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	<title>☆ | 梅桃電影記</title>
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	<title>☆ | 梅桃電影記</title>
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		<title>映画【ザ・リング2】感想(ネタバレ):呪いの少女サマラ再来と母子の恐怖体験</title>
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		<pubDate>Sun, 14 Jun 2026 23:00:00 +0000</pubDate>
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					<description><![CDATA[目次 ●こんなお話●感想☆ ●こんなお話 　前作で生き残った主人公親子。都会を離れて田舎で暮らしてるけど、やっぱりサマラのアタックが始まって。「一体どうして?」となる話。 ●感想 　アメリカ・オレゴン州アストリア。高校生 [&#8230;]]]></description>
										<content:encoded><![CDATA[

  <div id="toc" class="toc tnt-number toc-center tnt-number border-element"><input type="checkbox" class="toc-checkbox" id="toc-checkbox-2" checked><label class="toc-title" for="toc-checkbox-2">目次</label>
    <div class="toc-content">
    <ol class="toc-list open"><li><a href="#toc1" tabindex="0">●こんなお話</a></li><li><a href="#toc2" tabindex="0">●感想</a></li><li><a href="#toc3" tabindex="0">☆</a></li></ol>
    </div>
  </div>

<h2 class="wp-block-heading"><span id="toc1">●こんなお話</span></h2>



<p class="wp-block-paragraph">　前作で生き残った主人公親子。都会を離れて田舎で暮らしてるけど、やっぱりサマラのアタックが始まって。「一体どうして?」となる話。</p>



<h2 class="wp-block-heading"><span id="toc2">●感想</span></h2>



<span id="more-17019"></span>



<p class="wp-block-paragraph">　アメリカ・オレゴン州アストリア。高校生ジェイクは、友人エミリーを自宅へ呼び出し、「呪いのビデオ」を見せようとしていた。ジェイクはすでにビデオを視聴しており、死のタイムリミットが目前まで迫っていた。しかしエミリーは怖がってビデオを見ることを拒否する。やがて時間が訪れ、テレビが突然ひとりでに点灯する。ノイズ混じりの映像が流れ始め、部屋の空気が一変する。恐怖に怯えるジェイクの前へサマラが現れ、ジェイクは顔を歪ませた状態で死亡する。</p>



<p class="wp-block-paragraph">　その頃、新聞記者レイチェル・ケラーは息子エイダンを連れ、シアトルを離れてアストリアへ移住していた。過去の呪いから距離を置き、静かな生活を送ろうとしていたが、ジェイク死亡事件を知ったことで再び“呪いのビデオ”の存在を察知する。</p>



<p class="wp-block-paragraph">　レイチェルは救急車の中でジェイクの遺体を確認する。死体の顔は前作の被害者たちと同じように恐怖で歪み切っていた。レイチェルはジェイクの家へ忍び込み、隠されていた呪いのビデオを発見する。そしてこれ以上被害者を出さないため、そのテープを燃やして処分する。</p>



<p class="wp-block-paragraph">　しかし異変は終わらなかった。エイダンの身体には低体温症のような症状が現れ始め、彼はサマラの存在を感じ取るようになる。鏡やテレビの前で怯え、水を異常に怖がるなど、徐々に異常行動が増えていく。浴室では突然溺れかけるなど危険な状態にも陥り、レイチェルはサマラがエイダンへ取り憑こうとしていることに気づく。</p>



<p class="wp-block-paragraph">　さらにエイダンの状態は悪化していく。病院へ連れて行かれるが、医師や看護師たちはエイダンの低体温症や痣を見て、レイチェルによる虐待を疑い始める。レイチェルは事情を説明しようとするものの理解されず、一時的にエイダンを引き離されてしまう。</p>



<p class="wp-block-paragraph">　レイチェルは息子を救うため、再びサマラの過去を調べ始める。調査の末、彼女はサマラの実母イヴリンへ辿り着く。イヴリンは精神病院へ収容されており、極度の錯乱状態にあった。彼女はかつて「この子を殺せ」という声を聞き続け、その恐怖から幼いサマラを浴槽で溺死させようとした過去を持っていた。しかしサマラは生き延び、その後モーガン夫妻へ養女として引き取られていた。</p>



