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	<title>ら行 | 梅桃電影記</title>
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	<title>ら行 | 梅桃電影記</title>
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		<title>映画【レザーフェイス－悪魔のいけにえ】感想(ネタバレ)</title>
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		<pubDate>Fri, 03 Jul 2026 23:00:00 +0000</pubDate>
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					<description><![CDATA[目次 ●こんなお話●感想☆☆☆ ●こんなお話 　レザーフェイス誕生の秘密みたいな話。&#160; ●感想 　1955年、テキサス州の田舎町。ソーヤー家では幼いジェドに対して家族が殺人を強要する。家族は食卓を囲みながら平然 [&#8230;]]]></description>
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    <div class="toc-content">
    <ol class="toc-list open"><li><a href="#toc1" tabindex="0">●こんなお話</a></li><li><a href="#toc2" tabindex="0">●感想</a></li><li><a href="#toc3" tabindex="0">☆☆☆</a></li></ol>
    </div>
  </div>

<h2 class="wp-block-heading"><span id="toc1">●こんなお話</span></h2>



<p class="wp-block-paragraph"> 　レザーフェイス誕生の秘密みたいな話。&nbsp;</p>



<h2 class="wp-block-heading"><span id="toc2">●感想</span></h2>



<span id="more-665"></span>



<p class="wp-block-paragraph">　1955年、テキサス州の田舎町。ソーヤー家では幼いジェドに対して家族が殺人を強要する。家族は食卓を囲みながら平然としている。車で捕まった若い娘ベティが拘束される。ベティを家族で殺害。その事件をきっかけにベティの父親である保安官ハートマンはソーヤー家への激しい憎悪を抱くことになる。ジェドは精神異常児として隔離施設グローマー精神病院へ送られ、家族と引き離される。</p>



<p class="wp-block-paragraph">　数年後、病院には若い看護師リジーが赴任する。施設には危険な患者たちが収容されており、荒れ果てた空気が漂っている。そんな中、患者のクラリスが職員を人質に取って暴動を起こし、施設内は混乱状態となる。混乱に乗じて複数の患者が脱走し、ジェドもまた巻き込まれる形で外へ逃げ出す。</p>



<p class="wp-block-paragraph">　逃亡したのはジェド、粗暴で暴力的なバド、女好きで軽薄なジャクソン、精神が不安定なクラリス、そして人質となったリジーだった。ハートマンは彼らを追跡し、逃亡者たちは車を奪いながらテキサスの荒野を移動していく。行く先々で狂気はエスカレートし、ダイナーへ立ち寄ったバドとクラリスは店員たちを惨殺。リジーは隙を見て逃げようとするが、常に監視され続ける。</p>



<p class="wp-block-paragraph">　逃亡の途中、ジャクソンだけは比較的まともな人物として描かれ、リジーを助けようとする姿勢を見せる。リジーも彼に心を許し始めるが、その一方でハートマンは法を無視した執拗な追跡を続ける。彼はジェドへの復讐に取り憑かれ、部下たちの制止にも耳を貸さなくなっていく。</p>



<p class="wp-block-paragraph">　やがてクラリスはハートマンに捕まり射殺され、バドもジェドに襲われて命を落とす。そのジェドも保安官に撃たれる。</p>



<p class="wp-block-paragraph">　リジーはジャクソンとともに逃亡を試みるが、ジャクソンはハートマンに顔を撃たれてしまう。さらにハートマンはソーヤー家と対峙するものの、逆に拘束されてしまう。そこで明かされるのは、顔を撃たれて重傷を負ったジャクソンこそが本当のジェド・ソーヤーだったという事実だった。</p>



<p class="wp-block-paragraph">　そしてチェーンソーを手にしたジェドは、逃げようとするハートマンを惨殺。完全に“レザーフェイス”へと変貌する。リジーは隙を見て逃げ出そうとするが、最後はジェドに追いつかれ命を奪われる。若きレザーフェイス誕生の惨劇を描きながら物語はおしまい。</p>



<hr class="wp-block-separator has-alpha-channel-opacity"/>



<p class="wp-block-paragraph">　人気キャラクターであるレザーフェイスが、どのように誕生したのかを描こうとした作品であり、その正体を「逃亡した誰なのか」というサスペンス形式で引っ張る構成は面白かったです。暴力的な患者たちに囲まれた人質の逃亡劇としても機能していて、どこへ行っても狂気が付きまとい、いつ誰が殺されるかわからない不穏さが続く点は緊張感がありました。</p>



<p class="wp-block-paragraph">　さらに、復讐に燃える保安官ハートマンが執拗に追跡してくることで、単なるスラッシャー映画ではなく、逃走劇としての色合いも強くなっていました。狂人たちの暴走に加え、保安官側も徐々に正気を失っていく構図は悪くなく、人間全員が壊れていくような空気はシリーズらしさがあります。</p>



<p class="wp-block-paragraph">　ただ、スプラッタ映画として観ると、バイオレンス描写はやや控えめで、ビジュアル的なインパクトは物足りませんでした。チェーンソーを使った見せ場も終盤まで少なく、シリーズに期待する血みどろの迫力を求めると肩透かしを受けます。</p>



<p class="wp-block-paragraph">　また、肝心の「レザーフェイス誕生」の描き方も、個人的にはあまり納得できませんでした。誰がレザーフェイスになるのかというミステリー自体は成立しているものの、真相が明かされた瞬間のキャラクター変化が急激すぎて、「そんな理由で完全に壊れてしまうのか」と戸惑ってしまいます。積み重ねよりもショック演出を優先したように感じられ、人物描写に深みを感じにくかったです。</p>



<p class="wp-block-paragraph">　さらに、スティーヴン・ドーフ演じる保安官との対決も、もっと熱い攻防になるかと思いきや、結局は無策のまま突っ込んで返り討ちに遭う流れで、知略戦のような盛り上がりはありませんでした。「このファミリーは集団で襲ってくる」と理解していながら普通に捕まってしまう展開には、思わず拍子抜けしてしまいます。</p>



<p class="wp-block-paragraph">　近年のスプラッタ映画やリブート作品の中でも、独自の強烈さを打ち出すには至らず、シリーズファン向けの前日譚として楽しむ作品という印象でした。ただ、荒涼としたテキサスの風景や、終始まとわりつく不快感の演出には独特の味があり、狂気に満ちたロードムービーとして観ると面白い部分もある作品でした。</p>



<h2 class="wp-block-heading"><span id="toc3">☆☆☆</span></h2>



<p class="wp-block-paragraph">鑑賞日: 2018/07/13 キネカ大森　2026/05/09 U-NEXT</p>



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<figure class="wp-block-table"><table><tbody><tr><th>監督</th><td>ジュリアン・モーリー&nbsp;</td></tr><tr><th></th><td>アレクサンドル・バスティロ&nbsp;</td></tr><tr><th>脚本</th><td>セス・M・シャーウッド&nbsp;</td></tr><tr><th>製作総指揮</th><td>トビー・フーパー&nbsp;</td></tr></tbody></table></figure>



<figure class="wp-block-table"><table><tbody><tr><th>出演</th><td>フィン・ジョーンズ&nbsp;</td></tr><tr><th></th><td>スティーヴン・ドーフ&nbsp;</td></tr><tr><th></th><td>リリ・テイラー&nbsp;</td></tr><tr><th></th><td>ヴァネッサ・グラッセ&nbsp;</td></tr><tr><th></th><td>サム・ストライク&nbsp;</td></tr></tbody></table></figure>
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		<title>映画【レッド・ブレイド】感想(ネタバレ):少女忍者の成長と異世界修行を描く忍者アクション映画</title>
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		<dc:creator><![CDATA[jb]]></dc:creator>
		<pubDate>Tue, 09 Jun 2026 23:00:00 +0000</pubDate>
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					<description><![CDATA[目次 ●こんなお話●感想☆☆ ●こんなお話 　いじめられっ子の主人公が絵本の中に入って忍者として生きがいを見つけていく話。 ●感想 　忍者・才蔵による忍者アクションが展開され、敵を斬り倒すたびに赤や青の粉が舞い上がる。激 [&#8230;]]]></description>
										<content:encoded><![CDATA[

  <div id="toc" class="toc tnt-number toc-center tnt-number border-element"><input type="checkbox" class="toc-checkbox" id="toc-checkbox-4" checked><label class="toc-title" for="toc-checkbox-4">目次</label>
    <div class="toc-content">
    <ol class="toc-list open"><li><a href="#toc1" tabindex="0">●こんなお話</a></li><li><a href="#toc2" tabindex="0">●感想</a></li><li><a href="#toc3" tabindex="0">☆☆</a></li></ol>
    </div>
  </div>

<h2 class="wp-block-heading"><span id="toc1">●こんなお話</span></h2>



<p class="wp-block-paragraph">　いじめられっ子の主人公が絵本の中に入って忍者として生きがいを見つけていく話。</p>



<h2 class="wp-block-heading"><span id="toc2">●感想</span></h2>



<span id="more-18704"></span>



<p class="wp-block-paragraph">　忍者・才蔵による忍者アクションが展開され、敵を斬り倒すたびに赤や青の粉が舞い上がる。激しい殺陣と派手なビジュアルで始まる導入となっていて、一気に忍者映画の世界へ引き込もうとする勢いがある。</p>



