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	<title>戦争 | 梅桃電影記</title>
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	<title>戦争 | 梅桃電影記</title>
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		<title>映画【ローン・サバイバー】感想(ネタバレ):壮絶な山岳戦を描く</title>
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		<pubDate>Tue, 21 Jul 2026 23:00:00 +0000</pubDate>
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					<description><![CDATA[目次 ●こんなお話●感想☆☆☆ ●こんなお話 　ネイビーシールズの作戦中に4人の隊員が200人のタリバンの猛攻に耐える話。 ●感想 　実際のネイビーシールズ訓練映像が流れる。氷水へ飛び込み、全身を傷だらけにしながら限界ま [&#8230;]]]></description>
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    <div class="toc-content">
    <ol class="toc-list open"><li><a href="#toc1" tabindex="0">●こんなお話</a></li><li><a href="#toc2" tabindex="0">●感想</a></li><li><a href="#toc3" tabindex="0">☆☆☆</a></li></ol>
    </div>
  </div>

<h2 class="wp-block-heading"><span id="toc1">●こんなお話</span></h2>



<p class="wp-block-paragraph">　ネイビーシールズの作戦中に4人の隊員が200人のタリバンの猛攻に耐える話。</p>



<h2 class="wp-block-heading"><span id="toc2">●感想</span></h2>



<span id="more-8102"></span>



<p class="wp-block-paragraph">　実際のネイビーシールズ訓練映像が流れる。氷水へ飛び込み、全身を傷だらけにしながら限界まで鍛え上げられていく隊員たちの姿が映し出される。その過酷な訓練を経て、仲間同士の強い信頼関係が築かれていく様子も描かれる。</p>



<p class="wp-block-paragraph">　2005年、アフガニスタン。アメリカ海軍特殊部隊ネイビーシールズは、タリバン幹部アフマド・シャーを排除するため、「レッド・ウィング作戦」を実行することになる。</p>



<p class="wp-block-paragraph">　作戦に参加するのは、マーカス・ラトレル二等兵曹、マイケル・マーフィ大尉、ダニー・ディーツ二等兵曹、マシュー・“アクス”・アクセルソン二等兵曹の4人だった。彼らはヘリコプターでアフガニスタン東部クナル州の山岳地帯へ潜入し、山中からアフマド・シャー一派の動向を監視する任務を与えられる。</p>



<p class="wp-block-paragraph">　4人は夜の山岳地帯を慎重に進み、岩場を登りながら監視地点を確保する。翌朝、マーフィは望遠鏡越しにアフマド・シャーたちを発見し、本部へ連絡しようとする。しかし山間部では無線がうまく繋がらず、通信は失敗する。場所を移動しながら何度も送信を試みるが状況は改善しない。</p>



<p class="wp-block-paragraph">　そんな中、ヤギを連れた老人と青年、そして少年が偶然4人の潜伏地点へ現れる。隊員たちは彼らを拘束し、どう対処するか議論を始める。アクスは「解放すれば敵へ通報される」と主張し、ディーツもそれに同意する。しかしマーフィは非武装民間人を殺害することはできないと反対する。マーカスも苦悩しながらマーフィの判断を支持し、4人はヤギ飼いたちを解放する。</p>



<p class="wp-block-paragraph">　やがてその判断は現実になる。山中に大量のタリバン兵が現れ、4人を包囲する。激しい銃撃戦が始まり、隊員たちは崖を転がり落ちながら応戦する。身体を岩へ叩きつけ、骨折や裂傷を負いながらも撃ち続ける姿が延々と描かれる。</p>



<p class="wp-block-paragraph">　ディーツは重傷を負いながら崖下に飛び降りるのに遅れてしまい、敵兵に発見され銃撃を受けて命を落とす。</p>



<p class="wp-block-paragraph">　残されたマーフィ、アクス、マーカスはさらに山を下りながら戦闘を続ける。アクスは狙撃で敵兵を次々に倒すが、自身も腹部や背中に被弾し、血まみれになっていく。</p>



<p class="wp-block-paragraph">　通信不能のままでは全滅すると判断したマーフィは、敵弾が飛び交う中を単独で崖上へ登る。遮蔽物のない場所へ立ち、衛星電話で本部へ救援要請を送る。マーフィは敵の位置や部隊状況を伝えた直後、集中砲火を浴びて、そのまま死亡する。</p>



<p class="wp-block-paragraph">　本部は直ちに救援部隊を派遣する。大型輸送ヘリCH-47チヌークには増援のネイビーシールズと陸軍特殊航空部隊ナイトストーカーズが乗り込んでいた。しかし現地到着直後、タリバン兵が発射したRPGがヘリへ直撃する。チヌークは空中で爆発し、搭乗していた16人全員が死亡する。</p>



<p class="wp-block-paragraph">　山中ではアクスとマーカスがなおも戦い続けていた。アクスは満身創痍の状態で敵を射殺し続けるが、最後は複数の敵兵に囲まれて撃たれる。マーカスは仲間たちの死を目の当たりにしながら、一人だけ生き残る。</p>



<p class="wp-block-paragraph">　瀕死状態になったマーカスは、現地のパシュトゥーン人モハメッド・グラーブに発見される。グラーブはマーカスを自分の村へ運び込み、家族や村人たちと共に看病を始める。傷口を縫い、食事を与え、敵から隠し続ける。</p>



<p class="wp-block-paragraph">　やがてタリバン兵が村へ現れ、「アメリカ兵を引き渡せ」と要求する。しかしグラーブは、客人を守るというパシュトゥーンの掟“パシュトゥンワーリー”に従い拒否する。</p>



<p class="wp-block-paragraph">　グラーブは危険を承知で、手紙を持たせた使者をアメリカ軍基地へ送り出す。その後、タリバン兵が再び村を襲撃し、村人たちは武器を持って応戦する。マーカスも銃を手に取り、村人たちと共に戦う。</p>



<p class="wp-block-paragraph">　そこへアメリカ軍救援部隊が到着し、タリバン兵を制圧する。マーカスはヘリコプターで救出され、作戦唯一の生存者として帰還する。</p>



<p class="wp-block-paragraph">　ラストでは、実在した隊員たちの写真が映し出され、戦死した兵士たちの名前が表示されておしまい。</p>



<hr class="wp-block-separator has-alpha-channel-opacity"/>



<p class="wp-block-paragraph">　政治的背景やアメリカ軍の是非について考え始めるとかなり複雑な題材ですが、映画として観ると「少数精鋭VS圧倒的多数」という構図が非常に熱く、エンタメとして強烈な迫力がありました。</p>



<p class="wp-block-paragraph">　冒頭のネイビーシールズ訓練映像もかなり印象的です。氷水に飛び込まされ、全身傷だらけになりながら訓練を続ける隊員たちの姿を見るだけで、「この人たちは普通じゃない」という説得力が生まれていました。あの過酷な時間を共に乗り越えてきたからこそ、隊員同士の絆が特別なものになっているのも自然に伝わってきます。</p>



<p class="wp-block-paragraph">　序盤は比較的静かな潜入任務として進みますが、ヤギ飼いを逃がすかどうかの場面から空気が一変します。ここは単なる戦争アクションではなく、人間としての倫理と軍人としての判断がぶつかる重要な場面になっていました。「逃がせば危険」「でも民間人は撃てない」という葛藤がしっかり描かれていて、この映画の核になっている部分だと思います。</p>



<p class="wp-block-paragraph">　そして戦闘が始まってからの迫力が凄まじいです。カメラが異様なほど近距離まで寄り、銃撃音や爆発音が鳴り響き、観ている側まで山を転げ落ちているような感覚になります。岩肌へ叩きつけられながら転落していくシーンは、痛みがそのまま伝わってくるようでした。</p>



<p class="wp-block-paragraph">　音響演出もかなり特徴的でした。爆発や被弾のあとに耳鳴りのような音へ切り替わったり、音が割れて聞き取りづらくなったりすることで、戦場の混乱やパニックを疑似体験させる作りになっています。単純に撃ち合うだけではなく、「戦場にいる感覚」を重視しているのがよく分かりました。</p>



<p class="wp-block-paragraph">　また、圧倒的不利な状況でも冷静に行動し続ける隊員たちの姿はやはり格好良かったです。重傷を負っても応戦を続け、仲間を助けようとする姿には強い説得力がありました。</p>



<p class="wp-block-paragraph">　ただ、演出的に少し気になった部分もあります。仲間が一人ずつ倒れていく場面で、毎回スローモーションと感動的な音楽が入るため、「ここで泣いてください」という演出意図がかなり強く感じられました。同じような見せ方が続くので、少し重たく感じる部分もありました。</p>



<p class="wp-block-paragraph">　終盤、村へ移ってからは主人公よりも村人たちのドラマが中心になるため、一瞬「誰が誰なのか分からない」と感じる場面もありました。髭の男性たちが入り乱れるので、人物関係を整理しながら観ないと少し混乱します。</p>



<p class="wp-block-paragraph">　それでも、実話ベースだからこその重みは強烈でした。無線が繋がりにくいと説明されていたにも関わらず、その問題が本当に致命傷になってしまう展開や、装備不足のまま極限状況へ追い込まれていく様子には、「作戦ってこんなに綱渡りなのか」と驚かされます。</p>



<p class="wp-block-paragraph">　そして何より印象に残るのは、最初の“ヤギ飼いを逃がした判断”です。あの選択が正しかったのか、間違っていたのか。仲間を失ったマーカスがその後どう感じていたのか。映画はそこを断定せず、観客へ委ねているように感じました。</p>



<p class="wp-block-paragraph">　戦争映画としての迫力はもちろんですが、極限状況での倫理観や仲間意識も描かれていて、単なるミリタリー映画では終わらない一本でした。</p>



<h2 class="wp-block-heading"><span id="toc3">☆☆☆</span></h2>



<p class="wp-block-paragraph">鑑賞日: 2014/03/27 TOHOシネマズ南大沢　2014/09/30 Blu-ray　2026/06/07 U-NEXT</p>



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		<title>映画【空人】感想(ネタバレ):特攻隊モチーフのドラマが描く罪悪感と和解の物語</title>
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		<dc:creator><![CDATA[jb]]></dc:creator>
		<pubDate>Fri, 10 Jul 2026 23:00:00 +0000</pubDate>
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					<description><![CDATA[目次 ●こんなお話●感想☆☆ ●こんなお話 　特攻隊の生き残りの老人が、恩人のお墓詣りに行ったら親戚の娘さんに会って昔の儀式である死者との結婚式をする話。&#160; ●感想 　1945年、太平洋戦争末期。若い橋本勝雄は [&#8230;]]]></description>
										<content:encoded><![CDATA[