<p class="wp-block-paragraph">　一方その頃、エイダンは完全にサマラへ支配され始めていた。口調や表情は別人のように変化し、サマラはエイダンの身体を利用し、現実世界へ復活しようとしていた。</p>



<p class="wp-block-paragraph">　病院ではエイダンへ事情を聞いていた医師が、突如異常行動を起こす。サマラの力によって操られた医師は、自ら注射器を首へ突き刺し、その場で死亡する。</p>



<p class="wp-block-paragraph">　さらにレイチェルの新聞社の上司マックスが彼女の家を訪れると、家の中にはエイダンしかいなかった。レイチェルが帰宅するとエイダンの様子は明らかに異常で、言動も完全にサマラのものになっている。そして家の外へ停められた車の中には、顔を歪ませて死亡したマックスの死体が残されていた。</p>



<p class="wp-block-paragraph">　レイチェルは、エイダンの中へ入り込んだサマラを引き離すしかないと決意する。彼女は浴槽へエイダンを沈め、溺れさせることでサマラを体外へ追い出そうとする。苦しむエイダンの身体からサマラの存在が離れていき、レイチェルはサマラが“母親”を求めている存在だと確信する。</p>



<p class="wp-block-paragraph">　そしてレイチェルは、自らサマラの井戸へ向かう決意をする。井戸の中へ降りたレイチェルは、水浸しの暗闇の中でサマラと対峙する。</p>



<p class="wp-block-paragraph">　レイチェルはサマラから逃れながら井戸を這い上がり、最後はサマラを井戸の底へ閉じ込める。井戸の蓋が閉じられ、サマラは再び暗闇の中へ封印される。</p>



<p class="wp-block-paragraph">　その後、レイチェルは意識を取り戻してエイダンと抱き合っておしまい。</p>



<hr class="wp-block-separator has-alpha-channel-opacity"/>



<p class="wp-block-paragraph">　ホラー映画としては127分とかなり長めの作品で、全体的にゆったりしたテンポで進行していく映画でした。前作は呪いのビデオというアイデアの強さや、不気味な映像演出がかなり印象的でしたが、本作はサマラそのものへ焦点を当てた内容になっていて、ホラーというより“母子ドラマ”寄りの雰囲気が強かったです。</p>



<p class="wp-block-paragraph">　ただ、そのホラー演出が個人的にはかなり薄味に感じました。息子が鏡を見るとサマラがスーッと近づいてくる場面などは多少ドキッとするのですが、それ以上に「水が天井へ浮かぶ」「鹿が大量に車へ突っ込んでくる」といった場面が続き、恐怖というより不思議映像を見せられている感覚のほうが強かったです。</p>



<p class="wp-block-paragraph">　特に鹿の突進シーンはかなり長く、何を象徴しているのか考えながら見ていましたが、恐怖へ繋がる演出としては少し方向性が違っていた印象でした。さらに、低体温症になったエイダンを服を着たままバスタブへ入れる場面では、「アメリカでは短パンのまま風呂へ入るのか」と別方向で気になってしまいました。</p>



<p class="wp-block-paragraph">　物語の前半は、ひたすらサマラの攻撃で主人公たちが追い詰められていく展開が続きます。しかしレイチェル自身が本格的に調査へ動き始めるまでかなり時間がかかるため、テンポの遅さはかなり感じました。ここまでで映画の半分近くを使っているので、もう少し展開へ変化が欲しかったところです。</p>



<p class="wp-block-paragraph">　後半はサマラの関係者へ会いに行き、徐々に真相へ近づいていく流れになりますが、こちらも静かな会話劇が中心で進むため、全体的に地味な印象が残りました。前作のような「呪いのビデオの謎を追うミステリー感」は薄く、サマラという存在そのものを掘り下げる方向へ変化していました。</p>



<p class="wp-block-paragraph">　クライマックスでは、サマラが母親の愛情を求める存在として描かれ、どこか『仄暗い水の底から』を思わせる流れになります。母性ホラーとして見れば面白い部分もあるのですが、終盤でも恐怖演出がそこまで強烈ではないため、ホラー映画としての爆発力はやや控えめでした。</p>