<p class="wp-block-paragraph">　主人公の女子高生マコは、学校でも家庭でも居場所を見つけられずに生きていた。学校では同級生から嫌がらせを受け、陸上部でも顧問から厳しく叱責され続ける。さらに父親がトラブルを抱えて警察沙汰となったことで、周囲から冷たい目を向けられ、クラスメイトからも父親の件をからかわれてしまう。家に帰っても両親の関係は険悪で、母親も情緒不安定になっており、マコにとって現実世界は息苦しい場所になっていた。</p>



<p class="wp-block-paragraph">　そんな中、マコが唯一安心できる場所が学校の図書室だった。そこで彼女は忍者を題材にした児童書『雷風刃』を読み続けている。</p>



<p class="wp-block-paragraph">　ある日、マコは図書室で不思議な現象に巻き込まれ、そのまま絵本の世界へ入り込む。目を覚ますと、そこは戦乱の続く忍者の世界だった。マコの前に現れたのは伝説の忍者・才蔵であり、マコの忍者修行が始まっていく。</p>



<p class="wp-block-paragraph">　マコは最初、刀すらまともに扱えず。しかし才蔵や仲間たちは容赦なく訓練を課していく。走り続け、木々を飛び回り、刀を何度も振り続ける日々が続く。途中では池谷幸雄さん演じるキャラクターが突然現れて特訓を担当するなど、かなり独特な展開も挟まれる。</p>



<p class="wp-block-paragraph">　一方その頃、現実世界では絵本の悪役である原田勘助が出現して暴れ始める。暴力的で残忍な原田は現代社会でも容赦なく人々を襲撃し、マコの父親まで拉致してしまう。</p>



<p class="wp-block-paragraph">　マコは忍者として成長しながら任務にも参加するようになり、敵地への潜入や戦闘を経験していく。現実では何もできなかった少女が、自分の意思で戦う力を身につけていく流れになっている。仲間であるヒロやユウも彼女を支えながら戦い続ける。</p>



<p class="wp-block-paragraph">　やがてマコは現実世界へ戻り、父親を救うため原田のアジトへ向かう。そこで原田の部下たちとの戦いが繰り広げられ、マコは忍者として鍛えた力で敵を倒していく。そして最後には原田との直接対決となる。</p>



<p class="wp-block-paragraph">　しかし原田の戦闘能力は圧倒的で、マコは追い詰められてしまう。原田は余裕を見せながらマコを嘲笑し、部下たちも彼女を取り囲む。だがマコは事前に爆弾を仕掛けていた。原田から「卑怯だぞ」と怒鳴られると、マコは「それが忍びだ」と返答。その直後、爆発によって原田たちは吹き飛ばされ、戦いは決着しておしまい。</p>



<hr class="wp-block-separator has-alpha-channel-opacity"/>



<p class="wp-block-paragraph">　冒頭の坂口拓さんによる殺陣シーンはかなり楽しかったです。敵が斬られるたびに赤や青の粉を吹き出して倒れていく演出は意味不明なのに妙にクセになり、勢いが最初から全開でした。あの色粉演出だけでもかなり印象に残ります。</p>



<p class="wp-block-paragraph">　現代パートでは、主人公マコが学校にも家庭にも居場所を見つけられず苦しんでいて、父親のトラブルを理由に周囲から責められ、顧問教師からも怒鳴られ続けるなど、とにかく閉塞感の強い状況が続きます。「こんな世界嫌だ」と感じている彼女が絵本の世界へ逃げ込むという構図になっていますが、高校生が児童書へ強く執着している設定には少し入り込みづらさがありました。小説ではなく絵本である意味が、物語全体とそこまで深く結びついていない印象です。　</p>



<p class="wp-block-paragraph">　忍者世界へ入ってからは修行シーンが続きますが、盛り上がるタイプの特訓ではなく、かなり淡々としているのも特徴的でした。普通なら「強くなっていく快感」が出そうな場面なのですが、本作では唐突に池谷幸雄さんが出てきたり、修行描写が短く繋がれていくため、不思議なテンポ感になっています。</p>



<p class="wp-block-paragraph">　また、絵本の物語そのものが観客へ十分共有されないまま進行するため、「絵本世界での成長が現実世界の問題へどう繋がるのか」という部分が少し見えづらかったです。現実と異世界がリンクしていく面白さをもっと強く押し出せば、かなり印象も変わった気がしました。</p>



<p class="wp-block-paragraph">　お母さんの精神状態もかなり不安定で、家族描写は終始かなり重めです。そのため青春ファンタジーというより、閉塞感の強い世界から忍者世界へ逃避する物語として見たほうがしっくりくる作品でした。</p>



<p class="wp-block-paragraph">　アクション面では、敵役の岩永ジョーイさんの動きは非常にかっこよかったです。スピード感もあり、身体能力の高さはかなり伝わってきました。ただ、その動きを見せるカメラワークと編集が激しく動きすぎていて、何をしているのか把握しづらい場面が多かったです。せっかく動ける役者さんが揃っているのに、カット割りが細かすぎてアクションの流れが見えにくく、そこはかなりもったいなく感じました。</p>



<p class="wp-block-paragraph">　全体としては、いじめられっ子の少女が忍者世界で戦うという設定自体は面白いのですが、ドラマ面もアクション面ももう少し整理されていれば、さらに感情移入できた気がします。とはいえ、忍者映画らしい勢いや独特の空気感は強く、坂口拓さんの存在感を楽しむ作品としては十分印象に残る一本でした。</p>



<h2 class="wp-block-heading"><span id="toc3">☆☆</span></h2>



<p class="wp-block-paragraph">鑑賞日:2020/09/20　Amazonプライム・ビデオ　2026/05/22 U-NEXT</p>



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<figure class="wp-block-table"><table><tbody><tr><th>監督</th><td>石原貴洋&nbsp;</td></tr><tr><th>総合演出</th><td>坂口拓&nbsp;</td></tr><tr><th>脚本</th><td>龍一朗&nbsp;</td></tr><tr><th>原案</th><td>園子温&nbsp;</td></tr></tbody></table></figure>



<figure class="wp-block-table"><table><tbody><tr><th>出演</th><td>小倉優香&nbsp;</td></tr><tr><th></th><td>搗宮姫奈&nbsp;</td></tr><tr><th></th><td>花影香音&nbsp;</td></tr><tr><th></th><td>岩永ジョーイ&nbsp;</td></tr><tr><th></th><td>美音咲月&nbsp;</td></tr><tr><th></th><td>徳江かな&nbsp;</td></tr><tr><th></th><td>咲村良子&nbsp;</td></tr><tr><th></th><td>榊英雄&nbsp;</td></tr><tr><th></th><td>坂口拓</td></tr></tbody></table></figure>
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		<title>映画【リターン・トゥ・サイレントヒル】感想(ネタバレ):霧の町で罪と対峙する恐怖映画体験</title>
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		<pubDate>Mon, 08 Jun 2026 23:00:00 +0000</pubDate>
				<category><![CDATA[Amazonプライム]]></category>
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		<category><![CDATA[洋画]]></category>
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					<description><![CDATA[目次 ●こんなお話●感想☆☆ ●こんなお話 　恋人を探しにサイレントヒルに来た主人公が自分の精神世界を見つめ直す話。 ●感想 　画家として暮らしていたジェイムス・サンダーランドは、恋人メアリーを失ってから人生が崩れ始めて [&#8230;]]]></description>
										<content:encoded><![CDATA[

  <div id="toc" class="toc tnt-number toc-center tnt-number border-element"><input type="checkbox" class="toc-checkbox" id="toc-checkbox-6" checked><label class="toc-title" for="toc-checkbox-6">目次</label>
    <div class="toc-content">
    <ol class="toc-list open"><li><a href="#toc1" tabindex="0">●こんなお話</a></li><li><a href="#toc2" tabindex="0">●感想</a></li><li><a href="#toc3" tabindex="0">☆☆</a></li></ol>
    </div>
  </div>

<h2 class="wp-block-heading"><span id="toc1">●こんなお話</span></h2>



<p class="wp-block-paragraph">　恋人を探しにサイレントヒルに来た主人公が自分の精神世界を見つめ直す話。</p>



<h2 class="wp-block-heading"><span id="toc2">●感想</span></h2>



<span id="more-48725"></span>



<p class="wp-block-paragraph">　画家として暮らしていたジェイムス・サンダーランドは、恋人メアリーを失ってから人生が崩れ始めていた。酒に溺れ、精神も不安定になり、セラピストの診察を受けながら空虚な毎日を過ごしている。そんなある日、亡くなったはずのメアリーから手紙が届く。そこには「私たちの特別な場所、サイレントヒルで待っている」と書かれていた。</p>



<p class="wp-block-paragraph">　ジェイムスは混乱しながらも、かつてメアリーと訪れた思い出の町サイレントヒルへ向かう。車を走らせる途中、彼はメアリーとの過去を断片的に思い返していく。湖畔の観光地だったサイレントヒルは、今では濃霧に覆われた廃墟の町へ変わり果てていた。道路には人影がなく、建物は崩れ、街全体が死んだように静まり返っている。</p>



<p class="wp-block-paragraph">　ジェイムスは霧に包まれた街を歩き回りながら、メアリーの痕跡を探し始める。しかし町には異形の怪物たちが徘徊していた。身体をくねらせながら酸を吐くクリーチャー、異様な動きで迫ってくるナース型の怪物、大量の虫のような存在、そして三角頭の巨大な怪物“ピラミッドヘッド”が現れ、ジェイムスへ執拗に襲いかかる。</p>



