●こんなお話
時空の乱れで怪獣が次々に出現して、野原家が正義のヒーローに変身して怪獣と戦う話。
●感想
90分程度の映画で60分以上が野原家が繰り返し怪獣と戦うシーンの繰り返しで退屈でした。おそらくそこの昔の怪獣映画やヒーローもののオマージュやパロディなんでしょうが、それがわからないと似たようなシーンの繰り返しでいかんせん飽きてしまいました。しかも映画のほとんどがそのシーン。
しんちゃんの両親がヒーローとしての活躍に没頭してしまい日常を忘れてしまう。しんちゃんがおかしくなった両親を取り戻すといういつもの流れになるのが遅すぎでした。掃除洗濯などの日常を忘れてしまって怪獣退治に熱中してしまうという何かしらのメッセージみたいなものを描くのかと思いきや、それもなかったのが痛かったです。
3分間で倒さないといけないというカセがクライマックスでは全く忘れられてしまうのも残念でした。
野原家にやってくるミライマンというキャラクターの声が村井国夫さんがよかったですが、ミライマン自体としてのキャラクターは面白味に欠けました。
正義の心とは何か? ヒーローと何か? みたいなことが描かれますが、しんちゃん自体、野原家自体がヒーローなので、わざわざヒーローを主役にした意味というのが感じられなかった映画で残念でした。
☆☆
鑑賞日:2014/06/26 DVD
リンク
監督 | ムトウユージ |
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脚本 | ムトウユージ |
きむらひでふみ | |
原作 | 臼井儀人 |
出演(声) | 矢島晶子 |
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ならはしみき | |
藤原啓治 | |
こおろぎさとみ | |
真柴摩利 | |
村井国夫 | |
玄田哲章 |