<p class="wp-block-paragraph">　サマラを井戸へ封印するラストも静かに終わるため、見終わったあとには「結局サマラって何だったのか」という不思議な余韻が残る作品でした。前作とはかなり方向性の違う続編で、呪いの恐怖というより、サマラという少女の執着と母子関係を描いた映画だったと思います。</p>



<h2 class="wp-block-heading"><span id="toc3">☆</span></h2>



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<figure class="wp-block-table"><table><tbody><tr><th>出演</th><td>ナオミ・ワッツ&nbsp;</td></tr><tr><th></th><td>サイモン・ベイカー&nbsp;</td></tr><tr><th></th><td>デイヴィッド・ドーフマン&nbsp;</td></tr><tr><th></th><td>エリザベス・パーキンス&nbsp;</td></tr><tr><th></th><td>シシー・スペイセク&nbsp;</td></tr></tbody></table></figure>



<p class="wp-block-paragraph"></p>
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		<title>映画【呪怨 -ザ・ファイナル-】感想(ネタバレ):伽椰子と俊雄の恐怖大盤振る舞い</title>
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		<dc:creator><![CDATA[jb]]></dc:creator>
		<pubDate>Thu, 11 Jun 2026 23:00:00 +0000</pubDate>
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					<description><![CDATA[目次 ●こんなお話●感想☆ ●こんなお話 　相変わらずカヤコとかトシオくんが現れて、ジェノサイドしていく話。 ●感想 　小学校教師として働いていた結衣が突然失踪する。姉の麻衣は結衣と連絡が取れなくなり、不審に思って妹の行 [&#8230;]]]></description>
										<content:encoded><![CDATA[

  <div id="toc" class="toc tnt-number toc-center tnt-number border-element"><input type="checkbox" class="toc-checkbox" id="toc-checkbox-4" checked><label class="toc-title" for="toc-checkbox-4">目次</label>
    <div class="toc-content">
    <ol class="toc-list open"><li><a href="#toc1" tabindex="0">●こんなお話</a></li><li><a href="#toc2" tabindex="0">●感想</a></li><li><a href="#toc3" tabindex="0">☆</a></li></ol>
    </div>
  </div>

<h2 class="wp-block-heading"><span id="toc1">●こんなお話</span></h2>



<p class="wp-block-paragraph">　相変わらずカヤコとかトシオくんが現れて、ジェノサイドしていく話。</p>



<h2 class="wp-block-heading"><span id="toc2">●感想</span></h2>



<span id="more-5283"></span>



<p class="wp-block-paragraph">　小学校教師として働いていた結衣が突然失踪する。姉の麻衣は結衣と連絡が取れなくなり、不審に思って妹の行方を捜し始める。結衣は不登校児・佐伯俊雄の家庭訪問を繰り返しており、最後に足を運んだのも俊雄が暮らしていた家だった。麻衣は、妹の足取りを追うが、俊雄の名前を調べるうちに、過去に凄惨な事件が起きた“呪いの家”へとたどり着く。</p>



<p class="wp-block-paragraph">　一方で、女子高生の玲央の物語が並行して描かれる。玲央の母は、親族の子どもである俊雄を自宅で預かることになり、俊雄は玲央たちと同居を始める。家に俊雄が来てから、室内では物音や気配が頻繁に起こり、家族の空気は次第に重くなる。玲央の同級生たちは玲央の家に行って弟と会う。しかしその後、カラオケボックスで天井に引きずり上げられて突き刺さる者や、ファミリーレストランで異様な死を遂げる者が現れる。</p>



<p class="wp-block-paragraph">　麻衣の周囲にも異変が及ぶ。結衣の手帳を手がかりに調査を進めるなか、麻衣の恋人が自宅玄関の郵便ポストから現れた伽椰子に襲われ、命を落とす。さらに玲央の家では、俊雄の背後に常にまとわりつく気配が濃くなり、玲央の母は自宅内で襲撃されて死亡する。玲央自身も逃げ場を失い、首をへし折られて命を奪われる。</p>



<p class="wp-block-paragraph">　麻衣は結衣を救うため、そして呪いの正体を確かめるために佐伯家へ向かう。荒れ果てた家の内部に足を踏み入れた麻衣は、伽椰子や俊雄の姿を目撃する。家の中で追い詰められた麻衣は必死に逃げ惑うが、最終的に怨霊に取り込まれ、結衣と同様に呪いの連鎖の中へ引きずり込まれる。呪いは断ち切られず、おしまい。</p>