<p class="wp-block-paragraph">　ジェイムスは荒れ果てたアパートや病院、地下通路を探索しながら逃げ回る。町は突如として鉄と錆に覆われた異世界へ変貌し、サイレンの音と共に空間そのものが悪夢のような姿へ変わっていく。壁は赤黒く腐食し、床には血のような液体が広がり、現実と幻覚の境界が曖昧になっていく。</p>



<p class="wp-block-paragraph">　探索を続ける中で、ジェイムスはローラという少女に出会う。ローラはジェイムスをからかうような態度を取りながらも、メアリーの名前を知っていた。彼女はジェイムスを信用しておらず、たびたび姿を消しては再び現れる。また、エディという青年とも遭遇する。エディは精神的に追い詰められており、自分を嘲笑する人間への憎悪を募らせていた。</p>



<p class="wp-block-paragraph">　やがてジェイムスは、メアリーに酷似した女性マリアと出会う。金髪で派手な服装をしたマリアは、性格こそ異なるものの顔も声もメアリーにそっくりだった。マリアはジェイムスへ積極的に近づき、二人で行動を共にするようになる。</p>



<p class="wp-block-paragraph">　しかし、怪物たちの襲撃によってマリアは重傷を負う。そして現実の存在なのかジェイムスの幻覚なのか判別できない状態になっていく。</p>



<p class="wp-block-paragraph">　ジェイムスは病院やホテルなど、メアリーとの思い出の場所を巡るうち、自分の記憶そのものが歪んでいることに気づき始める。町に現れる怪物たちは単なる化け物ではなく、自分自身の罪悪感や恐怖が具現化した存在であることが示唆されていく。</p>



<p class="wp-block-paragraph">　終盤、ジェイムスはホテルで映像記録を発見し、ついに真実を思い出す。メアリーは病気で衰弱していたが、実際にはジェイムス自身が彼女を手にかけていた。長い闘病生活への疲弊と絶望の果てに、ジェイムスは病床のメアリーを殺害していたのである。</p>



<p class="wp-block-paragraph">　ジェイムスはその罪から逃れるため、無意識に記憶を改ざんし、「メアリーは失踪した」という偽りの記憶を作り上げていた。ピラミッドヘッドは、そんなジェイムスの処罰願望や自己嫌悪を象徴する存在として描かれる。マリアもまた、病気で衰弱する前の理想的なメアリー像や、ジェイムスの欲望から生まれた存在だったことが暗示される。</p>



<p class="wp-block-paragraph">　真実を知ったジェイムスは、自らの罪と向き合うことになる。町の景色はさらに崩壊し、現実と幻想が混ざり合っていく中、ジェイムスはメアリーとの思い出へ回帰するような感覚に包まれていっておしまい。</p>



<hr class="wp-block-separator has-alpha-channel-opacity"/>



<p class="wp-block-paragraph">　クリーチャーデザインの気持ち悪さはかなり印象的でした。酸を吐きながら身体をくねらせる怪物や、不自然な動きで近づいてくるナース、クモのような異形の怪物、小型の虫のような存在など、どれも生理的嫌悪感を刺激するデザインになっていて、ビジュアル面はかなり楽しめました。特にピラミッドヘッドの圧倒的な存在感は強烈で、重たい足音を響かせながら霧の中から現れるだけで空気が張り詰める感じがありました。</p>



<p class="wp-block-paragraph">　映像の雰囲気づくりもかなり凝っていて、霧に覆われた街並みや、サイレンと共に鉄と錆に侵食される異世界への変化はシリーズらしい魅力がしっかり出ていました。壁が脈打つように変形したり、暗闇の中から怪物が浮かび上がったりする演出も不気味でした。</p>



<p class="wp-block-paragraph">　ただ、物語としては後半に進むほど精神世界や幻想描写の比重が大きくなり、興味を持続させるのが難しく感じる部分もありました。ジェイムスが町をさまよいながら回想へ入り込み、現実なのか幻覚なのかわからないシーンが続くため、途中から「結局これは何の話なのか」が曖昧になっていく感覚があります。</p>



<p class="wp-block-paragraph">　サイレントヒルという町自体も、罪悪感や精神世界を象徴する空間として描かれているのは理解できるのですが、映画単体で見ると説明が少なく、設定を知らないとかなり置いていかれる印象もありました。怪物たちがジェイムスの内面を象徴しているという構造も、わかる人には面白いと思うのですが、ドラマとしての求心力にはやや欠けていた気がします。</p>



<p class="wp-block-paragraph">　また、マリアやローラ、エディなどキャラクターが登場するものの、映画ではやや駆け足気味で、それぞれの感情や背景が深く掘り下げられる前に場面が進んでしまう印象もありました。特に後半は幻想的な映像が続くため、感情移入よりも雰囲気重視の作品になっていたと思います。</p>



<p class="wp-block-paragraph">　とはいえ、サイレントヒル独特の不気味な世界観や、クリーチャーたちのビジュアルを大画面で味わえるのは魅力的でした。霧に包まれた廃墟の街を延々と歩き回る感覚や、どこへ逃げても悪夢が続くような閉塞感はしっかり再現されていて、シリーズファンなら映像面だけでも楽しめる作品だったと思います。</p>



<h2 class="wp-block-heading"><span id="toc3">☆☆</span></h2>



<p class="wp-block-paragraph">鑑賞日:2026/05/19 Amazonプライム・ビデオ</p>



<figure class="wp-block-table"><table><tbody><tr><th class="has-text-align-left" data-align="left">監督</th><td class="has-text-align-left" data-align="left">クリストフ・ガンズ</td></tr><tr><th class="has-text-align-left" data-align="left">脚本</th><td class="has-text-align-left" data-align="left">クリストフ・ガンズ</td></tr><tr><th class="has-text-align-left" data-align="left"></th><td class="has-text-align-left" data-align="left">サンドラ・ヴォ=アン</td></tr><tr><th class="has-text-align-left" data-align="left"></th><td class="has-text-align-left" data-align="left">ウィリアム・ジョセフ・シュナイダー</td></tr></tbody></table></figure>



<figure class="wp-block-table"><table><tbody><tr><th class="has-text-align-left" data-align="left">出演</th><td class="has-text-align-left" data-align="left">ジェレミー・アーヴァイン</td></tr><tr><th class="has-text-align-left" data-align="left"></th><td class="has-text-align-left" data-align="left">ハナー・エミリー・アンダーソン</td></tr><tr><th class="has-text-align-left" data-align="left"></th><td class="has-text-align-left" data-align="left">ロバート・ストレンジ</td></tr><tr><th class="has-text-align-left" data-align="left"></th><td class="has-text-align-left" data-align="left">イーヴィー・テンプルトン</td></tr><tr><th class="has-text-align-left" data-align="left"></th><td class="has-text-align-left" data-align="left">イヴ・マックリン</td></tr></tbody></table></figure>
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		<title>映画【レプティリア】感想(ネタバレ):湖で若者たちを襲う巨大ワニの恐怖。</title>
		<link>https://umemomoliwu.com/crocodile</link>
		
		<dc:creator><![CDATA[jb]]></dc:creator>
		<pubDate>Fri, 24 Apr 2026 23:00:00 +0000</pubDate>
				<category><![CDATA[U-NEXT]]></category>
		<category><![CDATA[☆☆]]></category>
		<category><![CDATA[ら行]]></category>
		<category><![CDATA[パニック]]></category>
		<category><![CDATA[洋画]]></category>
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					<description><![CDATA[目次 ●こんなお話●感想☆☆ ●こんなお話 　ワニに襲われる若者たちの話。 ●感想 　アメリカ南部の湖に若者たちのグループが集まり、ボートに乗って酒を飲みながら騒ぐバカンスが始まる。彼らは周囲に人気がないことをいいことに [&#8230;]]]></description>
										<content:encoded><![CDATA[

  <div id="toc" class="toc tnt-number toc-center tnt-number border-element"><input type="checkbox" class="toc-checkbox" id="toc-checkbox-8" checked><label class="toc-title" for="toc-checkbox-8">目次</label>
    <div class="toc-content">
    <ol class="toc-list open"><li><a href="#toc1" tabindex="0">●こんなお話</a></li><li><a href="#toc2" tabindex="0">●感想</a></li><li><a href="#toc3" tabindex="0">☆☆</a></li></ol>
    </div>
  </div>

<h2 class="wp-block-heading"><span id="toc1">●こんなお話</span></h2>



<p class="wp-block-paragraph">　ワニに襲われる若者たちの話。</p>



<h2 class="wp-block-heading"><span id="toc2">●感想</span></h2>



<span id="more-48542"></span>



<p class="wp-block-paragraph">　アメリカ南部の湖に若者たちのグループが集まり、ボートに乗って酒を飲みながら騒ぐバカンスが始まる。彼らは周囲に人気がないことをいいことに湖を自由に移動し、無警戒なまま時間を過ごしていく。</p>



<p class="wp-block-paragraph">　同じ頃、湖の近くでは中年の男が大きな卵を発見し、何の卵か分からないままその場で踏み潰してしまう。</p>



<p class="wp-block-paragraph">　やがて若者たちの一人が水中に引きずり込まれて突然姿を消すが、仲間たちは事故だと考え深刻に受け止めないまま夜を迎える。その間にボートは流され、気づけば見知らぬ場所へ漂着している。</p>