  <div id="toc" class="toc tnt-number toc-center tnt-number border-element"><input type="checkbox" class="toc-checkbox" id="toc-checkbox-4" checked><label class="toc-title" for="toc-checkbox-4">目次</label>
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    <ol class="toc-list open"><li><a href="#toc1" tabindex="0">●こんなお話</a></li><li><a href="#toc2" tabindex="0">●感想</a></li><li><a href="#toc3" tabindex="0">☆☆</a></li></ol>
    </div>
  </div>

<h2 class="wp-block-heading"><span id="toc1">●こんなお話</span></h2>



<p class="wp-block-paragraph"> 　特攻隊の生き残りの老人が、恩人のお墓詣りに行ったら親戚の娘さんに会って昔の儀式である死者との結婚式をする話。&nbsp;</p>



<h2 class="wp-block-heading"><span id="toc2">●感想</span></h2>



<span id="more-1229"></span>



<p class="wp-block-paragraph">　1945年、太平洋戦争末期。若い橋本勝雄は戦況の悪化の中で特別攻撃隊に志願し、海軍航空隊で訓練を受けていた。死を覚悟して入隊した勝雄は、自分の未来に希望を持てずにいたが、飛行兵曹長の阿部と出会ったことで少しずつ心境に変化が生まれる。阿部は勝雄を弟のように気にかける優しい先輩で、厳しい軍隊生活の中でも勝雄を支え続けていた。</p>



<p class="wp-block-paragraph">　ある日、阿部は妹の静子の写真を勝雄に見せる。勝雄は会ったこともない静子に淡い恋心を抱くようになり、阿部とも家族の話を交わすようになる。阿部は戦争が終わったら妹を紹介すると話し、勝雄も生きて帰ることへの希望を抱き始める。</p>



<p class="wp-block-paragraph">　やがて特攻出撃命令が下る。出撃前夜、勝雄は極度の緊張と恐怖に襲われる。そして出撃当日、勝雄は高熱を発して出撃不能となる。病室で寝かされる勝雄の代わりに、欠員補充として阿部が出撃することになる。阿部は勝雄に別れを告げて飛び立ち、そのまま帰還することなく戦死する。一方の勝雄は生き残り、そのまま終戦を迎える。</p>



<p class="wp-block-paragraph">　しかし勝雄は、自分の代わりに阿部が死んだという事実を背負い続けることになる。自分が熱を出さなければ阿部は死ななかったのではないか、自分だけが生き残ったことは卑怯だったのではないか。そうした思いが勝雄の心を長年苦しめ続ける。</p>



<p class="wp-block-paragraph">　それから70年後。高齢となった勝雄は医師から余命半年を宣告される。死を意識した勝雄は、自分が逃げ続けてきた過去と向き合う決意をする。阿部の墓がある山形県天童市の若松寺を訪れ、阿部の家族に会おうと考える。</p>



<p class="wp-block-paragraph">　寺を訪れた勝雄は、そこで静子の娘である紀和と出会う。紀和から、静子がすでに亡くなっていることを知らされる。勝雄は大きな衝撃を受ける。静子に謝罪する機会も、自分の想いを伝える機会も永遠に失われていたからである。</p>



<p class="wp-block-paragraph">　その後、勝雄は紀和や寺の関係者たちと交流する中で、自分が長年抱え続けてきた思いを少しずつ語り始める。阿部が自分の代わりに死んだこと、自分が静子を愛していたこと、そして罪悪感から逃げ続けてきたことを打ち明ける。紀和は母から聞いていた話や残された手紙などを通じて、静子もまた勝雄に特別な感情を抱いていた可能性を知る。</p>



<p class="wp-block-paragraph">　勝雄は静子に直接会うことはできなかったが、せめて最後に約束を果たしたいと願う。そこで若松寺に伝わる「ムカサリ絵馬」の風習が登場する。ムカサリとは、結婚できないまま亡くなった男女のために、死後の世界で結婚式を挙げるという山形地方の民間信仰である。</p>



<p class="wp-block-paragraph">　勝雄は、自分と静子のためにムカサリの儀式を行う決意を固める。寺では死者同士の結婚式を模した儀式が執り行われる。勝雄は70年間果たせなかった想いをようやく形にする。</p>



<p class="wp-block-paragraph">　長い年月にわたって抱え続けた苦しみを吐き出した勝雄は、過去に縛られるのではなく、生き残った者として人生を受け入れていっておしまい。</p>



<hr class="wp-block-separator has-alpha-channel-opacity"/>



<p class="wp-block-paragraph">　少年時代に特攻隊員として死を覚悟しながらも、出撃直前の病によって生き残り、自分の代わりに先輩が死んでしまったという重い罪悪感を背負い続ける主人公。そのうえ余命宣告を受け、人生の終わりが見えたことで過去と向き合う旅に出るという導入は非常に興味を引くものでした。戦争映画でありながら戦場そのものではなく、生き残った人間が何十年にもわたって抱え続ける心の傷に焦点を当てている点は印象的です。</p>



<p class="wp-block-paragraph">　特に、主人公が「なぜ自分だけが生き残ったのか」という思いに苦しみ続ける姿には重みがありました。戦争が終われば苦しみも終わるわけではなく、その後の人生そのものが贖罪の時間になってしまうという描き方には考えさせられるものがあります。</p>



<p class="wp-block-paragraph">　一方で、本作の中心となるムカサリ絵馬や死者との結婚式という題材については、物語の中で十分に感情移入できたとは言い難かったです。主人公の心情は理解できるものの、それを支える周囲の人物、とりわけ紀和の考えや行動原理が見えづらく、ドラマの核となる部分に少し距離を感じました。</p>



<p class="wp-block-paragraph">　また、登場人物たちの年齢設定や人間関係についても違和感を覚える場面がありました。高齢の主人公に対して親密に接する様子や呼び方などがやや不自然に映り、現実感よりも作劇上の都合が先に立っているように感じられます。そのため、感動を狙った場面であっても素直に入り込みにくい部分がありました。</p>



<p class="wp-block-paragraph">　さらに、特攻隊という重い題材を扱っている割には、その要素が後半になるにつれて背景へ退いてしまい、物語の中心は老人と若い女性たちの交流へ移っていきます。特攻隊員として生き残った人間の葛藤をもっと深く掘り下げる内容を期待していたため、少し肩透かしを受けた気持ちにもなりました。</p>



<p class="wp-block-paragraph">　とはいえ、戦争の記憶を現在へとつなぎ、生き残った人間の苦しみや後悔を描こうとした姿勢には見るべきものがあります。特攻隊という題材を通して戦争の悲劇を描くだけでなく、人生の終盤になってようやく過去と向き合う老人の姿を描いた作品としては独特の味わいがありました。</p>



<p class="wp-block-paragraph">　贖罪や後悔、そして人生の終わりに何を残すのかというテーマに興味がある方であれば、一度触れてみる価値のある作品だと思います。ただし、戦争映画としての重厚さや歴史ドラマを期待すると方向性の違いに戸惑うかもしれません。戦争を題材にした作品というよりも、一人の老人が長年抱えてきた心の傷を見つめ直す人生ドラマとして鑑賞した方が受け入れやすい作品でした。</p>



<h2 class="wp-block-heading"><span id="toc3">☆☆</span></h2>



<p class="wp-block-paragraph">観賞日: 2018/11/16 DVD　2026/06/17 U-NEXT</p>



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<figure class="wp-block-table"><table><tbody><tr><th>監督</th><td>小沼雄一&nbsp;</td></tr><tr><th>脚本</th><td>小沼雄一&nbsp;</td></tr><tr><th></th><td>港岳彦&nbsp;</td></tr><tr><th>原作</th><td>清宮零</td></tr></tbody></table></figure>



<figure class="wp-block-table"><table><tbody><tr><th>出演</th><td>奥野匡&nbsp;</td></tr><tr><th></th><td>高橋かおり&nbsp;</td></tr><tr><th></th><td>長谷川奨&nbsp;</td></tr></tbody></table></figure>
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		<title>映画【八月十五日の動乱】感想(ネタバレ):玉音放送を巡る攻防</title>
		<link>https://umemomoliwu.com/hachi-gatsu-jugo-nichi-no-doran</link>
		
		<dc:creator><![CDATA[jb]]></dc:creator>
		<pubDate>Sat, 04 Jul 2026 23:00:00 +0000</pubDate>
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		<category><![CDATA[は行]]></category>
		<category><![CDATA[戦争]]></category>
		<category><![CDATA[邦画]]></category>
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					<description><![CDATA[目次 ●こんなお話●感想☆☆☆ ●こんなお話 　玉音放送を阻止しようとする陸軍から逃れる宮内庁や首相秘書官と攻防の話。 ●感想 　昭和20年8月、日本は広島への原子爆弾投下とソ連の対日参戦によって戦局が決定的となり、政府 [&#8230;]]]></description>
										<content:encoded><![CDATA[

  <div id="toc" class="toc tnt-number toc-center tnt-number border-element"><input type="checkbox" class="toc-checkbox" id="toc-checkbox-6" checked><label class="toc-title" for="toc-checkbox-6">目次</label>
    <div class="toc-content">
    <ol class="toc-list open"><li><a href="#toc1" tabindex="0">●こんなお話</a></li><li><a href="#toc2" tabindex="0">●感想</a></li><li><a href="#toc3" tabindex="0">☆☆☆</a></li></ol>
    </div>
  </div>

<h2 class="wp-block-heading"><span id="toc1">●こんなお話</span></h2>



<p class="wp-block-paragraph">　玉音放送を阻止しようとする陸軍から逃れる宮内庁や首相秘書官と攻防の話。</p>



<h2 class="wp-block-heading"><span id="toc2">●感想</span></h2>



<span id="more-48919"></span>



<p class="wp-block-paragraph">　昭和20年8月、日本は広島への原子爆弾投下とソ連の対日参戦によって戦局が決定的となり、政府は連合国が提示したポツダム宣言を受諾するか、それとも本土決戦を続けるかという重大な決断を迫られていた。首相官邸では連日のように閣議が開かれ、首相はこれ以上戦争を続ければ国民をさらなる犠牲へ追い込むだけだとして早期終戦を主張する。一方、陸軍大臣をはじめとする抗戦派は、最後まで戦い抜くことで少しでも有利な講和条件を引き出すべきだと考え、政府内部は深刻な対立に陥る。連合軍は日本側の回答期限を8月15日正午と定めており、残された時間は刻一刻と失われていく。</p>



