彦 
石井富子 
平幹二朗 
仲代達矢 
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