<p class="wp-block-paragraph">　翌日、湖面の異様な揺れや巨大な影を目撃したことで、彼らはようやく水中に巨大な生物がいると気づき、慌てて逃げ出す。岸に上がって移動を続けた一行はガソリンスタンドに避難するが、そこにもクロコダイルが現れ、建物の外から襲撃してくる。逃げ遅れた女性が噛まれ、さらに車で脱出しようとした男性は事故によってトラックが爆発し死亡する。</p>



<p class="wp-block-paragraph">　混乱の中で仲間が次々と命を落とし、生き残った数人は必死に状況を整理する。その過程で、仲間の一人が湖から卵を持ち帰っていたことが判明し、その卵がリュックの中に残されていたことを知る。巨大ワニが執拗に追ってくる理由がこの卵にあると考えた彼らは、それを囮として利用する作戦を立てる。</p>



<p class="wp-block-paragraph">　終盤ではクロコダイルとの直接対決となり、生存者の一人が目の前で丸呑みにされるなど、最後まで容赦のない襲撃が続く。残された主人公は卵を湖へ返すという選択を取り、それによってクロコダイルは執着を失い、水中へと戻って。湖は再び静けさを取り戻しておしまい。</p>



<hr class="wp-block-separator has-alpha-channel-opacity"/>



<p class="wp-block-paragraph">　低予算作品らしい映像表現が目立ち、特にクロコダイルの描写には独特の質感がありました。CGによる演出は時代を感じさせる部分もありますが、逆に作品全体の雰囲気として印象に残ります。</p>



<p class="wp-block-paragraph">　登場人物が多く、序盤はそれぞれの関係性やキャラクターの整理に少し時間がかかりました。誰がどの役割なのかを把握する前に展開が進むため、群像劇としての見せ方にはやや独特な印象があります。</p>



<p class="wp-block-paragraph">　途中で現れるハンターの存在や行動も特徴的で、復讐心から単独で立ち向かう流れは緊張感と同時に意外性も感じさせます。結果としてあっさりと退場してしまう展開は、この作品特有のテンポを象徴しているように思えました。</p>



<p class="wp-block-paragraph">　クライマックスで卵を返すことで事態が収束する構成は、単純な怪物退治とは異なる方向性を提示しており、原因と結果がつながる終わり方として印象に残ります。</p>



<p class="wp-block-paragraph">　全体としては、巨大生物パニックとサバイバルを軸にしながらも、状況の積み重ねで物語が進んでいくタイプの作品で、独特のテンポや演出を楽しむ視点で鑑賞すると印象が変わってくると感じました。</p>



<h2 class="wp-block-heading"><span id="toc3">☆☆</span></h2>



<p class="wp-block-paragraph">鑑賞日:2025/04/09 U-NEXT</p>



<figure class="wp-block-table"><table><tbody><tr><th class="has-text-align-left" data-align="left">監督</th><td class="has-text-align-left" data-align="left">トビー・フーパー</td></tr><tr><th class="has-text-align-left" data-align="left">脚本</th><td class="has-text-align-left" data-align="left">アダム・ギーラッシュ</td></tr><tr><th class="has-text-align-left" data-align="left"></th><td class="has-text-align-left" data-align="left">ジェイス・アンダーソン</td></tr><tr><th class="has-text-align-left" data-align="left"></th><td class="has-text-align-left" data-align="left">マイケル・D・ウェイス</td></tr></tbody></table></figure>



<figure class="wp-block-table"><table><tbody><tr><th class="has-text-align-left" data-align="left">出演</th><td class="has-text-align-left" data-align="left">マーク・マクロウクリン</td></tr><tr><th class="has-text-align-left" data-align="left"></th><td class="has-text-align-left" data-align="left">ケイトリン・マーティン</td></tr><tr><th class="has-text-align-left" data-align="left"></th><td class="has-text-align-left" data-align="left">クリス・ソラリ</td></tr><tr><th class="has-text-align-left" data-align="left"></th><td class="has-text-align-left" data-align="left">ドウグ・レイザー</td></tr></tbody></table></figure>
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		<title>映画【レンタル・ファミリー】感想(ネタバレ):東京で出会う疑似家族の物語</title>
		<link>https://umemomoliwu.com/rental-family</link>
		
		<dc:creator><![CDATA[jb]]></dc:creator>
		<pubDate>Sun, 01 Mar 2026 23:00:00 +0000</pubDate>
				<category><![CDATA[☆☆☆]]></category>
		<category><![CDATA[ら行]]></category>
		<category><![CDATA[ヒューマンドラマ]]></category>
		<category><![CDATA[劇場]]></category>
		<category><![CDATA[洋画]]></category>
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					<description><![CDATA[目次 ●こんなお話●感想☆☆☆ ●こんなお話 　アメリカ人俳優が日本で頑張ってるうちにレンタル・ファミリー会社で働くことになる話。 ●感想 　アメリカ人俳優フィリップは、東京でオーディションを受けながら細々と生活している [&#8230;]]]></description>
										<content:encoded><![CDATA[

  <div id="toc" class="toc tnt-number toc-center tnt-number border-element"><input type="checkbox" class="toc-checkbox" id="toc-checkbox-10" checked><label class="toc-title" for="toc-checkbox-10">目次</label>
    <div class="toc-content">
    <ol class="toc-list open"><li><a href="#toc1" tabindex="0">●こんなお話</a></li><li><a href="#toc2" tabindex="0">●感想</a></li><li><a href="#toc3" tabindex="0">☆☆☆</a></li></ol>
    </div>
  </div>

<h2 class="wp-block-heading"><span id="toc1">●こんなお話</span></h2>



<p class="wp-block-paragraph">　アメリカ人俳優が日本で頑張ってるうちにレンタル・ファミリー会社で働くことになる話。</p>



<h2 class="wp-block-heading"><span id="toc2">●感想</span></h2>



<span id="more-48403"></span>



<p class="wp-block-paragraph">　アメリカ人俳優フィリップは、東京でオーディションを受けながら細々と生活している。かつて歯磨き粉のコマーシャルで一時的な注目を集めたが、その後は大きな仕事に恵まれず、貯金も底をつきかけている。将来の展望を描けないまま、日雇いの仕事を転々としている。</p>



<p class="wp-block-paragraph">　そんな彼に声をかけたのが「レンタル・ファミリー」という会社のオーナー、シンジだった。依頼者の求めに応じて家族や友人を演じるサービスを提供する会社で、外国人役の需要があると説明される。戸惑いながらも生活のために契約を結ぶ。</p>



<p class="wp-block-paragraph">　最初の依頼は葬儀で親族のふりをする仕事だった。現場に急いで向かうと、棺に入っていたのは依頼主本人で、生前に自分の葬儀を演出してほしいという契約だったと知る。戸惑いながらも役をこなして、参列して、場を成立させる。</p>



<p class="wp-block-paragraph">　次の依頼では、両親に結婚を認めてもらいたい女性のフィアンセ役を務める。女性は恋人の存在を隠しており、形式上の婚約者としてフィリップを紹介する。土壇場で逃げようとするが決意して、彼は相手の家族構成や過去の話題を必死に覚え、誠実な態度で振る舞う。</p>



<p class="wp-block-paragraph">　長期契約として、内気な少女ミアの父親役を引き受ける。母ひとみは、私立学校の面接で父親の存在が必要だと考えていた。実父は不在で、その事実をミアにどう説明するか迷っている。フィリップは学校行事に参加し、休日には一緒にお祭りやチームラボに行って過ごす。フィリップは、演技の枠を越えて責任を感じ始める。</p>



<p class="wp-block-paragraph">　同僚たちは謝罪代行や上司役など様々な役をこなしている。シンジ自身も家族との距離に悩みを抱えていることが示され、疑似家族の仕事が現実の人間関係と重なっていく。</p>



<p class="wp-block-paragraph">　フィリップは、かつて名を馳せた老俳優の取材役も担当する。認知機能が衰え始めたその俳優は、記憶が確かなうちに故郷の天草へ行きたいと願う。契約外の依頼だとして一度は断るが、思い直し、早朝に老俳優を連れ出して天草へ向かう。朽ちかけた実家に泊まり、庭に埋めたタイムカプセルを掘り起こす。中から初恋の女性の写真が出てきて、老俳優は静かに涙して、来られてよかったと感謝する。</p>



<p class="wp-block-paragraph">　しかし無断で連れ出したことが誘拐騒動として報じられ、フィリップは拘束される。会社の同僚たちが弁護士役や刑事役を演じて交渉にあたり、老俳優の意思が確認されて告訴は取り下げられる。事件を経て、フィリップは演技という仕事の意味を見つめ直す。</p>



<p class="wp-block-paragraph">　契約期間が終わりミアと別れるが、後日、ミアのもとを訪れる。彼は改めて自分の本名を名乗り、友人として向き合うことを選ぶ。演じることで始まった関係が、現実のつながりへと変わっていっておしまい。</p>



<hr class="wp-block-separator has-alpha-channel-opacity"/>



<p class="wp-block-paragraph">　葬儀、結婚、学校行事、地方都市への旅といった具体的な出来事を通して、日本社会における家族観や孤独を描いた作品でした。海外から見た東京の風景やテクノロジーとの距離感も自然に織り込まれ、文化の違いが物語に奥行きを与えています。</p>



<p class="wp-block-paragraph">　いくつもの依頼を順に描いていく構成は、連続ドラマのような味わいがありました。一話ごとに異なる依頼人が登場し、その背景が明かされることで、レンタル家族という仕組みが単なる奇抜な設定ではなく、社会の需要から生まれたサービスであることが浮かび上がります。</p>