<p class="wp-block-paragraph">　膠着した状況を打開するため、首相は天皇の最終判断を仰ぐ御前会議を開くことを決断する。しかし、その情報は陸軍内部にも伝わり、近衛師団の青年将校たちは終戦決定を阻止しようと密かに動き始める。加賀少佐、川崎大尉、小島少佐らは、終戦は国体を失わせる裏切りだと信じ、陸軍大臣へ決起計画を持ち込む。しかし全面的な支持は得られず、それでも自らの信念を貫くため、独自にクーデターを実行する覚悟を固める。</p>



<p class="wp-block-paragraph">　その頃、首相側では秘書官・中島が青年将校たちの不穏な動きを察知していた。御前会議が予定どおり午後に開かれれば、その前に反乱が起きる危険があると判断した中島は、小宮侍従へ会議時間の繰り上げを進言する。宮中でも緊張が高まり、関係者は慎重に準備を進めた結果、御前会議は予定より早い午前10時から開かれることになる。</p>



<p class="wp-block-paragraph">　吹上御苑で開かれた御前会議では、政府首脳や軍首脳が最後まで激論を交わすが、最終的に天皇自らがポツダム宣言受諾という聖断を下す。その一言によって日本政府は終戦を正式に決定し、長く続いた戦争はようやく終結へ向かうことになる。しかし、この決定を受け入れられない青年将校たちは、なおも武力によって状況を覆そうと行動を続ける。</p>



<p class="wp-block-paragraph">　その夜、宮内省では翌日の玉音放送に向けて天皇による終戦の詔勅が録音される。情報局総裁や日本放送協会会長らが立ち会う中、玉音盤は慎重に完成へと導かれる。青年将校たちは、この録音盤さえ奪うか破壊すれば終戦を阻止できると考え、玉音盤の奪取を最優先目標に据える。</p>



<p class="wp-block-paragraph">　一方、近衛師団では反乱計画が実行に移される。川崎、小島、加賀らは近衛師団長・林中将へ決起への協力を求めるが拒否され、激しい対立の末に師団長を射殺する。その後、白井大佐を利用して師団長名義の命令書を偽造し、近衛部隊を動員。坂下門や乾門など皇居の出入口を占拠し、電話や通信を遮断して宮中を完全に孤立させる。静まり返った皇居は一転して緊迫した空気に包まれ、反乱軍は建物内をしらみつぶしに捜索しながら玉音盤を探し始める。</p>



<p class="wp-block-paragraph">　録音終了直後には川崎大尉率いる武装部隊が宮内省へ突入し、部屋という部屋を次々と捜索する。しかし中島秘書官をはじめとする宮内省の職員たちは、自ら危険を承知で玉音盤を巧みに隠し続ける。反乱軍は執拗に探索を続けるものの、最後まで玉音盤を見つけることはできず、終戦阻止の計画は少しずつ崩壊していく。</p>



<p class="wp-block-paragraph">　やがて陸軍上層部は正式に反乱鎮圧へ乗り出し、青年将校たちは完全に孤立する。決起は失敗に終わり、玉音盤は無事に守り抜かれる。そして昭和20年8月15日正午、全国へ玉音放送が流され、天皇自ら終戦を国民へ伝える。日本は戦争の終結を迎え、青年将校たちが命を懸けて企てた最後の反乱もおわっておしまい。</p>



<hr class="wp-block-separator has-alpha-channel-opacity"/>



<p class="wp-block-paragraph">　終戦直前に実際に起きた宮城事件を題材に、玉音放送までの緊迫した時間をテンポよく描いた作品でした。歴史映画でありながら堅苦しい印象はそれほど強くなく、限られた時間の中で終戦へ向かう政府側と、それを阻止しようとする青年将校たちの動きをわかりやすく整理して見せてくれる構成になっています。</p>



<p class="wp-block-paragraph">　特に後半は、玉音盤を巡る追跡劇がサスペンス映画のような緊張感を生み出しており、歴史の結末を知っていても最後まで引き込まれました。宮内省の建物内を捜索する反乱軍と、それを守り抜こうとする関係者たちの駆け引きには手に汗を握る場面が続き、終戦という歴史的事実をエンターテインメント性も交えながら描いている点が印象に残ります。</p>



<p class="wp-block-paragraph">　一方で、登場人物が多く、それぞれの立場や思惑が短時間で描かれるため、歴史的背景をある程度知っているとより理解しやすい作品でもありました。それでも、終戦決定までの流れや宮城事件の概要を知る入口としては非常によくまとまっており、歴史に興味がある方はもちろん、当時の出来事をあまり知らない方でも物語を追いやすい一本だったと思います。</p>



<h2 class="wp-block-heading"><span id="toc3">☆☆☆</span></h2>



<p class="wp-block-paragraph">鑑賞日:2026/06/29 U-NEXT</p>



<figure class="wp-block-table"><table><tbody><tr><th class="has-text-align-left" data-align="left">監督</th><td class="has-text-align-left" data-align="left">小林恒夫&nbsp;</td></tr><tr><th class="has-text-align-left" data-align="left">脚本</th><td class="has-text-align-left" data-align="left">高岩肇&nbsp;</td></tr></tbody></table></figure>



<figure class="wp-block-table"><table><tbody><tr><th class="has-text-align-left" data-align="left">出演</th><td class="has-text-align-left" data-align="left">鶴田浩二&nbsp;</td></tr><tr><th class="has-text-align-left" data-align="left"></th><td class="has-text-align-left" data-align="left">岩崎加根子&nbsp;</td></tr><tr><th class="has-text-align-left" data-align="left"></th><td class="has-text-align-left" data-align="left">池谷盛彦&nbsp;</td></tr><tr><th class="has-text-align-left" data-align="left"></th><td class="has-text-align-left" data-align="left">江原真二郎&nbsp;</td></tr><tr><th class="has-text-align-left" data-align="left"></th><td class="has-text-align-left" data-align="left">小川守&nbsp;</td></tr><tr><th class="has-text-align-left" data-align="left"></th><td class="has-text-align-left" data-align="left">今井健二&nbsp;</td></tr><tr><th class="has-text-align-left" data-align="left"></th><td class="has-text-align-left" data-align="left">中山昭二&nbsp;</td></tr><tr><th class="has-text-align-left" data-align="left"></th><td class="has-text-align-left" data-align="left">宇佐美淳也&nbsp;</td></tr><tr><th class="has-text-align-left" data-align="left"></th><td class="has-text-align-left" data-align="left">山形勲&nbsp;</td></tr><tr><th class="has-text-align-left" data-align="left"></th><td class="has-text-align-left" data-align="left">神田隆&nbsp;</td></tr><tr><th class="has-text-align-left" data-align="left"></th><td class="has-text-align-left" data-align="left">北龍二&nbsp;</td></tr><tr><th class="has-text-align-left" data-align="left"></th><td class="has-text-align-left" data-align="left">明石潮&nbsp;</td></tr><tr><th class="has-text-align-left" data-align="left"></th><td class="has-text-align-left" data-align="left">南道郎&nbsp;</td></tr><tr><th class="has-text-align-left" data-align="left"></th><td class="has-text-align-left" data-align="left">岡野耕作&nbsp;</td></tr><tr><th class="has-text-align-left" data-align="left"></th><td class="has-text-align-left" data-align="left">山本麟一&nbsp;</td></tr><tr><th class="has-text-align-left" data-align="left"></th><td class="has-text-align-left" data-align="left">大村文武&nbsp;</td></tr><tr><th class="has-text-align-left" data-align="left"></th><td class="has-text-align-left" data-align="left">北山達也&nbsp;</td></tr><tr><th class="has-text-align-left" data-align="left"></th><td class="has-text-align-left" data-align="left">関山耕司&nbsp;</td></tr><tr><th class="has-text-align-left" data-align="left"></th><td class="has-text-align-left" data-align="left">片山滉&nbsp;</td></tr><tr><th class="has-text-align-left" data-align="left"></th><td class="has-text-align-left" data-align="left">河野秋武&nbsp;</td></tr><tr><th class="has-text-align-left" data-align="left"></th><td class="has-text-align-left" data-align="left">松本克平&nbsp;</td></tr><tr><th class="has-text-align-left" data-align="left"></th><td class="has-text-align-left" data-align="left">江川宇禮雄&nbsp;</td></tr><tr><th class="has-text-align-left" data-align="left"></th><td class="has-text-align-left" data-align="left">潮健児&nbsp;</td></tr><tr><th class="has-text-align-left" data-align="left"></th><td class="has-text-align-left" data-align="left">加藤嘉&nbsp;</td></tr><tr><th class="has-text-align-left" data-align="left"></th><td class="has-text-align-left" data-align="left">故里やよい&nbsp;</td></tr><tr><th class="has-text-align-left" data-align="left"></th><td class="has-text-align-left" data-align="left">千葉真一&nbsp;</td></tr></tbody></table></figure>
]]></content:encoded>
					
		
		
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		<title>映画【沈黙の艦隊 北極海大海戦】感想(ネタバレ):北極海の死闘と国連への航海を描く</title>
		<link>https://umemomoliwu.com/the-silent-service-the-battle-of-arctic-ocean</link>
		
		<dc:creator><![CDATA[jb]]></dc:creator>
		<pubDate>Fri, 26 Jun 2026 23:00:00 +0000</pubDate>
				<category><![CDATA[Amazonプライム]]></category>
		<category><![CDATA[☆☆☆]]></category>
		<category><![CDATA[た行]]></category>
		<category><![CDATA[戦争]]></category>
		<category><![CDATA[邦画]]></category>
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					<description><![CDATA[目次 ●こんなお話●感想☆☆☆ ●こんなお話 　ニューヨークへ向かう「やまと」が北極海で米軍と戦ったり、日本で総選挙が行われる話。 ●感想 　東京湾でアメリカ第七艦隊との緊迫した対峙を乗り越えた原子力潜水艦「やまと」は、 [&#8230;]]]></description>
										<content:encoded><![CDATA[

  <div id="toc" class="toc tnt-number toc-center tnt-number border-element"><input type="checkbox" class="toc-checkbox" id="toc-checkbox-8" checked><label class="toc-title" for="toc-checkbox-8">目次</label>
    <div class="toc-content">
    <ol class="toc-list open"><li><a href="#toc1" tabindex="0">●こんなお話</a></li><li><a href="#toc2" tabindex="0">●感想</a></li><li><a href="#toc3" tabindex="0">☆☆☆</a></li></ol>
    </div>
  </div>