<hr class="wp-block-separator has-alpha-channel-opacity"/>



<p class="wp-block-paragraph">　シリーズの最終章という位置づけもあってか、本作では伽椰子と俊雄の登場回数が非常に多く感じられました。押し入れや階段だけでなく、郵便ポストや天井裏など思いがけない場所から現れ、さまざまな体勢で姿を見せます。その徹底した“出現サービス”ぶりは、恐怖と同時にどこかキャラクター性を強めてもいます。</p>



<p class="wp-block-paragraph">　本シリーズ特有の、複数の人物視点が断片的に交差する構成も健在ですが、今作では場面転換が頻繁で、物語が細かく分かれて進みます。登場人物が変わるたびに状況も切り替わるため、90分という上映時間以上に密度を感じる部分もありました。</p>



<p class="wp-block-paragraph">　呪いに触れた人間が次々と命を落としていく展開はシリーズの基本構造ですが、本作では日常空間がそのまま恐怖の舞台になる描写が印象的です。カラオケ店やレストランといった身近な場所で惨劇が起こることで、観客に逃げ場のない感覚を与えます。一方で、どの人物がどのように呪いに接続したのかという因果関係は最小限の説明で進むため、出来事そのものの連続性が強調されています。</p>



<p class="wp-block-paragraph">　最終章として、伽椰子と俊雄というアイコン的存在を前面に押し出し、シリーズの恐怖イメージを凝縮した作品でした。人気シリーズの集大成として、これまでの呪いの構造を改めて提示する一作になっていると思いました。</p>



<h2 class="wp-block-heading"><span id="toc3">☆</span></h2>



<p class="wp-block-paragraph">鑑賞日: 2015/07/01 イオンシネマ多摩センター　2026/03/20 U-NEXT</p>



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<figure class="wp-block-table"><table><tbody><tr><th>監督</th><td>落合正幸&nbsp;</td></tr><tr><th>脚本</th><td>一瀬隆重&nbsp;</td></tr><tr><th></th><td>落合正幸&nbsp;</td></tr></tbody></table></figure>



<figure class="wp-block-table"><table><tbody><tr><th>出演</th><td>平愛梨&nbsp;</td></tr><tr><th></th><td>桐山漣&nbsp;</td></tr><tr><th></th><td>おのののか&nbsp;</td></tr><tr><th></th><td>柳ゆり菜&nbsp;</td></tr><tr><th></th><td>松浦雅&nbsp;</td></tr><tr><th></th><td>RIMI&nbsp;</td></tr><tr><th></th><td>袴田吉彦&nbsp;</td></tr><tr><th></th><td>佐々木希&nbsp;</td></tr></tbody></table></figure>
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		<title>映画【キカイダー REBOOT】感想(ネタバレ):良心回路が暴走する近未来SF</title>
		<link>https://umemomoliwu.com/kikaider</link>
		
		<dc:creator><![CDATA[jb]]></dc:creator>
		<pubDate>Mon, 01 Jun 2026 23:00:00 +0000</pubDate>
				<category><![CDATA[SF]]></category>
		<category><![CDATA[U-NEXT]]></category>
		<category><![CDATA[☆]]></category>
		<category><![CDATA[か行]]></category>
		<category><![CDATA[劇場]]></category>
		<category><![CDATA[邦画]]></category>
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					<description><![CDATA[目次 ●こんなお話●感想☆ ●こんなお話 　アンドロイドのジローことキカイダーは自分を作った博士の娘さんたちを護衛するけど、人間の心とは?　なぜ生きるのか?　何のために戦うのかを悩み続ける100分間の話。 ●感想 　近未 [&#8230;]]]></description>
										<content:encoded><![CDATA[

  <div id="toc" class="toc tnt-number toc-center tnt-number border-element"><input type="checkbox" class="toc-checkbox" id="toc-checkbox-6" checked><label class="toc-title" for="toc-checkbox-6">目次</label>
    <div class="toc-content">
    <ol class="toc-list open"><li><a href="#toc1" tabindex="0">●こんなお話</a></li><li><a href="#toc2" tabindex="0">●感想</a></li><li><a href="#toc3" tabindex="0">☆</a></li></ol>
    </div>
  </div>