<p class="wp-block-paragraph">　フィリップという異邦人の視点があることで、日本の家族制度や体面文化が客観的に見えてきます。演技と本心の境界が曖昧になる瞬間は繊細に描かれ、特にミアとの関係は静かな余韻を残しました。</p>



<p class="wp-block-paragraph">　老俳優との天草行きのエピソードも印象的でした。疑似的な取材が、本当の人生の締めくくりを支える行為へと変わる場面には温かさがあります。騒動を経てなお、人と人が向き合う可能性を示した点に心を動かされました。</p>



<p class="wp-block-paragraph">　派手な展開ではなく、日常の延長線上で物語が進みますが、他者の人生を演じることで自分自身を見つけていく過程が丁寧に描かれた作品でした。</p>



<h2 class="wp-block-heading"><span id="toc3">☆☆☆</span></h2>



<p class="wp-block-paragraph">鑑賞日:2026/03/01 イオンシネマ座間</p>



<figure class="wp-block-table"><table><tbody><tr><th class="has-text-align-left" data-align="left">監督</th><td class="has-text-align-left" data-align="left">HIKARI </td></tr><tr><th class="has-text-align-left" data-align="left">脚本</th><td class="has-text-align-left" data-align="left">HIKARI </td></tr><tr><th class="has-text-align-left" data-align="left"></th><td class="has-text-align-left" data-align="left">スティーブン・ブレイハット </td></tr></tbody></table></figure>



<figure class="wp-block-table"><table><tbody><tr><th class="has-text-align-left" data-align="left">出演</th><td class="has-text-align-left" data-align="left">ブレンダン・フレイザー </td></tr><tr><th class="has-text-align-left" data-align="left"></th><td class="has-text-align-left" data-align="left">平岳大 </td></tr><tr><th class="has-text-align-left" data-align="left"></th><td class="has-text-align-left" data-align="left">山本真理 </td></tr><tr><th class="has-text-align-left" data-align="left"></th><td class="has-text-align-left" data-align="left">柄本明 </td></tr><tr><th class="has-text-align-left" data-align="left"></th><td class="has-text-align-left" data-align="left">ゴーマン・シャノン・眞陽 </td></tr></tbody></table></figure>
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		<item>
		<title>映画【リーサル・ウェポン2 炎の約束】感想(ネタバレ):外交特権に挑む刑事たち</title>
		<link>https://umemomoliwu.com/lethal-weapon2</link>
		
		<dc:creator><![CDATA[jb]]></dc:creator>
		<pubDate>Tue, 24 Feb 2026 23:00:00 +0000</pubDate>
				<category><![CDATA[Amazonプライム]]></category>
		<category><![CDATA[U-NEXT]]></category>
		<category><![CDATA[☆☆☆☆]]></category>
		<category><![CDATA[ら行]]></category>
		<category><![CDATA[アクション]]></category>
		<category><![CDATA[洋画]]></category>
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					<description><![CDATA[目次 ●こんなお話●感想☆☆☆☆ ●こんなお話 　悪い南アフリカの領事と戦うロサンゼルス市警の話。 ●感想 　ロサンゼルス市警の刑事コンビである、心に深い喪失を抱えつつ危険な現場に身を投じるリッグスと、家族を何より大切に [&#8230;]]]></description>
										<content:encoded><![CDATA[

  <div id="toc" class="toc tnt-number toc-center tnt-number border-element"><input type="checkbox" class="toc-checkbox" id="toc-checkbox-12" checked><label class="toc-title" for="toc-checkbox-12">目次</label>
    <div class="toc-content">
    <ol class="toc-list open"><li><a href="#toc1" tabindex="0">●こんなお話</a></li><li><a href="#toc2" tabindex="0">●感想</a></li><li><a href="#toc3" tabindex="0">☆☆☆☆</a></li></ol>
    </div>
  </div>

<h2 class="wp-block-heading"><span id="toc1">●こんなお話</span></h2>



<p class="wp-block-paragraph">　悪い南アフリカの領事と戦うロサンゼルス市警の話。</p>



<h2 class="wp-block-heading"><span id="toc2">●感想</span></h2>



<span id="more-22467"></span>



<p class="wp-block-paragraph">　ロサンゼルス市警の刑事コンビである、心に深い喪失を抱えつつ危険な現場に身を投じるリッグスと、家族を何より大切にし定年を目前に控えたマータフは、市街地での派手なカーチェイスの末に逃走車両を止め、そのトランクから大量の南アフリカ金貨クルーガーランドを発見し、この一件が偶発的な犯罪ではなく、国際的な裏取引に関係している可能性を感じ取るが、すぐに署から別任務として、資金洗浄に関与していた銀行員レオ・ゲッツをFBIに引き渡すまで保護する役目を命じられる。</p>



<p class="wp-block-paragraph"><br>　落ち着きのないレオの軽口と身勝手さに振り回されながら警護を続けるうち、リッグスとマータフは、彼が南アフリカ共和国の外交官アーィェン・ラッドの資金洗浄を請け負っていたこと、さらにラッド一味が外交特権を隠れみのに麻薬取引と不正資金の運用を行っている実態を知るが、外交官という立場が捜査の壁となり、逮捕も捜索も許されず、警察として正義を貫く手段を奪われていく。</p>



<p class="wp-block-paragraph"><br>　やがてラッドは圧力を強め、部下に命じてマータフの自宅を爆破し家族の安全を脅かし、同時にリッグスにも容赦ない攻撃を加える一方で、リッグスはラッドの秘書の南アフリカ人女性リカと心を通わせ、彼女の言葉や態度からラッドの冷酷さと露骨な人種差別思想をより深く理解していく。<br>　しかしラッドは裏切りを決して許さず、腹心の殺し屋ピーテル・フォルステットに命じてリカを殺害させ、さらにリッグス自身も命を狙われるが生き延び、怒りと喪失を胸に抱えたリッグスとマータフは、法と外交特権の枠内で解決することを捨て、自らの手で真相と決着をつける覚悟を固める。</p>



<p class="wp-block-paragraph"><br>　二人は港に停泊する南アフリカ船籍の貨物船に巨額の麻薬資金が隠されていることを突き止め、コンテナ内に閉じ込められる危機を乗り越えながら激しい銃撃戦を展開し、リッグスは水中でフォルステットを倒し、最後に外交特権を盾に逃れようとするラッドを射殺し、その「外交官特権は終わりだ」と特権を力尽くで否定することで、闘いに決着をつける。<br>　重傷を負ったリッグスの生存も確認され、家を失ったマータフも再び前を向き、レオを含む仲間たちとの軽妙なやり取りの中で物語はおしまい。</p>



<hr class="wp-block-separator has-alpha-channel-opacity"/>



<p class="wp-block-paragraph">　冒頭から容赦のないカーチェイスで観客を一気に引き込み、マータフ刑事が妻の車で犯人を追いかける展開から、リッグス刑事の無茶な行動に振り回される関係性がよく伝わってきて、とても楽しいツカミでした。犯人を取り逃がしながらも大量の金貨が見つかり、背後にアパルトヘイト体制下の南アフリカ領事がいると分かっていく流れは、社会的な題材と娯楽性がうまく結びついている印象を受けました。　</p>



<p class="wp-block-paragraph">　敵役が露骨な差別主義者として描かれているため、観ている側の感情も自然と主人公たちに寄り添い、外交特権を盾に好き放題振る舞う姿には強い憤りを覚えますし、その特権ゆえに捜査が妨げられる構図も非常に印象的でした。主人公たちへの攻撃も爆弾やヘリコプターまで持ち出す派手さで、アクション映画としての勢いが最後まで途切れません。<br>　証言者として命を狙われるレオを演じるジョー・ペシの早口と軽妙さも作品の空気を和らげており、ひたすらいじられ続ける立ち位置がシリーズの名物としてしっかり機能していると感じました。</p>



<p class="wp-block-paragraph">　また、リッグス刑事の亡き妻の事故にまつわる真相が示唆され、さらに心を通わせた女性も悲劇に見舞われる展開は切なく、彼の孤独と痛みがより強く浮かび上がります。肩の脱臼や釘打ち機、マータフの娘が出演するCMなどの細かな小ネタも随所に散りばめられており、重さと軽さのバランスが取れた一本として、非常に満足度の高い作品でした。&nbsp;&nbsp;</p>



<h2 class="wp-block-heading"><span id="toc3">☆☆☆☆</span></h2>



<p class="wp-block-paragraph">鑑賞日:2021/08/02 Amazonプライム・ビデオ　2025/12/21 U-NEXT</p>



<figure class="wp-block-table"><table><tbody><tr><th>監督</th><td>リチャード・ドナー&nbsp;</td></tr><tr><th>脚本</th><td>ジェフリー・ボーム&nbsp;</td></tr><tr><th>原案</th><td>シェーン・ブラック&nbsp;</td></tr><tr><th></th><td>ウォーレン・マーフィー&nbsp;</td></tr><tr><th>製作</th><td>ジョエル・シルヴァー&nbsp;</td></tr><tr><th></th><td>リチャード・ドナー&nbsp;</td></tr></tbody></table></figure>