<h2 class="wp-block-heading"><span id="toc1">●こんなお話</span></h2>



<p class="wp-block-paragraph">　ニューヨークへ向かう「やまと」が北極海で米軍と戦ったり、日本で総選挙が行われる話。</p>



<h2 class="wp-block-heading"><span id="toc2">●感想</span></h2>



<span id="more-48864"></span>



<p class="wp-block-paragraph">　東京湾でアメリカ第七艦隊との緊迫した対峙を乗り越えた原子力潜水艦「やまと」は、独立国家を名乗る存在として国際社会へ自らの理念を訴えるため、国連総会が開かれるニューヨークを目指して航海を続ける。艦長の海江田四郎は軍事力による支配ではなく、自らの思想と行動によって世界に新たな価値観を示そうとしていた。</p>



<p class="wp-block-paragraph">　しかしアメリカ大統領ベネットは、「やまと」を国家として認める意思を持たず、巨大な軍事力を有する危険な存在として警戒を強めていた。海江田がニューヨークへ到達する前に阻止するべく、アメリカは北極海方面で迎撃作戦を展開する。舞台となるのはアメリカとロシアの境界に位置するベーリング海域だった。</p>



<p class="wp-block-paragraph">　アメリカは周辺海域に展開していた各国艦艇を後退させたうえで、最新鋭の原子力潜水艦「アレキサンダー」と「キング」を投入する。その指揮を執るのはベイツ兄弟であり、彼らは高性能艦と豊富な実戦経験を武器に海江田へ挑む。</p>



<p class="wp-block-paragraph">　流氷が広がる極寒の海域で始まる潜水艦戦は、通常の海戦とはまったく異なる様相を見せる。氷の存在によって退避経路も限られ、一瞬の判断が生死を左右する極限状態の中、「やまと」とアメリカ潜水艦隊は激しい駆け引きを繰り広げる。</p>



<p class="wp-block-paragraph">　海江田は冷静な分析力と大胆な発想で相手の動きを先読みし、巧みに戦場を支配していく。一方のベイツ兄弟も決して引かず、最新鋭艦の性能を最大限に引き出して攻勢を続ける。互いに譲らない攻防の末、「キング」は戦闘不能となり海中へ沈没する。そして残された「アレキサンダー」も追い詰められ、最終的には降伏という選択を余儀なくされる。</p>



<p class="wp-block-paragraph">　世界最強クラスの原子力潜水艦部隊を相手に勝利したことで、「やまと」の存在はさらに世界中の注目を集めることになる。</p>



<p class="wp-block-paragraph">　その頃、日本国内でも大きな政治的変化が起きていた。竹上首相は衆議院解散を決断し、総選挙へ踏み切る。争点となったのは海江田と「やまと」に対する政府の姿勢だった。独立国家を名乗る「やまと」をどう扱うのか、日本はアメリカとの同盟を優先するのか。それとも新たな時代の可能性を模索するのか。国民の間でも意見は大きく割れていく。</p>



<p class="wp-block-paragraph">　やがてベーリング海での勝利が報じられると世論は大きく動き、竹上政権への支持が高まる。選挙の結果、竹上は再び首相の座を維持し、「やまと」と向き合うための政治的基盤を確保する。</p>



<p class="wp-block-paragraph">　一方で海江田は歩みを止めず、国連総会出席という目的へ向かってニューヨークを目指す。しかしベネット大統領は最後まで譲歩せず、ニューヨーク湾への進入を阻止するため第二艦隊を出動させる。空母JFKを中心とした巨大艦隊が展開し、「やまと」を迎え撃つ体制を整える。</p>



<p class="wp-block-paragraph">　圧倒的な戦力差の中で対峙することになった海江田だったが、彼は徹底して先制攻撃を行わない方針を貫く。「やまと」は魚雷を発射せず、アクティブソナーによって自らの存在を示し続けるだけだった。それは敵を破壊するためではなく、自らに攻撃意思がないことを証明するための行動でもあった。</p>



<p class="wp-block-paragraph">　しかしアメリカ軍は攻撃を続行する。対潜兵器や魚雷が次々と投入される中、「やまと」は卓越した操艦技術と乗組員たちの冷静な対応によって攻撃を回避していく。海江田は一切反撃せず、沈黙の中でアメリカ側へ問いを投げかける。</p>



<p class="wp-block-paragraph">　やがて「やまと」は空母JFKの目前にまで到達する。圧倒的な軍事力に包囲されながらも攻撃を行わない海江田の姿勢は、次第にアメリカ側の認識にも変化をもたらしていく。</p>



<p class="wp-block-paragraph">　ついにベネット大統領は軍事力による解決の限界を認め、攻撃中止を命令する。そして海江田との直接対話を受け入れ、「やまと」のニューヨーク湾進入を許可する決断を下す。</p>



<p class="wp-block-paragraph">　こうして海江田は国連総会へ向かう道を切り開き、「やまと」という存在を世界へ問う新たな局面へ進んでいっておしまい。</p>



<hr class="wp-block-separator has-alpha-channel-opacity"/>



<p class="wp-block-paragraph">　前作に続いてスケールの大きな作品でしたが、やはり最大の見どころは潜水艦同士が知略を尽くして戦う北極海での海戦だったと思います。流氷に覆われた特殊な海域を舞台にした戦闘は映像的な迫力があり、巨大な軍事兵器同士が静かに相手を追い詰めていく緊張感は非常に見応えがありました。</p>



<p class="wp-block-paragraph">　特に潜水艦戦は派手な爆発だけでなく、音や位置情報、相手の思考を読み合う駆け引きが重要になるため、独特の面白さがあります。映像としても力が入っていて、一級のエンターテインメントとして楽しめる仕上がりだったと思います。</p>



<p class="wp-block-paragraph">　ただ一方で、潜水艦戦の専門用語や戦術が次々と飛び交うため、何が起きているのか理解しにくい場面も少なくありませんでした。誰が優勢なのか、どの作戦が成功したのかが瞬時には伝わりにくく、映像の迫力に対して状況把握が追いつかないこともありました。</p>



<p class="wp-block-paragraph">　また、戦場を取材する記者たちのエピソードも印象に残りますが、ヘリコプターで戦闘海域へ向かう流れはかなり突然で、物語の本筋とのつながりが少し分かりにくかったです。報道という視点を取り入れる意図は理解できるものの、もう少し積み重ねがあれば感情移入しやすかったかもしれません。</p>



<p class="wp-block-paragraph">　日本国内の政治パートについても同様で、「やまと」を支持する政治家たちの動きや「やまと保険」を提案する政治家など総選挙の展開は物語上とても重要なはずですが、前提知識がないと少し置いていかれる感覚がありました。海上での戦いが中心だと思って観ていると、急に政治劇へ比重が移るため戸惑う部分もあります。</p>



<p class="wp-block-paragraph">　それでも大沢たかお演じる海江田四郎の存在感は圧倒的でした。ほとんど感情を表に出さず、それでいて周囲を動かしていく姿には独特の説得力があります。敵味方を問わず相手に影響を与えていくカリスマ性は、このシリーズ最大の魅力だと感じました。</p>



<p class="wp-block-paragraph">　軍事アクション、政治ドラマ、国際問題を一つの物語に詰め込んだスケールの大きな作品であり、細かな部分では分かりにくさもあるものの、潜水艦映画としての迫力と映像体験は十分に楽しめる一本でした。特に北極海での海戦シーンはシリーズ屈指の見せ場であり、大画面でこそ味わいたいスペクタクルだったと思います。</p>



<h2 class="wp-block-heading"><span id="toc3">☆☆☆</span></h2>



<p class="wp-block-paragraph">鑑賞日:2026/06/20 Amazonプライム・ビデオ</p>



<figure class="wp-block-table"><table><tbody><tr><th class="has-text-align-left" data-align="left">監督</th><td class="has-text-align-left" data-align="left">吉野耕平 </td></tr><tr><th class="has-text-align-left" data-align="left">脚本</th><td class="has-text-align-left" data-align="left">高井光 </td></tr><tr><th class="has-text-align-left" data-align="left">原作</th><td class="has-text-align-left" data-align="left">かわぐちかいじ</td></tr></tbody></table></figure>



<figure class="wp-block-table"><table><tbody><tr><th class="has-text-align-left" data-align="left">出演</th><td class="has-text-align-left" data-align="left">大沢たかお </td></tr><tr><th class="has-text-align-left" data-align="left"></th><td class="has-text-align-left" data-align="left">上戸彩 </td></tr><tr><th class="has-text-align-left" data-align="left"></th><td class="has-text-align-left" data-align="left">津田健次郎 </td></tr><tr><th class="has-text-align-left" data-align="left"></th><td class="has-text-align-left" data-align="left">中村蒼 </td></tr><tr><th class="has-text-align-left" data-align="left"></th><td class="has-text-align-left" data-align="left">松岡広大 </td></tr><tr><th class="has-text-align-left" data-align="left"></th><td class="has-text-align-left" data-align="left">前原滉 </td></tr><tr><th class="has-text-align-left" data-align="left"></th><td class="has-text-align-left" data-align="left">渡邊圭祐 </td></tr><tr><th class="has-text-align-left" data-align="left"></th><td class="has-text-align-left" data-align="left">風吹ジュン </td></tr><tr><th class="has-text-align-left" data-align="left"></th><td class="has-text-align-left" data-align="left">Torean Thomas </td></tr><tr><th class="has-text-align-left" data-align="left"></th><td class="has-text-align-left" data-align="left">Brian Garcia </td></tr><tr><th class="has-text-align-left" data-align="left"></th><td class="has-text-align-left" data-align="left">Dominic Power </td></tr><tr><th class="has-text-align-left" data-align="left"></th><td class="has-text-align-left" data-align="left">Rick Amsbury </td></tr><tr><th class="has-text-align-left" data-align="left"></th><td class="has-text-align-left" data-align="left">岡本多緒 </td></tr><tr><th class="has-text-align-left" data-align="left"></th><td class="has-text-align-left" data-align="left">酒向芳 </td></tr><tr><th class="has-text-align-left" data-align="left"></th><td class="has-text-align-left" data-align="left">夏川結衣 </td></tr><tr><th class="has-text-align-left" data-align="left"></th><td class="has-text-align-left" data-align="left">笹野高史 </td></tr><tr><th class="has-text-align-left" data-align="left"></th><td class="has-text-align-left" data-align="left">江口洋介 </td></tr></tbody></table></figure>
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		<item>
		<title>映画【金陵十三釵/The Flowers Of War】感想(ネタバレ):壮絶な戦場と教会内ドラマが交差する人間ドラマ</title>
		<link>https://umemomoliwu.com/the-flowers-of-war</link>
		