<h2 class="wp-block-heading"><span id="toc1">●こんなお話</span></h2>



<p class="wp-block-paragraph"> 　アンドロイドのジローことキカイダーは自分を作った博士の娘さんたちを護衛するけど、人間の心とは?　なぜ生きるのか?　何のために戦うのかを悩み続ける100分間の話。</p>



<h2 class="wp-block-heading"><span id="toc2">●感想</span></h2>



<span id="more-7481"></span>



<p class="wp-block-paragraph">　近未来の日本では、介護、医療、災害救助といった危険な現場を支援するため、国家主導のロボット開発計画「ARKプロジェクト」が進められていた。しかしその裏側では、アンドロイドを軍事兵器として転用する計画も同時進行していた。プロジェクト主任研究員だった光明寺信彦は、人間に従うだけではなく、自ら善悪を判断する“良心回路”を搭載したロボット開発を進めていたが、軍事利用を推進する国防大臣・椿谷と激しく対立する。そして研究施設で起きた事故によって命を落とす。</p>



<p class="wp-block-paragraph">　それから一年後。娘のミツコと弟のマサルは父を失ったまま二人きりで生活していた。そんなある夜、武装した部隊が突然マンションへ突入し、姉弟を拉致しようとする。逃げ場を失い屋上へ追い詰められた瞬間、一人の青年が現れる。彼こそ光明寺が極秘に完成させていたアンドロイド・ジローだった。</p>



<p class="wp-block-paragraph">　ジローは普段は人間そのものの姿をしているが、戦闘になると赤と青に分かれた異形の戦士・キカイダーへ変身する。敵部隊は大型戦闘ロボットまで投入するが、ジローは圧倒的な戦闘能力で撃破する。戦いを終えたジローは、自分が光明寺博士に造られ、ミツコとマサルを守る使命を与えられていると説明する。しかし突然現れた機械人間をミツコは信用できず、強い警戒心を向ける。</p>



<p class="wp-block-paragraph">　現場にはフリージャーナリストの服部半平も居合わせており、逃亡中の三人を匿うことになる。ミツコは父の恩師である心理学者・前野究治郎なら真相を知っているかもしれないと考え、彼のもとへ向かおうとする。しかし携帯電話の通信を追跡され、再び追っ手が現れる。そのたびにジローは敵と激突し、ミツコたちを守り続ける。</p>



<p class="wp-block-paragraph">　旅を続ける中で、マサルは無表情ながら不器用に人間を理解しようとするジローへ少しずつ心を開いていく。食事の意味も感情表現も理解できないジローだったが、次第に怒りや迷い、悲しみのような感情を見せ始める。ミツコもまた、機械であるはずのジローが人間以上に苦悩している姿を見て、徐々に態度を変えていく。</p>



<p class="wp-block-paragraph">　その頃、椿谷大臣は執拗に姉弟を追っていた。目的は、光明寺が死の直前に隠した研究データ「光明寺ファイル」。そのデータはマサルの体内に秘匿されていた。椿谷はARKプロジェクト技術責任者ギルバート神崎へ研究完成を命じ、さらにジロー抹殺のため新型アンドロイドを投入する。</p>



<p class="wp-block-paragraph">　神崎が開発した女性型アンドロイド・マリは、ジローを凌駕する戦闘能力を持っていた。再三の襲撃の末、マリはジローを徹底的に叩きのめし、破壊寸前まで追い詰める。ミツコは必死に「もうやめて」と叫び、ジローを助ける代わりに自分が従うと申し出る。マリはミツコを連れ去り、敗北したジローは山中を放浪する。</p>



<p class="wp-block-paragraph">　傷ついたジローは、自分が人間を守れなかったことに苦しみ続ける。前野や服部はそんなジローを保護し、修理を施す。ジローは機械でありながら、自分の存在理由や人間らしさについて悩み始める。</p>



<p class="wp-block-paragraph">　一方、光明寺ファイルを入手した椿谷は、軍事ロボット計画を完成させようとしていた。しかし神崎は、自らの研究が光明寺に劣っていると判断されたことに強い劣等感を抱いていた。彼は人間としての肉体を捨て、自らの脳を戦闘用アンドロイドへ移植するという狂気の決断を下す。そして最強兵器ハカイダーとして生まれ変わる。</p>