<figure class="wp-block-table"><table><tbody><tr><th>出演</th><td>メル・ギブソン&nbsp;</td></tr><tr><th></th><td>ダニー・グローヴァー&nbsp;</td></tr><tr><th></th><td>ジョー・ペシ&nbsp;</td></tr><tr><th></th><td>ジョス・アクランド&nbsp;</td></tr><tr><th></th><td>デリック・オコナー&nbsp;</td></tr><tr><th></th><td>パッツィ・ケンジット&nbsp;</td></tr><tr><th></th><td>ダーレン・ラヴ&nbsp;</td></tr><tr><th></th><td>トレーシー・ウルフ&nbsp;</td></tr><tr><th></th><td>スティーヴ・カーン&nbsp;</td></tr></tbody></table></figure>
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		<item>
		<title>映画【ランニング・マン(2025)】感想(ネタバレ):近未来デスゲームの暴走社会を描く新生ランニング・マン</title>
		<link>https://umemomoliwu.com/the-running-man-2</link>
		
		<dc:creator><![CDATA[jb]]></dc:creator>
		<pubDate>Sun, 01 Feb 2026 23:00:00 +0000</pubDate>
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		<category><![CDATA[☆☆☆]]></category>
		<category><![CDATA[ら行]]></category>
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					<description><![CDATA[目次 ●こんなお話●感想☆☆☆ ●こんなお話 　家族のために死のゲームに挑む話 ●感想 　近未来のアメリカでは、国家権力と巨大メディア企業が結託し、放送ネットワークを通じて国民を管理・統制する社会が成立している。貧困層は [&#8230;]]]></description>
										<content:encoded><![CDATA[

  <div id="toc" class="toc tnt-number toc-center tnt-number border-element"><input type="checkbox" class="toc-checkbox" id="toc-checkbox-14" checked><label class="toc-title" for="toc-checkbox-14">目次</label>
    <div class="toc-content">
    <ol class="toc-list open"><li><a href="#toc1" tabindex="0">●こんなお話</a></li><li><a href="#toc2" tabindex="0">●感想</a></li><li><a href="#toc3" tabindex="0">☆☆☆</a></li></ol>
    </div>
  </div>

<h2 class="wp-block-heading"><span id="toc1">●こんなお話</span></h2>



<p class="wp-block-paragraph">　家族のために死のゲームに挑む話</p>



<h2 class="wp-block-heading"><span id="toc2">●感想</span></h2>



<span id="more-48257"></span>



<p class="wp-block-paragraph">　近未来のアメリカでは、国家権力と巨大メディア企業が結託し、放送ネットワークを通じて国民を管理・統制する社会が成立している。貧困層は十分な医療や生活保障を受けられず、不満と不安を抱えたまま日々を生きているが、その鬱屈を発散させる装置として過激なリアリティ番組が量産されている。その中でも圧倒的な人気を誇るのが、生存を賭けた逃走ゲーム番組「ランニング・マン」。</p>



<p class="wp-block-paragraph">　番組の参加者は「ランナー」と呼ばれ、都市全体を舞台に30日間逃げ切れば巨額の賞金を得られるが、その間、番組が雇ったプロの殺し屋「ハンター」や、懸賞金目当ての一般市民、監視ドローンに追われ続ける。逃走の様子はリアルタイムで放送され、視聴者は暴力を娯楽として消費していた。</p>



<p class="wp-block-paragraph">　主人公ベン・リチャーズは労働者階級出身で、過去に組合活動へ関わったことから職を失い、社会から排除された存在となっている。重い病を抱える娘キャシーの治療費を工面できず、妻シーラと共に追い詰められた生活を送る中、最後の手段として「ランニング・マン」への参加を決意する。リチャーズは選考を経て番組に採用され、冷酷なプロデューサーであるダン・キリアン、扇動的な司会者ボビー・Tの管理下でゲームに放り込まれる。</p>



<p class="wp-block-paragraph">　ゲーム開始後、リチャーズは都市の裏側を逃げ回りながら、武器や物資を奪い、地下ネットワークの協力者たちと接触していく。ラジオを使って情報を流す支援者、偽装書類を用意する者、密かに反体制思想を抱く労働者たちとの出会いを通じ、リチャーズは単なる逃亡者ではなく、抑圧された人々の象徴として認識され始める。</p>



<p class="wp-block-paragraph">　一方、番組側は彼を危険なテロリストとして報道し、視聴率を維持するために演出を過激化させていく。ハンターとの戦闘は激しさを増し、リチャーズの行動は次第に番組の想定を超え、管理社会そのものの矛盾を白日の下にさらしていく。視聴者の間でも疑問と動揺が広がり、都市各地で抗議や暴動が発生する。</p>



<p class="wp-block-paragraph">　終盤、リチャーズはキリアンから番組側に寝返り、新たなハンターとして生き延びる道を提示されるが、それを拒否する。ランナーたちと最後の対峙しつつ、宣伝でリチャーズはテロリストとして報道されるが、労働者たちの暴動は治まらず、キリアンは逃亡を図るがそこに現れたのは…。でおしまい。</p>



<hr class="wp-block-separator has-alpha-channel-opacity"/>



<p class="wp-block-paragraph">　近未来的なガジェットや監視システムが登場する一方で、どこかアナログ寄りのアイテムなどもあり、その混在した世界観を眺めているだけでも楽しめました。特にハンターたちが流れ弾や周囲の被害を一切気にせず撃ち続ける姿は非常に不気味で、命が完全に娯楽として扱われている社会の歪さがよく伝わってきます。</p>



<p class="wp-block-paragraph">　ただし上映時間が長めなこともあり、ランニング・マンに参加するまでの生活描写はやや冗長に感じました。逃走劇も協力者を得ながら各地を転々とするロードムービー的な構成ですが、緊張感が持続する場面と間延びする場面の差が大きく、集中力が途切れる印象は否めませんでした。</p>



<p class="wp-block-paragraph">　終盤のキリアンとの対峙も、思想や言葉の応酬が中心となり、長台詞で展開するため、クライマックスとしてはやや眠気を誘う構成だったように思います。それでも、娯楽と暴力、管理社会と個人の尊厳を結びつけたテーマは一貫しており、エドガー・ライトらしい皮肉と冷笑を感じられる作品でした。娯楽性よりも世界観とテーマ性を重視する方には、印象に残る一本になると思います。</p>



<h2 class="wp-block-heading"><span id="toc3">☆☆☆</span></h2>



<p class="wp-block-paragraph">鑑賞日:2026/02/01 イオンシネマ座間</p>



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<figure class="wp-block-table"><table><tbody><tr><th class="has-text-align-left" data-align="left">監督</th><td class="has-text-align-left" data-align="left">エドガー・ライト&nbsp;</td></tr><tr><th class="has-text-align-left" data-align="left">脚本</th><td class="has-text-align-left" data-align="left">マイケル・バコール&nbsp;</td></tr><tr><th class="has-text-align-left" data-align="left"></th><td class="has-text-align-left" data-align="left">エドガー・ライト&nbsp;</td></tr><tr><th class="has-text-align-left" data-align="left">原作</th><td class="has-text-align-left" data-align="left">スティーヴン・キング&nbsp;</td></tr></tbody></table></figure>



<figure class="wp-block-table"><table><tbody><tr><th class="has-text-align-left" data-align="left">出演</th><td class="has-text-align-left" data-align="left">グレン・パウエル&nbsp;</td></tr><tr><th class="has-text-align-left" data-align="left"></th><td class="has-text-align-left" data-align="left">ジョシュ・ブローリン&nbsp;</td></tr><tr><th class="has-text-align-left" data-align="left"></th><td class="has-text-align-left" data-align="left">コールマン・ドミンゴ&nbsp;</td></tr><tr><th class="has-text-align-left" data-align="left"></th><td class="has-text-align-left" data-align="left">ウィリアム・Ｈ・メイシー&nbsp;</td></tr><tr><th class="has-text-align-left" data-align="left"></th><td class="has-text-align-left" data-align="left">リー・ペイス&nbsp;</td></tr><tr><th class="has-text-align-left" data-align="left"></th><td class="has-text-align-left" data-align="left">マイケル・セラ&nbsp;</td></tr><tr><th class="has-text-align-left" data-align="left"></th><td class="has-text-align-left" data-align="left">エミリア・ジョーンズ&nbsp;</td></tr><tr><th class="has-text-align-left" data-align="left"></th><td class="has-text-align-left" data-align="left">ダニエル・エズラ&nbsp;</td></tr><tr><th class="has-text-align-left" data-align="left"></th><td class="has-text-align-left" data-align="left">ジェイミー・ローソン&nbsp;</td></tr><tr><th class="has-text-align-left" data-align="left"></th><td class="has-text-align-left" data-align="left">ショーン・ヘイズ&nbsp;</td></tr></tbody></table></figure>
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		<title>映画【リベンジ・ガンショット 非情の追跡者】感想(ネタバレ):非情な復讐劇と銃撃アクション</title>
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		<dc:creator><![CDATA[jb]]></dc:creator>
		<pubDate>Mon, 19 Jan 2026 23:00:00 +0000</pubDate>
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					<description><![CDATA[目次 ●こんなお話●感想☆☆ ●こんなお話 　娘が売春婦として売られたので探す父親の話。 ●感想 　1880年代のアメリカ西部。かつて名うての早撃ちとして知られたクレイ・トラヴィスは、銃を置き、牧場で家族と静かな日々を送 [&#8230;]]]></description>
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  <div id="toc" class="toc tnt-number toc-center tnt-number border-element"><input type="checkbox" class="toc-checkbox" id="toc-checkbox-16" checked><label class="toc-title" for="toc-checkbox-16">目次</label>
    <div class="toc-content">
    <ol class="toc-list open"><li><a href="#toc1" tabindex="0">●こんなお話</a></li><li><a href="#toc2" tabindex="0">●感想</a></li><li><a href="#toc3" tabindex="0">☆☆</a></li></ol>
    </div>
  </div>