		<dc:creator><![CDATA[jb]]></dc:creator>
		<pubDate>Mon, 09 Mar 2026 23:00:00 +0000</pubDate>
				<category><![CDATA[DVDorBlu-ray]]></category>
		<category><![CDATA[☆☆☆]]></category>
		<category><![CDATA[アジア]]></category>
		<category><![CDATA[戦争]]></category>
		<category><![CDATA[英数字]]></category>
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					<description><![CDATA[目次 ●こんなお話●感想☆☆☆ ●こんなお話 　日本軍に攻略された南京で、教会に神父さんを埋葬にしに来たアメリカ人の葬儀屋がそこに逃げてきた少女たちや娼婦さんたちが迫りくる日本軍の魔の手から何とか対応していく話。 ●感想 [&#8230;]]]></description>
										<content:encoded><![CDATA[

  <div id="toc" class="toc tnt-number toc-center tnt-number border-element"><input type="checkbox" class="toc-checkbox" id="toc-checkbox-10" checked><label class="toc-title" for="toc-checkbox-10">目次</label>
    <div class="toc-content">
    <ol class="toc-list open"><li><a href="#toc1" tabindex="0">●こんなお話</a></li><li><a href="#toc2" tabindex="0">●感想</a></li><li><a href="#toc3" tabindex="0">☆☆☆</a></li></ol>
    </div>
  </div>

<h2 class="wp-block-heading"><span id="toc1">●こんなお話</span></h2>



<p class="wp-block-paragraph">　日本軍に攻略された南京で、教会に神父さんを埋葬にしに来たアメリカ人の葬儀屋がそこに逃げてきた少女たちや娼婦さんたちが迫りくる日本軍の魔の手から何とか対応していく話。</p>



<h2 class="wp-block-heading"><span id="toc2">●感想</span></h2>



<span id="more-9389"></span>



<p class="wp-block-paragraph">　1937年12月、日本軍の侵攻により中国の首都・南京は陥落し、市街地では銃声と爆発音が鳴り響き、逃げ惑う市民が次々と倒れていく。アメリカ人の葬儀屋ジョン・ミラーは、戦死した神父の埋葬依頼を受け、南京のカトリック教会へ向かうが、到着した時には街は日本軍の支配下に置かれている。教会には少年ジョージだけが残っており、ジョンはやむなく神父の衣装を身に着け、その場にとどまる。</p>



<p class="wp-block-paragraph">　やがて、港からの脱出に失敗した女学生たちが教会に避難してくる。さらに近隣の遊郭から逃げてきた妓女たちも加わり、聖堂の地下室には少女たちと派手な衣装の女性たちが身を寄せ合う状況となる。外では日本兵が民間人を連行し、暴行を加える光景が広がっている。</p>



<p class="wp-block-paragraph">　日本兵が教会に乱入し、女学生に襲いかかる。ジョンは最初逃げ出そうとするが、悲鳴を聞いて神父の姿で制止しようとし、殴られて倒される。その場に現れた一人の中国兵が狙撃と機転で日本兵を次々と倒し、最後は爆薬を抱えて自爆し、日本兵を巻き込んで命を落とす。</p>



<p class="wp-block-paragraph">　後日、日本軍の将校・長谷川大佐が教会を訪れ、女学生たちを日本軍の祝賀会で歌わせたいと告げる。彼は教会の安全を保証すると言うが、それは少女たちを差し出すことを意味している。中盤では、遊郭に忘れ物を取りに戻った妓女二人が日本兵に見つかり、暴行を受けた末に銃剣で殺害される。ジョンが駆けつけた時にはすでに遺体となっている。</p>



<p class="wp-block-paragraph">　祝賀会への招待は命令だと通告され、日本軍が人数を数えた際、妓女の一人が女学生として誤って数えられ、十三人になる。これをきっかけに、妓女たちは女学生を守るため自分たちが身代わりになることを決断する。リーダー格のユーモは仲間を説得し、髪を切り、化粧を落とし、学生服に着替えて少女になりすます。ジョンも変装を手伝い、彼女たちの覚悟を受け入れる。</p>



<p class="wp-block-paragraph">　翌日、十三人の“女学生”として連行されたのは妓女たちであり、本物の少女たちは地下室に隠される。ジョンは教会に残されたトラックを修理し、通行許可証を利用して少女たちとジョージを脱出させる計画を実行する。娘を守るため日本軍に協力していた父親がその行動を非難される場面もあるが、ジョンは彼を立派な父親だと語る。</p>



<p class="wp-block-paragraph">　最後、トラックは荒れた道路を西へと走り去る。少女たちは救われ、ジョンも彼女たちと共に南京を離れておしまい。</p>



<hr class="wp-block-separator has-alpha-channel-opacity"/>



<p class="wp-block-paragraph">　冒頭の市街戦は重低音の銃声と破片が飛び散る演出が続き、非常に生々しい臨場感がありました。教会内での戦闘では、中国兵が知恵と機転で日本兵を倒していく場面がヒーロー映画のような高揚感を帯び、爆発のスローモーションと色鮮やかな布が舞う映像はチャン・イーモウ監督らしい美しさを感じさせます。</p>



<p class="wp-block-paragraph">　酒に溺れていた葬儀屋ジョンが、次第に少女たちを守ろうとする姿勢へ変化していく流れは胸を打ちます。渡部篤郎さん演じる長谷川大佐は、教養ある軍人として振る舞いながらも命令に従うしかない立場にあり、その葛藤が印象に残りました。</p>



<p class="wp-block-paragraph">　物語の大半が教会内部で展開するため、歴史的大事件を背景にしながらも室内劇の性格が強く、舞台設定が限定的に感じられる部分もあります。トラック修理や変装計画などはやや都合よく進む印象もありますが、十三人の女性が自ら犠牲を選ぶ決断の重みが物語を支えています。</p>



<p class="wp-block-paragraph">　妓女二人が命を落とす場面は特に衝撃的で、戦時下の無力さが強烈に描かれていました。父と娘の確執が最後に和らぐくだりも丁寧に収められており、感情の整理がつきます。</p>



<p class="wp-block-paragraph">　上映時間は長めですが、圧倒的な映像美と自己犠牲を軸にしたドラマ性により、重厚な余韻を残す作品に仕上がっていると感じました。</p>



<h2 class="wp-block-heading"><span id="toc3">☆☆☆</span></h2>



<p class="wp-block-paragraph">鑑賞日:2015/05/15 Blu-ray　2026/03/08 Blu-ray</p>



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<figure class="wp-block-table"><table><tbody><tr><th>監督</th><td>チャン・イーモウ</td></tr><tr><th>脚本</th><td>リュウ・ホン</td></tr></tbody></table></figure>



<figure class="wp-block-table"><table><tbody><tr><th>出演</th><td>クリスチャン・ベイル</td></tr><tr><th></th><td>ニー・ニー</td></tr><tr><th></th><td>チャン・シンイー</td></tr><tr><th></th><td>フアン・ティアンユアン</td></tr><tr><th></th><td>ハン・シティン</td></tr><tr><th></th><td>トン・ダーウェイ</td></tr><tr><th></th><td>渡部篤郎</td></tr></tbody></table></figure>



<p class="wp-block-paragraph"></p>
]]></content:encoded>
					
		
		
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		<item>
		<title>映画【硫黄島からの手紙】感想(ネタバレ):硫黄島に残された手紙が語る兵士たちの記憶</title>
		<link>https://umemomoliwu.com/letters-from-iwo-jima</link>
		
		<dc:creator><![CDATA[jb]]></dc:creator>
		<pubDate>Thu, 05 Feb 2026 23:00:00 +0000</pubDate>
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		<category><![CDATA[戦争]]></category>
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					<description><![CDATA[目次 ●こんなお話●感想☆☆☆☆☆ ●こんなお話 　硫黄島の戦いの日本側から見た話。 ●感想 　2005年、現代の硫黄島で地下壕の発掘調査が行われ、地中から多数の日本兵の手紙が発見される。その手紙をきっかけに物語は過去へ [&#8230;]]]></description>
										<content:encoded><![CDATA[

  <div id="toc" class="toc tnt-number toc-center tnt-number border-element"><input type="checkbox" class="toc-checkbox" id="toc-checkbox-12" checked><label class="toc-title" for="toc-checkbox-12">目次</label>
    <div class="toc-content">
    <ol class="toc-list open"><li><a href="#toc1" tabindex="0">●こんなお話</a></li><li><a href="#toc2" tabindex="0">●感想</a></li><li><a href="#toc3" tabindex="0">☆☆☆☆☆</a></li></ol>
    </div>
  </div>

<h2 class="wp-block-heading"><span id="toc1">●こんなお話</span></h2>



<p class="wp-block-paragraph">　硫黄島の戦いの日本側から見た話。</p>



<h2 class="wp-block-heading"><span id="toc2">●感想</span></h2>



<span id="more-18861"></span>



<p class="wp-block-paragraph">　2005年、現代の硫黄島で地下壕の発掘調査が行われ、地中から多数の日本兵の手紙が発見される。その手紙をきっかけに物語は過去へと遡り、舞台は1944年、太平洋戦争末期の硫黄島へと移る。</p>



<p class="wp-block-paragraph">　硫黄島守備隊には、家族を日本に残した元パン職人の一等兵・西郷をはじめ、多くの兵士たちが配属されていた。過酷な自然環境と物資不足の中、彼らは島の防衛準備を進めていたが、新たに着任した指揮官・栗林忠道中将は、それまでの常識を覆す戦術を打ち出す。アメリカ留学経験を持つ栗林は、敵の圧倒的な物量と補給能力を理解しており、海岸での迎撃や無謀な突撃を退け、島内部に張り巡らせた地下壕とトンネルによる持久戦を命じる。</p>



<p class="wp-block-paragraph">　この方針は旧来的な価値観を持つ将校たちの反発を招くが、栗林は兵士一人ひとりの命を少しでも長く守ろうとし、家族へ手紙を書く時間を与えるなど、人としての尊厳を失わせない指揮を貫く。</p>



<p class="wp-block-paragraph">　1945年2月、ついに米軍が硫黄島へ上陸する。日本軍は地下壕からの奇襲で応戦するが、激しい艦砲射撃と火炎放射器によって壕は破壊され、戦況は急速に悪化していく。洞窟内での集団自決や手榴弾による死、重傷兵の処置など、戦争の極限状態が容赦なく描かれていく。</p>



<p class="wp-block-paragraph">　馬術選手として知られる西竹一中佐は、敵である負傷米兵を助け、その兵が持つ母からの手紙に心を動かされるが、やがて戦死する。憲兵としての過去に苦しむ若い兵士・清水は、捕虜となるが米兵に処刑され、島に漂う空気は次第に重苦しさを増していく。島の防衛は完全に追い詰められ、栗林は最後の総攻撃を決断し、自らも前線へ赴く。重傷を負った栗林は自決。西郷は混乱の中で米軍に捕らえられ意識を失う。目を覚ました彼が夕焼けを見つめ、静かに見つめる。</p>



<p class="wp-block-paragraph">　再び現代へ戻り、発掘された手紙が読み上げられることで、名もなき兵士たちの声が時代を越えて響き、敵味方を超えた人間の尊厳と記憶の重みが静かに浮かび上がっておしまい。</p>



<hr class="wp-block-separator has-alpha-channel-opacity"/>



<p class="wp-block-paragraph">　栗林中将と一等兵・西郷を軸に、戦車隊の西竹一中佐や憲兵隊の兵士たちが、それぞれどのような思いで戦場に立つのかを、序盤で丁寧に描いている点が非常に印象的でした。従来の上陸阻止作戦を否定し、地下要塞による持久戦を選んだ栗林に対する反発や、部隊が一枚岩になりきれないまま戦争へ突入していく様子は、人間ドラマとして見応えがありました。</p>



<p class="wp-block-paragraph">　特に、元パン職人である西郷が、召集に戸惑いながら戦場に放り込まれていく姿は親しみやすく、観る側の視点として機能していたと思います。米軍上陸後は短い時間で戦況が急転していくため、日本軍が次々と倒れていく印象を受けますが、個々の戦闘よりも、追い詰められた状況下での人間関係や心理の変化に重きを置いている点が、この作品らしさだと感じました。</p>



<p class="wp-block-paragraph">　自決を選ぶ者、投降を考える者、その狭間で揺れる感情を西郷の目線で追体験できる構成は、戦争を遠い出来事ではなく、身近な人間の選択として捉えさせてくれます。色味を抑えた映像の中で、炎だけが鮮烈に浮かび上がる演出も印象的で、戦場の異様さと恐ろしさを強く伝えていました。</p>



<p class="wp-block-paragraph">　一方で、重厚な演技が並ぶ中で、一人だけ現代的な雰囲気を感じさせる人物が目立ってしまい、世界観から少し浮いて見えた点は惜しく思います。それでも全体としては、派手さではなく静かな説得力で戦争を描いた作品であり、観終えた後に多くのことを考えさせられる映画でした。</p>



<h2 class="wp-block-heading"><span id="toc3">☆☆☆☆☆</span></h2>



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<figure class="wp-block-table"><table><tbody><tr><th>監督</th><td>クリント・イーストウッド&nbsp;</td></tr><tr><th>脚本</th><td>アイリス・ヤマシタ&nbsp;</td></tr><tr><th>共同原案</th><td>ポール・ハギス&nbsp;</td></tr><tr><th>原案</th><td>栗林忠道&nbsp;</td></tr></tbody></table></figure>



<figure class="wp-block-table"><table><tbody><tr><th>出演</th><td>渡辺謙&nbsp;</td></tr><tr><th></th><td>二宮和也&nbsp;</td></tr><tr><th></th><td>伊原剛志&nbsp;</td></tr><tr><th></th><td>加瀬亮&nbsp;</td></tr><tr><th></th><td>中村獅童&nbsp;</td></tr><tr><th></th><td>裕木奈江&nbsp;</td></tr></tbody></table></figure>
]]></content:encoded>
					
		
		
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		<title>映画【太平洋の奇跡－フォックスと呼ばれた男－】感想(ネタバレ):大場大尉と仲間たちが挑むサイパン島の長期戦</title>
		<link>https://umemomoliwu.com/fox</link>
		
		<dc:creator><![CDATA[jb]]></dc:creator>
		<pubDate>Tue, 20 Jan 2026 23:00:00 +0000</pubDate>
				<category><![CDATA[Amazonプライム]]></category>
		<category><![CDATA[DVDorBlu-ray]]></category>
		<category><![CDATA[U-NEXT]]></category>
		<category><![CDATA[☆☆]]></category>
		<category><![CDATA[た行]]></category>
		<category><![CDATA[戦争]]></category>
		<category><![CDATA[邦画]]></category>
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					<description><![CDATA[目次 ●こんなお話●感想☆☆ ●こんなお話 　サイパン島の戦いが終わった後も山の中に隠れている日本兵と彼らをリスペクトするアメリカ兵の話。 ●感想 　1944年、太平洋戦争が末期へ向かう頃、日本軍が拠点としていたサイパン [&#8230;]]]></description>
										<content:encoded><![CDATA[

  <div id="toc" class="toc tnt-number toc-center tnt-number border-element"><input type="checkbox" class="toc-checkbox" id="toc-checkbox-14" checked><label class="toc-title" for="toc-checkbox-14">目次</label>
    <div class="toc-content">
    <ol class="toc-list open"><li><a href="#toc1" tabindex="0">●こんなお話</a></li><li><a href="#toc2" tabindex="0">●感想</a></li><li><a href="#toc3" tabindex="0">☆☆</a></li></ol>
    </div>
  </div>

<h2 class="wp-block-heading"><span id="toc1">●こんなお話</span></h2>



<p class="wp-block-paragraph">　サイパン島の戦いが終わった後も山の中に隠れている日本兵と彼らをリスペクトするアメリカ兵の話。</p>



<h2 class="wp-block-heading"><span id="toc2">●感想</span></h2>



<span id="more-4225"></span>



<p class="wp-block-paragraph">　1944年、太平洋戦争が末期へ向かう頃、日本軍が拠点としていたサイパン島は米軍の大規模な上陸作戦により瞬く間に劣勢へ追い込まれる。前線は押し込まれ、島の拠点は次々と崩れ、守備隊は陣地を失いながら退却を重ねていく。司令部は戦況の悪化を前に玉砕を命じ、幹部たちが次々と自決する中、戦線は山岳地帯へと縮んでいく。</p>



<p class="wp-block-paragraph">　タッポーチョ山周辺に散開した日本兵の中で、大場栄大尉は少数の部下や民間人を伴って後退し、完全な壊滅を避けるために地形を利用したゲリラ戦へと移行する。部下の堀内今朝松や木谷敏男をはじめ、民間人も加わった小部隊は、補給が途絶えた極限の状況で敵の捜索隊をかわしながら戦闘を継続する。大場は無謀な特攻を避け、生き残ることを前提とした戦い方を選び、民間人の保護にも力を割いていく。</p>



<p class="wp-block-paragraph">　サイパン全島を制圧しようとする米軍の掃討戦が続く中、大場たちはわずか数十名でありながら、相手方の大兵力を撹乱し続ける。山岳地帯を拠点に、移動と潜伏を繰り返し、時には米軍の包囲網をすり抜け、罠を仕掛けたりして小部隊は粘り強く行動する。戦線の縮小とともに環境は一層厳しくなり、食糧不足や傷病者の増加、戦死者の埋葬など、日常の一つ一つが重くのしかかる日々が続く。アメリカ軍側でも大場を理解しようとする軍人がいたり。</p>



<p class="wp-block-paragraph">　やがて島全体が米軍の管理下に入り、周囲が降伏を選んでいく中でも、大場の部隊は戦況の変化をつかみきれず、抗戦を続ける集団として山中に残留する。情報が断片的にしか届かず、戦争の終わりが近いことを知りながらも命令が曖昧で、彼らは撤退と潜伏を繰り返しながら生存の道を模索し続けた。</p>



<p class="wp-block-paragraph">　無条件の降伏ではなく、命令として下山すれば降りるということで、大場たちは長い潜伏生活に終止符を打ち、山を下りる決意を固める。彼らは疲弊しながらも整列し、島で最後に残った日本兵として姿を現し、そのまま降伏へ向かっておしまい。</p>



<hr class="wp-block-separator has-alpha-channel-opacity"/>



<p class="wp-block-paragraph">　作品はサイパン島の戦いを序盤で描き、その崩壊と混乱を背景に、大場大尉が山中へ退避していく流れを静かに積み重ねていました。司令部の自決や総攻撃の散り様を経て、彼らがどのように山岳戦へ移行したのかが示される一連の描写には、当時の切迫した空気が伝わってきます。また、アメリカ側の視点も同時に挿入され、大場大尉の存在を追う兵士たちの姿が対照的に描かれていました。</p>



<p class="wp-block-paragraph">　ただ、大場大尉がどのような心情で行動しているのか、その内側が把握しにくく、彼が何を目的に抗戦を続けているのかが見えづらいところもあったように思います。周囲の兵士や民間人が降伏か継戦かで揺れる中、大場がどの立場から判断しているのか、もう少し掘り下げがあると人物像に奥行きが生まれたのではないかと感じました。</p>



<p class="wp-block-paragraph">　アメリカ側の描かれ方も、終始「日本兵を理解する人物」という役割に収まっており、やや一本調子な印象がありました。フォックスと呼ばれる要素についても、その異名にふさわしい戦術や知略が作品内で強調される場面が少なく、戦場での動きが単純な撃ち合いに留まってしまったため、キャラクターとしての説得力が薄くなっていたように思います。唐沢寿明さんの演じる人物も、強い存在感を持ちながら、その行動の結末が唐突で惜しい印象でした。</p>



<p class="wp-block-paragraph">　徹底抗戦を唱える部下の描写も激しいもので、事態を悪化させる行動が続いた割に、その後の扱いが軽く流れてしまったように感じられました。物語全体として、大場大尉という実在の人物の行動を軸にしているにもかかわらず、彼がどのようにして部隊をまとめ、どの判断で生存を選んだのかという核心が薄まってしまった点が少し惜しかったです。</p>



<p class="wp-block-paragraph">　一方で、真昼間の突撃や、下山時に整えられた服装など、当時の軍の運用や慣習を知るうえで興味深い描写も多く、細部に目を向ければ学ぶところの多い作品だったと思います。</p>



<h2 class="wp-block-heading"><span id="toc3">☆☆</span></h2>



<p class="wp-block-paragraph">鑑賞日: 2011/09/14 DVD　2019/09/17 Amazonプライム・ビデオ　2025/12/12 U-NEXT</p>



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</script>
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<figure class="wp-block-table"><table><tbody><tr><th>監督</th><td>平山秀幸&nbsp;</td></tr><tr><th>脚本</th><td>西岡琢也&nbsp;</td></tr><tr><th></th><td>グレゴリー・マークェット&nbsp;</td></tr><tr><th></th><td>チェリン・グラック&nbsp;</td></tr><tr><th>原作</th><td>ドン・ジョーンズ</td></tr></tbody></table></figure>