<h2 class="wp-block-heading"><span id="toc1">●こんなお話</span></h2>



<p class="wp-block-paragraph">　娘が売春婦として売られたので探す父親の話。</p>



<h2 class="wp-block-heading"><span id="toc2">●感想</span></h2>



<span id="more-47933"></span>



<p class="wp-block-paragraph">　1880年代のアメリカ西部。かつて名うての早撃ちとして知られたクレイ・トラヴィスは、銃を置き、牧場で家族と静かな日々を送っていた。妻アミリアと息子、娘リリーと共に、慎ましい生活を続けていたが、その平穏は唐突に破られる。息子が蛇に噛まれて亡くなり、家族は深い喪失感に包まれる。悲しみのなかで気持ちの行き場を失ったリリーは母と言い争いを起こし、そのまま姿を消す。</p>



<p class="wp-block-paragraph">　クレイが町の人々から話を聞くと、リリーが粗暴な男に連れられているのを見た者がいた。女を売買する連中の手に渡った可能性があると知り、クレイは牧場を離れる決意を固める。古い友人ビリーの協力を頼み、馬を駆り、ウィチタ、さらにドッジシティへ向かう旅が始まる。道中には娼館や酒場、ギャンブル場が立ち並び、荒んだ空気が広がる町が続く。リリーの痕跡を追ううちに、裏社会に巣食う面々の名が浮かび上がり、クレイは彼らと衝突を繰り返す。</p>



<p class="wp-block-paragraph">　リリーは悪名高い娼館の経営者に売られたと判明し、そこへ至るまでにクレイの前に立ちはだかるのは、用心棒や情け容赦のない荒くれたちだった。かつての腕は衰えておらず、銃も拳も使いこなしながら進んでいくが、旅の途中でDV気質の男とその娘に捕らえられ、思わぬ足止めを食らう。しかし隙を突いて男を倒し、娘を解放して再び走り出す。</p>



<p class="wp-block-paragraph">　やがてクレイは娼館の内部に潜り込み、客を装ってリリーと対面する。娘を連れて逃げ出すが、その途中で撃たれ、捕まって拷問を受けることになる。かろうじて脱出し、助けた娘の家に戻ると、彼女は襲われ息絶えており、クレイは襲撃者の命を奪う。怒りを抱えたまま娼館へ乗り込み、経営者たちを倒してリリーを奪い返す。長い追跡と戦いを経て、クレイは娘を連れ、ようやく牧場へ戻っておしまい。</p>



<hr class="wp-block-separator has-alpha-channel-opacity"/>



<p class="wp-block-paragraph">　渋さのある正統派の西部劇で、画面にも役者の佇まいにも落ち着きがあり、安っぽさがない雰囲気が好ましく感じました。キャスト陣の存在感が強く、それぞれが荒野の乾いた空気に馴染んでいて、古い西部劇の香りを現代的にまとめたような仕上がりになっていたと思います。</p>



<p class="wp-block-paragraph">　一方で、物語のテンポはかなりゆったりとしていて、追跡劇が連続する割には歩みが重く感じられる場面がありました。とくに道中でDV男とその娘の家に捕まってしまうくだりは、本筋から外れた寄り道として映り、物語の流れを少し止めているようにも思えました。</p>



<p class="wp-block-paragraph">　主人公クレイの強さの描き方にも揺れが見られ、激しい殴り合いの末に勝利したかと思えば次の場面では苦戦し、また逃げては反撃する展開が何度か繰り返されるため、物語としてのリズムが一定にならない印象も受けました。捕まって隙をついて脱出するという流れが積み重なることで、緊張感はあるものの、少し単調さも生まれていたように思います。</p>



<p class="wp-block-paragraph">　ただ、西部劇としての佇まいはしっかりと守られており、荒野を行く父親の執念、娘を思う気持ち、そして乾いた土地に生きる人々の空気が丁寧に描かれていて、静かな余韻を残す作品でした。</p>



<h2 class="wp-block-heading"><span id="toc3">☆☆</span></h2>



<p class="wp-block-paragraph">鑑賞日:2025/12/05 U-NEXT</p>



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<figure class="wp-block-table"><table><tbody><tr><th class="has-text-align-left" data-align="left">監督</th><td class="has-text-align-left" data-align="left">ティモシー・ウッドワード・Jr. </td></tr><tr><th class="has-text-align-left" data-align="left">脚本</th><td class="has-text-align-left" data-align="left">マーク・エスリンガー </td></tr></tbody></table></figure>



<figure class="wp-block-table"><table><tbody><tr><th class="has-text-align-left" data-align="left">出演</th><td class="has-text-align-left" data-align="left">マイケル・パレ </td></tr><tr><th class="has-text-align-left" data-align="left"></th><td class="has-text-align-left" data-align="left">クリス・クリストファーソン </td></tr><tr><th class="has-text-align-left" data-align="left"></th><td class="has-text-align-left" data-align="left">トレイス・アドキンス </td></tr><tr><th class="has-text-align-left" data-align="left"></th><td class="has-text-align-left" data-align="left">トム・サイズモア </td></tr></tbody></table></figure>
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		<title>映画【リーサル・ウェポン】感想(ネタバレ):ロサンゼルスで始まる危うい刑事コンビの行方</title>
		<link>https://umemomoliwu.com/lethal-weapon</link>
		
		<dc:creator><![CDATA[jb]]></dc:creator>
		<pubDate>Fri, 16 Jan 2026 23:00:00 +0000</pubDate>
				<category><![CDATA[DVDorBlu-ray]]></category>
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		<category><![CDATA[洋画]]></category>
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					<description><![CDATA[目次 ●こんなお話●感想☆☆☆☆ ●こんなお話 　2人の刑事が麻薬組織と戦う話。 ●感想 　ロサンゼルスの夜、高層ビルから若い女性ジョシュア・ハンカーが転落して死亡する。薬物反応が見られるものの、事件性の有無ははっきりせ [&#8230;]]]></description>
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  <div id="toc" class="toc tnt-number toc-center tnt-number border-element"><input type="checkbox" class="toc-checkbox" id="toc-checkbox-18" checked><label class="toc-title" for="toc-checkbox-18">目次</label>
    <div class="toc-content">
    <ol class="toc-list open"><li><a href="#toc1" tabindex="0">●こんなお話</a></li><li><a href="#toc2" tabindex="0">●感想</a></li><li><a href="#toc3" tabindex="0">☆☆☆☆</a></li></ol>
    </div>
  </div>

<h2 class="wp-block-heading"><span id="toc1">●こんなお話</span></h2>



<p class="wp-block-paragraph">　2人の刑事が麻薬組織と戦う話。</p>



<h2 class="wp-block-heading"><span id="toc2">●感想</span></h2>



<span id="more-8964"></span>



<p class="wp-block-paragraph">　ロサンゼルスの夜、高層ビルから若い女性ジョシュア・ハンカーが転落して死亡する。薬物反応が見られるものの、事件性の有無ははっきりせず、市警のベテラン刑事ロジャー・マータフが捜査を任される。同じ頃、別の現場では刑事マーティン・リッグスが麻薬取引の潜入捜査で容疑者と銃撃戦を繰り広げ、あまりに危険な行動から署内で問題視されていた。リッグスは妻を事故で亡くして以来、自暴自棄な側面があり、無茶な突入を繰り返す姿から同僚たちは彼の身を案じていた。</p>



<p class="wp-block-paragraph">　50歳を迎え、家族と穏やかな時間を望んでいたマータフの新たな相棒としてリッグスが配属される。初日から捜査方針で衝突し、マータフは彼の危険な性質に戸惑うが、転落死した女性がマータフの旧友マイケル・ハンカーの娘アマンダだったことが分かり、捜査は思わぬ方向へ広がる。マータフは旧友と再会し、娘の死の真相を追うよう頼まれる。</p>



<p class="wp-block-paragraph">　リッグスとマータフはアマンダが麻薬組織と関わっていた可能性を調べ、売春やポルノ製作、麻薬密売など複数の犯罪が複雑に絡んでいたことを突き止める。だが関係者は次々と不審死し、事件は組織的な殺しの色合いを強めていく。二人は捜査先の家で仕掛けられた爆弾に巻き込まれ、自らも標的になりつつあることを知る。</p>



<p class="wp-block-paragraph">　調べを進めるうち、裏で動くのは元特殊部隊メンバーで構成された犯罪集団シャドー・カンパニーであり、彼らがベトナム戦争時代にCIAの秘密作戦に関わっていた過去が浮かび上がる。戦後もその戦闘力を背景に麻薬ビジネスを続けてきた彼らは、ハンカーともかつて繋がりがあり、彼が抜けようとしたことで命を狙っていた。</p>



<p class="wp-block-paragraph">　組織はマータフの娘リアンを誘拐し、マータフは単独で指定場所へ向かう。リッグスは独断で狙撃支援に回るが、二人は捕らえられ敵の拠点で拷問を受ける。リッグスは電撃拷問に耐えて脱出し、マータフを救い出しながら組織の構成員を倒していく。施設内を制圧し娘を救出した二人は、逃走する首領ピーター・マッカリーとジョシュア少佐を追撃し、銃撃戦とカーチェイスを経て敵の車を無力化する。</p>