<figure class="wp-block-table"><table><tbody><tr><th>出演</th><td>竹野内豊&nbsp;</td></tr><tr><th></th><td>ショーン・マッゴーワン&nbsp;</td></tr><tr><th></th><td>井上真央&nbsp;</td></tr><tr><th></th><td>山田孝之&nbsp;</td></tr><tr><th></th><td>中嶋朋子&nbsp;</td></tr><tr><th></th><td>岡田義徳&nbsp;</td></tr><tr><th></th><td>板尾創路&nbsp;</td></tr><tr><th></th><td>光石研&nbsp;</td></tr><tr><th></th><td>柄本時生&nbsp;</td></tr><tr><th></th><td>近藤芳正&nbsp;</td></tr><tr><th></th><td>酒井敏也&nbsp;</td></tr><tr><th></th><td>ベンガル&nbsp;</td></tr><tr><th></th><td>トリート・ウィリアムズ&nbsp;</td></tr><tr><th></th><td>ダニエル・ボールドウィン&nbsp;</td></tr><tr><th></th><td>阿部サダヲ&nbsp;</td></tr><tr><th></th><td>唐沢寿明&nbsp;</td></tr></tbody></table></figure>
]]></content:encoded>
					
		
		
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		<item>
		<title>映画【ウォーフェア 戦地最前線】感想(ネタバレ):極限戦闘の一日を追体験する戦争映画</title>
		<link>https://umemomoliwu.com/warfare</link>
		
		<dc:creator><![CDATA[jb]]></dc:creator>
		<pubDate>Sun, 18 Jan 2026 23:00:00 +0000</pubDate>
				<category><![CDATA[☆☆☆]]></category>
		<category><![CDATA[あ行]]></category>
		<category><![CDATA[劇場]]></category>
		<category><![CDATA[戦争]]></category>
		<category><![CDATA[洋画]]></category>
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					<description><![CDATA[目次 ●こんなお話●感想☆☆☆ ●こんなお話 　イラク戦争のとき、敵の襲撃を受けて脱出する話。 ●感想 　2006年、イラク戦争下の激戦地ラマディを舞台に、米軍特殊部隊ネイビーシールズの小隊が夜間任務に投入されるところか [&#8230;]]]></description>
										<content:encoded><![CDATA[

  <div id="toc" class="toc tnt-number toc-center tnt-number border-element"><input type="checkbox" class="toc-checkbox" id="toc-checkbox-16" checked><label class="toc-title" for="toc-checkbox-16">目次</label>
    <div class="toc-content">
    <ol class="toc-list open"><li><a href="#toc1" tabindex="0">●こんなお話</a></li><li><a href="#toc2" tabindex="0">●感想</a></li><li><a href="#toc3" tabindex="0">☆☆☆</a></li></ol>
    </div>
  </div>

<h2 class="wp-block-heading"><span id="toc1">●こんなお話</span></h2>



<p class="wp-block-paragraph">　イラク戦争のとき、敵の襲撃を受けて脱出する話。</p>



<h2 class="wp-block-heading"><span id="toc2">●感想</span></h2>



<span id="more-48205"></span>



<p class="wp-block-paragraph">　2006年、イラク戦争下の激戦地ラマディを舞台に、米軍特殊部隊ネイビーシールズの小隊が夜間任務に投入されるところから物語は始まる。<br>　彼らの任務は市街地に潜伏し、反政府武装勢力の動向を監視しながら、別部隊の作戦を支援するというものだった。</p>



<p class="wp-block-paragraph">　小隊は住宅街にある二階建ての民家を制圧し、そこを即席の拠点として使用する。壁に穴を開けてスナイパー用の射線を確保し、屋内では無線連絡と監視が続けられる。静寂の中で、兵士たちは長時間同じ姿勢を保ち、わずかな物音や外の気配に神経を研ぎ澄ませていく。</p>



<p class="wp-block-paragraph">しかし、任務は突如として破綻する。周囲に潜んでいた敵勢力が動き出し、手榴弾による攻撃が建物を直撃し、隊員のエリオットが重傷を負う。これをきっかけに、部隊は完全に包囲され、市街地全体が戦場と化していく。</p>



<p class="wp-block-paragraph">　通信兵のメンドーサや指揮官のエリックは無線を通じて支援を要請し、味方部隊や航空支援との連携を図るが、敵の数や位置は把握できず、銃撃は断続的に続く。負傷者を抱えながらの防衛戦は過酷を極め、撤退の判断も容易ではない。</p>



<p class="wp-block-paragraph">　やがて救援部隊が到着し、ブラッドレー歩兵戦闘車による脱出作戦が実行される。銃弾が飛び交う中で生存者は車両に乗り込み、辛うじて戦場を離脱することに成功する。映像はフィクションとしての余韻を残すことなく、実在のシールズ隊員や実際の戦闘写真を背景にしたクレジットへと移行し、この出来事が現実に起きた一日の断片であることを静かに示しておしまい。</p>



<hr class="wp-block-separator has-alpha-channel-opacity"/>



<p class="wp-block-paragraph">　戦闘が始まるまでの描写が非常に印象的でした。無線での細かな報告や、狙撃手が同じ姿勢のままスコープを覗き続ける待機時間が長く描かれ、戦場に漂う緊張感がじわじわと伝わってきます。犬の鳴き声や周囲のわずかな異変をきっかけに警戒レベルが上がる流れも、とても効果的でした。</p>



<p class="wp-block-paragraph">　戦闘が始まってからは、敵の姿がほとんど見えないまま銃撃だけが続き、弾が当たっているのかどうかも判然としない描写が続きます。この見えなさが、戦場の混乱と恐怖を強く感じさせる演出になっていたと思います。通訳や現地協力者への扱いが決して美化されず、米軍側の身勝手さがそのまま映し出されている点も印象に残りました。</p>



<p class="wp-block-paragraph">　低空飛行による威嚇を行う戦闘機のシーンなど、現代戦ならではの描写も興味深く、音と振動で制圧する感覚がよく伝わってきます。一方で、人物ドラマや感情的な盛り上がりを意図的に排しているため、純粋に軍事行動の再現に関心がある方には強く刺さる内容だと思いますが、物語性を期待すると途中で集中力が途切れやすい作りでもありました。</p>



<h2 class="wp-block-heading"><span id="toc3">☆☆☆</span></h2>



<p class="wp-block-paragraph">鑑賞日:2026/01/18 イオンシネマ座間</p>



<figure class="wp-block-table"><table><tbody><tr><th class="has-text-align-left" data-align="left">監督</th><td class="has-text-align-left" data-align="left">アレックス・ガーランド&nbsp;</td></tr><tr><th class="has-text-align-left" data-align="left"></th><td class="has-text-align-left" data-align="left">レイ・メンドーサ&nbsp;</td></tr><tr><th class="has-text-align-left" data-align="left">脚本</th><td class="has-text-align-left" data-align="left">アレックス・ガーランド&nbsp;</td></tr><tr><th class="has-text-align-left" data-align="left"></th><td class="has-text-align-left" data-align="left">レイ・メンドーサ&nbsp;</td></tr></tbody></table></figure>



<figure class="wp-block-table"><table><tbody><tr><th class="has-text-align-left" data-align="left">出演</th><td class="has-text-align-left" data-align="left">ディファラオ・ウン=ア=タイ&nbsp;</td></tr><tr><th class="has-text-align-left" data-align="left"></th><td class="has-text-align-left" data-align="left">ウィル・ポールター&nbsp;</td></tr><tr><th class="has-text-align-left" data-align="left"></th><td class="has-text-align-left" data-align="left">ジョセフ・クイン&nbsp;</td></tr><tr><th class="has-text-align-left" data-align="left"></th><td class="has-text-align-left" data-align="left">コズモ・ジャーヴィス&nbsp;</td></tr><tr><th class="has-text-align-left" data-align="left"></th><td class="has-text-align-left" data-align="left">チャールズ・メルトン&nbsp;</td></tr></tbody></table></figure>
]]></content:encoded>
					
		
		
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		<item>
		<title>映画【日本海大海戦】感想(ネタバレ):日露戦争を描く海戦映画</title>
		<link>https://umemomoliwu.com/battle-of-the-japan-sea</link>
		
		<dc:creator><![CDATA[jb]]></dc:creator>
		<pubDate>Mon, 05 Jan 2026 23:00:00 +0000</pubDate>
				<category><![CDATA[DVDorBlu-ray]]></category>
		<category><![CDATA[U-NEXT]]></category>
		<category><![CDATA[☆☆☆]]></category>
		<category><![CDATA[な行]]></category>
		<category><![CDATA[戦争]]></category>
		<category><![CDATA[邦画]]></category>
		<guid isPermaLink="false">https://umemomoliwu.com/?p=1527</guid>

					<description><![CDATA[目次 ●こんなお話●感想☆☆☆ ●こんなお話 　日露戦争勃発から二百三高地や日本海海戦を描いた話。&#160; ●感想 　1904年、日本とロシアの外交交渉が破綻し、ついに日露戦争が始まる。日本海軍は旅順港封鎖を目的とし [&#8230;]]]></description>
										<content:encoded><![CDATA[

  <div id="toc" class="toc tnt-number toc-center tnt-number border-element"><input type="checkbox" class="toc-checkbox" id="toc-checkbox-18" checked><label class="toc-title" for="toc-checkbox-18">目次</label>
    <div class="toc-content">
    <ol class="toc-list open"><li><a href="#toc1" tabindex="0">●こんなお話</a></li><li><a href="#toc2" tabindex="0">●感想</a></li><li><a href="#toc3" tabindex="0">☆☆☆</a></li></ol>
    </div>
  </div>

<h2 class="wp-block-heading"><span id="toc1">●こんなお話</span></h2>



<p class="wp-block-paragraph"> 　日露戦争勃発から二百三高地や日本海海戦を描いた話。&nbsp;</p>



<h2 class="wp-block-heading"><span id="toc2">●感想</span></h2>



<span id="more-1527"></span>



<p class="wp-block-paragraph">　1904年、日本とロシアの外交交渉が破綻し、ついに日露戦争が始まる。日本海軍は旅順港封鎖を目的とした作戦を開始し、広瀬武夫は船を沈めて回路を塞ぐ閉塞作戦に参加する。連日の襲撃は厳しく、閉塞船は砲火と機雷で次々に沈んでいく。沈没寸前の船で広瀬は部下の杉野を探し、砲撃が続くなかで何度も名前を呼び続けるが見つけられず、そのまま戦死する。彼の死は海軍全体に重い衝撃をもたらす。</p>



<p class="wp-block-paragraph">　一方、日本海軍はロシア・バルチック艦隊来航に備える必要に迫られていた。連合艦隊司令長官の東郷平八郎は、戦力差を埋めるため訓練を積み重ね、艦隊運用を徹底させていく。ほかの艦長や参謀たちも緊張のなかで作戦準備を続ける。陸軍は野木希典が二百三高地を落とすために多大な犠牲を払っていて、東郷平八郎も現場に駆けつけ激励する。</p>