<p class="wp-block-paragraph">　ジョシュアはなおもマータフの自宅を襲おうとするが、警察の待ち伏せに遭って追い詰められる。リッグスとの格闘の末に射殺され、シャドー・カンパニーは壊滅する。事件後、リッグスは常に持ち歩いていた自殺用の弾丸をマータフに渡し、死への衝動に区切りをつける。クリスマスの日、リッグスはマータフ家を訪れ、家族と共に食卓につく。こうして二人は正式に信頼を分かち合う相棒となり、物語はおしまい。</p>



<hr class="wp-block-separator has-alpha-channel-opacity"/>



<p class="wp-block-paragraph">　ベテラン刑事と自殺衝動を抱えた若手刑事という組み合わせで、いわゆるバディものとして非常によくできていて楽しく見ることができました。リッグスがビルの屋上で自殺しようとする男を止めるどころか、一緒に飛び降りてしまう荒唐無稽な場面など、彼の危うさを大胆に描いていて印象に残ります。マータフの友人の娘が殺されたことで物語が本格的に動き出し、そこに登場する殺人傭兵集団との対立が緊迫感を生んでいました。</p>



<p class="wp-block-paragraph">　1980年代のアクション映画らしい銃撃戦が要所に配置され、見せ場の作り方に無駄がなく、勢いのある展開が続いていくのも魅力でした。家庭持ちで落ち着いた生活を望むマータフと、犬とトレーラーで暮らすリッグスという対比が分かりやすく、二人の世界観の違いが冒頭からテンポよく描かれていたと思います。</p>



<p class="wp-block-paragraph">　リッグスの無茶な行動が物語の随所で目立ちますが、相手となる組織も同じくらい手段を選ばないため、彼らのぶつかり合いには妙な説得力があって、荒っぽいながらも見ごたえがありました。終盤では決闘のような構図まで発展し、アクションの盛り上げ方に当時の映画らしい勢いが感じられます。</p>



<p class="wp-block-paragraph">　全体として、情熱と勢いが前面に出たアクションが続き、俳優たちの演技も相まって物語に厚みが加わっていたと思います。多少かっこよすぎる場面もありますが、それも含めて当時のアメリカ映画らしい熱量を楽しめる作品でした。</p>



<h2 class="wp-block-heading"><span id="toc3">☆☆☆☆</span></h2>



<p class="wp-block-paragraph">鑑賞日: 2013/02/27 Blu-ray　2025/12/11 U-NEXT</p>



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<figure class="wp-block-table"><table><tbody><tr><th>監督</th><td>リチャード・ドナー&nbsp;</td></tr><tr><th>脚本</th><td>シェーン・ブラック</td></tr></tbody></table></figure>



<figure class="wp-block-table"><table><tbody><tr><th>出演</th><td>メル・ギブソン&nbsp;</td></tr><tr><th></th><td>ダニー・グローヴァー&nbsp;</td></tr><tr><th></th><td>ゲイリー・ビジー&nbsp;</td></tr><tr><th></th><td>ミッチェル・ライアン&nbsp;</td></tr><tr><th></th><td>トム・アトキンス&nbsp;</td></tr></tbody></table></figure>
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		<title>映画【ラストエンペラー】感想(ネタバレ):清朝最後の皇帝・溥儀が辿った孤独と再生の物語</title>
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		<pubDate>Mon, 17 Nov 2025 23:00:00 +0000</pubDate>
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		<category><![CDATA[U-NEXT]]></category>
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		<category><![CDATA[時代劇・西部劇・歴史劇]]></category>
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					<description><![CDATA[目次 ●こんなお話●感想☆☆☆☆ ●こんなお話 　激動のラストエンペラーの生涯を描いた話。 ●感想 　1908年。まだ幼い愛新覚羅溥儀は、3歳のときに母の腕から引き離され、西太后の命によって紫禁城へ連れて行かれる。そこで [&#8230;]]]></description>
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    <ol class="toc-list open"><li><a href="#toc1" tabindex="0">●こんなお話</a></li><li><a href="#toc2" tabindex="0">●感想</a></li><li><a href="#toc3" tabindex="0">☆☆☆☆</a></li></ol>
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<h2 class="wp-block-heading"><span id="toc1">●こんなお話</span></h2>



<p class="wp-block-paragraph">　激動のラストエンペラーの生涯を描いた話。</p>



<h2 class="wp-block-heading"><span id="toc2">●感想</span></h2>



<span id="more-3192"></span>



<p class="wp-block-paragraph">　1908年。まだ幼い愛新覚羅溥儀は、3歳のときに母の腕から引き離され、西太后の命によって紫禁城へ連れて行かれる。そこで、彼は清朝最後の皇帝として即位する。<br>　広大な宮殿、何千という使用人、何百という部屋。彼の周囲には絶えず人がひざまずき、礼を尽くす。しかし、その壮麗な世界は外界から切り離された閉じた箱庭のようでもあった。<br>　外の世界の息遣いも、変化の風も、幼い皇帝には届かない。彼にとって“外”とは存在しないのと同じだった。</p>



<p class="wp-block-paragraph">　やがて1911年、辛亥革命が勃発し、清王朝は終焉を迎える。名目上の皇帝として紫禁城に留まりながらも、溥儀の世界は次第に虚構と現実の境を失っていく。<br>　スコットランド人家庭教師ジョンストンの登場により、西洋の文化や自由の概念を学び、自転車という“自由の象徴”に憧れを抱くようになるが、紫禁城の門は決して開かない。彼の世界は常に壁の内側にあった。</p>



<p class="wp-block-paragraph">　1924年、ついに紫禁城を追われた溥儀は、逃げ込むように日本の庇護を受け、やがて満洲国の皇帝として再び玉座に座る。だが、それは傀儡としての栄光にすぎず、彼の名のもとに行われる政策の実権は日本の軍部が握っていた。<br>溥儀は酒と享楽に溺れ、愛する妻はアヘン中毒に蝕まれていく。皇帝という存在が、ただの飾りに成り果てていく姿は痛ましいほどだった。</p>



<p class="wp-block-paragraph">　第二次世界大戦が終わると、ソ連軍によって逮捕され、溥儀は戦犯として収監される。鉄格子の中で、彼はかつての自分と向き合う時間を持つ。玉座も、権威も、そして“神聖”という名の幻想も失った彼は、初めて“個人”として生きるとは何かを考えるようになる。<br>　10年の服役を経て釈放された溥儀は、静かな市井の人として、植物を育てる庭師の仕事に就く。かつて自らを囲っていた紫禁城を観光地として訪れるとき、そこには過去の栄華を懐かしむような表情ではなく、静かな穏やかさが宿っていた。</p>



<hr class="wp-block-separator has-alpha-channel-opacity"/>



<p class="wp-block-paragraph">　この作品の魅力は、ヴィットリオ・ストラーロによる壮麗な映像美にあると思います。<br>光が金色に染まる紫禁城の廊下、儀式のために並ぶ無数の臣下たちの動き、そして誰もいない夜の宮殿の静けさ。流れるようなカメラワークが、栄華と孤独をひとつの画の中に閉じ込めていました。<br>　紫禁城の内部で自由を知らずに育った溥儀が、外の世界に触れながらも決してそこに踏み出せない姿が印象的です。乳母アーモとの心の絆が、唯一の人間的な温もりとして描かれているのも胸を打ちます。</p>



<p class="wp-block-paragraph">　クーデターで城を追われ、日本軍に庇護されながらも傀儡として利用されていく彼の姿は、栄光よりも哀しみのほうが強く残りました。そして何よりも、アヘンに溺れていく妻の姿が痛ましく、権力の虚しさと個人の孤独を強く感じさせます。<br>　最後に、監獄の中で自分を見つめ直し、釈放後に静かに花を育てる溥儀の姿には、これまでの豪華絢爛な映像とは対照的な静けさがあり、彼がようやく“人間”に戻った瞬間のように感じました。</p>



<p class="wp-block-paragraph">　坂本龍一の音楽も素晴らしく、東洋的な旋律が広がるスコアが、映像に深みと品格を与えていました。<br>　中国人が全員英語で話すという独特な演出も、異国の歴史を“普遍的な人間の物語”として描こうとする狙いを感じます。長尺でありながら、最後までその世界に浸れる完成度の高い映画でした。</p>



<h2 class="wp-block-heading"><span id="toc3">☆☆☆☆</span></h2>



<p class="wp-block-paragraph">鑑賞日: 2013/10/14　DVD　2025/11/03 U-NEXT</p>



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<figure class="wp-block-table"><table><tbody><tr><th>監督</th><td>ベルナルド・ベルトルッチ&nbsp;</td></tr><tr><th>脚本</th><td>マーク・ペプロー&nbsp;</td></tr><tr><th></th><td>ベルナルド・ベルトルッチ&nbsp;</td></tr></tbody></table></figure>



<figure class="wp-block-table"><table><tbody><tr><th>出演</th><td>ジョン・ローン&nbsp;</td></tr><tr><th></th><td>ジョアン・チェン&nbsp;</td></tr><tr><th></th><td>ピーター・オトゥール&nbsp;</td></tr><tr><th></th><td>イン・ルオ・チェン&nbsp;</td></tr><tr><th></th><td>ヴィクター・ウォン&nbsp;</td></tr><tr><th></th><td>デニス・ダン&nbsp;</td></tr><tr><th></th><td>坂本龍一&nbsp;</td></tr></tbody></table></figure>
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