<p class="wp-block-paragraph">　その頃、アフリカからインド洋を抜け、東シナ海へ進み続けるバルチック艦隊は、ウラジオストクを目指し長い航路をたどっていた。連合艦隊は彼らの航路を探りつつ、宮古島沖から対馬海峡まで監視線を張り、敵の動きを待ち受ける。</p>



<p class="wp-block-paragraph">　1905年5月27日の早朝、日本海軍はついに敵艦隊を捕捉する。「敵艦見ゆ」の報告が旗艦三笠へ届き、艦橋に立つ東郷は信号旗で全軍突撃を示す。午後1時55分、三笠は丁字戦法で敵先頭艦を狙い砲撃を開始する。これが日本海海戦の始まりとなった。日本艦隊は相手の進路を断つように攻撃を続け、ロシア艦隊の中央部へ次々に打撃を与えていく。ロシアの旗艦は炎上し、ほかの艦も次々と航行不能に陥る。</p>



<p class="wp-block-paragraph">　激しい砲火の中で三笠も被弾し、多くの乗員が負傷するが、東郷は落ち着いて指揮を続ける。日本の艦隊は損傷を抱えながらも戦列を維持し、逃走を図る敵を包囲するように追撃した。夕刻には大半のロシア艦が沈没または降伏に追い込まれる。</p>



<p class="wp-block-paragraph">　夜になると、日本の駆逐艦と水雷艇が夜襲を敢行し、遅れた敵艦を攻撃し続けた。戦いは翌28日まで続き、バルチック艦隊は壊滅状態になる。司令官ロジェストヴェンスキーは負傷の末に艦を降伏させ、戦いは決着する。東郷は司令官を丁重に扱い、連合艦隊は勝利を手に帰還する。海を進む艦隊の姿とともに、明治の日本が世界に示した大きな勝利が描かれておしまい。</p>



<hr class="wp-block-separator has-alpha-channel-opacity"/>



<p class="wp-block-paragraph">　ナレーションが当時の状況や軍事的な進行を要所で説明してくれるため、歴史の流れを追いながら日露戦争の展開を理解しやすい構成になっていると感じました。日本陸海軍の司令部の動きを丁寧に描いており、教材映画としても非常に優れており、120分を通して集中して見ることができました。円谷による特撮パートも重厚で、海戦シーンにはしっかりと迫力があり、娯楽映画としての魅力もきちんと備えている印象です。</p>



<p class="wp-block-paragraph">　ただし、要素が多く盛り込まれているため、個々の軍人たちの心情が深掘りされる場面はやや控えめで、流れゆく情報を追う感覚が強くなるところもあったように思います。歴史の大きなうねりを描く作品としては理解できますが、人物の内面に寄り添う視点を求めると少し物足りなく感じる部分もありました。</p>



<p class="wp-block-paragraph">　また、英雄としての軍人像を前面に押し出す描写もあり、その点は好みが分かれるかもしれません。それでも戦記ドラマとしての迫力や構成のわかりやすさは魅力的で、海戦のダイナミズムを観る楽しさのある作品だったと感じています。</p>



<h2 class="wp-block-heading"><span id="toc3">☆☆☆</span></h2>



<p class="wp-block-paragraph">鑑賞日: 2018/09/10 DVD　2025/12/09 U-NEXT</p>



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<figure class="wp-block-table"><table><tbody><tr><th>監督</th><td>丸山誠治&nbsp;</td></tr><tr><th>特技監督</th><td>円谷英二&nbsp;</td></tr><tr><th>脚本</th><td>八住利雄</td></tr></tbody></table></figure>



<figure class="wp-block-table"><table><tbody><tr><th>出演</th><td>三船敏郎&nbsp;</td></tr><tr><th></th><td>加山雄三&nbsp;</td></tr><tr><th></th><td>仲代達矢&nbsp;</td></tr></tbody></table></figure>



<p class="wp-block-paragraph"></p>
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		<title>映画【大日本帝国】感想(ネタバレ):東条英機首相就任から東京裁判までを描く戦争の軌跡</title>
		<link>https://umemomoliwu.com/dai-nippon-teikoku</link>
		
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		<pubDate>Sat, 27 Dec 2025 23:05:00 +0000</pubDate>
				<category><![CDATA[DVDorBlu-ray]]></category>
		<category><![CDATA[U-NEXT]]></category>
		<category><![CDATA[☆☆☆]]></category>
		<category><![CDATA[た行]]></category>
		<category><![CDATA[戦争]]></category>
		<category><![CDATA[邦画]]></category>
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					<description><![CDATA[目次 ●こんなお話●感想☆☆☆ ●こんなお話 　第二次大戦を背景にした話。 ●感想 　アメリカとの関係が冷え込み、緊張感が高まる中、東条英機が首相に就任する場面から物語は始まります。東条首相は天皇の意思を尊重し、何とか戦 [&#8230;]]]></description>
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    <ol class="toc-list open"><li><a href="#toc1" tabindex="0">●こんなお話</a></li><li><a href="#toc2" tabindex="0">●感想</a></li><li><a href="#toc3" tabindex="0">☆☆☆</a></li></ol>
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<h2 class="wp-block-heading"><span id="toc1">●こんなお話</span></h2>



<p class="wp-block-paragraph">　第二次大戦を背景にした話。</p>



<h2 class="wp-block-heading"><span id="toc2">●感想</span></h2>



<span id="more-9029"></span>



<p class="wp-block-paragraph">　アメリカとの関係が冷え込み、緊張感が高まる中、東条英機が首相に就任する場面から物語は始まります。東条首相は天皇の意思を尊重し、何とか戦争を回避しようと懸命に努めますが、アメリカからの厳しいハルノートを突きつけられたことで、状況は一変し、瞬く間に戦争へと突入していきます。東条英機が天皇に対して申し訳なさを感じ、一人涙を流すシーンは非常に印象的でした。また、アメリカが日本の暗号を解読し、あえて攻撃の口実を作り出している様子がさりげなく描かれている点も興味深かったです。</p>



<p class="wp-block-paragraph">　作品全体を通して、天皇の戦争責任についての議論が登場人物の台詞の中に頻繁に登場し、その問題が重くのしかかっていることが分かります。さらに、サイパン島の戦いにおける玉砕の異様さや激しさも非常にリアルに映し出されており、戦争の過酷さが胸に迫ります。</p>



<p class="wp-block-paragraph">　政治的なマクロの視点だけでなく、一市民の視点からも描かれていることが特徴的です。陸軍少尉、床屋の青年とその妻、大学生の青年とその恋人といった普通の人々が戦争に巻き込まれていく様子が細やかに描写されており、彼らの変化や葛藤が戦争の悲惨さとともに伝わってきます。</p>



<p class="wp-block-paragraph">　特に南方戦線での激しい戦闘の描写は圧巻で、敵兵の死んだふりに騙されて命を落とす場面や、現地人を利用して逃亡を図る英国軍、中国人が相手と知り「アングロサクソンからの解放のために戦っているはずではなかったか」と自問するシーン、米兵による恐怖に怯え手榴弾で自決を選ぶ民間人の姿、洞窟の中で威張り散らす軍人の態度、協力的だった現地人を証拠隠滅のために射殺してしまう悲劇的な事件など、戦場の様々な側面が細かく描かれています。民間人も兵隊も区別なく命を奪われていく光景は、戦争の残酷さを改めて認識させられました。</p>



<p class="wp-block-paragraph">　ただ、戦争開始から東京裁判までの流れが一気に描かれているため、どうしてもダイジェスト的な印象を受ける場面があることは否めません。また、主人公と呼べる人物が明確に存在しないため、場面ごとの展開にやや散漫さを感じるところもあるかもです。</p>



<p class="wp-block-paragraph">　それでも、出演者の皆様の熱演が映画全体に力強いエネルギーを与えており、観る者を惹きつける作品に仕上がっていると感じました。戦争の厳しさや人間模様を深く考えさせられる一作です。</p>



<h2 class="wp-block-heading"><span id="toc3">☆☆☆</span></h2>



<p class="wp-block-paragraph">鑑賞日: 2010/09/24 DVD　2025/12/10 U-NEXT</p>



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<figure class="wp-block-table"><table><tbody><tr><th>監督</th><td>舛田利雄&nbsp;</td></tr><tr><th>脚本</th><td>笠原和夫&nbsp;</td></tr></tbody></table></figure>



<figure class="wp-block-table"><table><tbody><tr><th>出演</th><td>丹波哲郎&nbsp;</td></tr><tr><th></th><td>仲谷昇&nbsp;</td></tr><tr><th></th><td>高橋昌也&nbsp;</td></tr><tr><th></th><td>織本順吉&nbsp;</td></tr><tr><th></th><td>田村高廣&nbsp;</td></tr><tr><th></th><td>浜田寅彦&nbsp;</td></tr><tr><th></th><td>原田清人&nbsp;</td></tr><tr><th></th><td>山本清&nbsp;</td></tr><tr><th></th><td>清水照夫&nbsp;</td></tr><tr><th></th><td>三浦友和&nbsp;</td></tr><tr><th></th><td>あおい輝彦&nbsp;</td></tr><tr><th></th><td>西郷輝彦&nbsp;</td></tr><tr><th></th><td>篠田三郎&nbsp;</td></tr><tr><th></th><td>梅宮辰夫&nbsp;</td></tr><tr><th></th><td>大和田伸也&nbsp;</td></tr><tr><th></th><td>湯原昌幸&nbsp;</td></tr><tr><th></th><td>佐藤允&nbsp;</td></tr><tr><th></th><td>川地民夫&nbsp;</td></tr><tr><th></th><td>小倉一郎&nbsp;</td></tr><tr><th></th><td>関根恵子&nbsp;</td></tr><tr><th></th><td>夏目雅子&nbsp;</td></tr><tr><th></th><td>佳那晃子&nbsp;</td></tr><tr><th></th><td>愛川欽也&nbsp;</td></tr><tr><th></th><td>高沢順子&nbsp;</td></tr><tr><th></th><td>稲野和子&nbsp;</td></tr><tr><th></th><td>石井富子&nbsp;</td></tr><tr><th></th><td>三鈴栄子&nbsp;</td></tr><tr><th></th><td>有明祥子&nbsp;</td></tr><tr><th></th><td>山田光一&nbsp;</td></tr><tr><th></th><td>垂水悟郎&nbsp;</td></tr><tr><th></th><td>桑山正一&nbsp;</td></tr><tr><th></th><td>河原崎次郎&nbsp;</td></tr><tr><th></th><td>若山富三郎&nbsp;</td></tr><tr><th>ナレーション</th><td>内田稔&nbsp;</td></tr></tbody></table></figure>
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