<p class="wp-block-paragraph">　終盤、ジローは軍事施設へ突入し、ハカイダーと激突する。互いに激しい攻撃を繰り返す中で、ジローは人間を守るために戦う意思を固める。そして良心回路のリミッターを解除し、暴走寸前の力を解放する。圧倒的な力を得たジローはハカイダーとの死闘を制し、軍事計画を阻止しておしまい。</p>



<hr class="wp-block-separator has-alpha-channel-opacity"/>



<p class="wp-block-paragraph">　冒頭からキカイダーのアクションシーンが凄まじく、とにかく映像の勢いに圧倒されました。ネオンが輝く近未来都市の空撮や、暗闇の中で光るキカイダーのデザインなど、ビジュアル面はかなり気合いが入っています。低予算寄りの邦画SFアクションでありながら、巨大ロボットとの戦闘も安っぽく見えず、CGとスーツアクションを組み合わせた映像づくりはかなり頑張っていた印象でした。</p>



<p class="wp-block-paragraph">　特にキカイダーの戦闘シーンはスピード感があり、ジャンプ、格闘、ワイヤーアクションを惜しみなく投入していて非常にカッコいいです。アクションチームやスタントチームの熱量がかなり伝わってきましたし、「とにかくヒーローを格好良く見せたい」という気迫が全編から漂っていました。</p>



<p class="wp-block-paragraph">　序盤の展開もかなり良かったです。軍事利用を巡る研究者同士の対立があり、その果てに博士が死亡。そして残された姉弟が謎の武装集団に追われ、そこへキカイダーが現れて救出する。ここまでの流れは非常にテンポが良く、逃避行SFとしてワクワクさせられました。キカイダーのビジュアルもスタイリッシュで、「これは面白くなりそうだ」と期待させる導入になっています。</p>



<p class="wp-block-paragraph">　ただ、中盤以降はかなり独特なテンポになります。追われているはずなのに、急に海辺で焚き火を囲みながら会話を始めたり、世界観の危機感が急に薄れる場面が多く、観ていて戸惑いました。そもそもミツコたちがジローに対して深く疑問を抱かず、一緒に行動し続ける流れも少し不自然ですし、追っ手側の説明も不足しているため、「今なぜこうなっているのか」がわかりづらい部分も多かったです。</p>



<p class="wp-block-paragraph">　そして物語は次第に、「人間とは何か」「完全とは何か」「心とは何か」といった哲学的テーマへ寄っていきます。ジローだけでなく、ミツコや悪役側まで延々と悩み始めるため、アクション映画としての勢いが止まりがちでした。悪役側も長々と思想を語るわりに、実際にやっていることは小規模で、ドラマのスケール感がやや噛み合っていない印象があります。</p>



<p class="wp-block-paragraph">　特に終盤は、悩む主人公、悩むヒロイン、自分語りを続ける悪役たち、それを説明するジャーナリストという構図が延々続き、「今何を見せられているんだろう」と感じる瞬間もありました。ヒーロー映画としての爽快感を期待すると、かなり重苦しい空気に驚くと思います。</p>



<p class="wp-block-paragraph">　映像面では、全体的に暗めの画づくりも気になりました。ナイトシーンが多く、スタジオ撮影もかなり暗いため、せっかくの激しいアクションが見えづらい場面があります。キカイダーのデザイン自体は非常にカッコいいだけに、もっと明るい画面で見たかった気持ちもありました。</p>



<p class="wp-block-paragraph">　それでも、ギターを抱えながら廃墟に立つキカイダーの姿など、妙にシュールで忘れられない場面も多く、独特な味わいがあります。真面目に作っているのか、どこか笑わせにきているのか判別できない空気感も含めて、不思議な魅力を持った作品でした。</p>



<p class="wp-block-paragraph">　クライマックスでは、良心回路を解除してパワーアップする展開が用意されていますが、そこも感情的な盛り上がりより無機質さが勝っていて、熱血ヒーロー物としては少し物足りなさがあります。逆に、終始どこか孤独で、人間になりきれない機械として描かれるジローには独自の哀愁がありました。</p>



<p class="wp-block-paragraph">　劇中でマサルが「お姉ちゃんが何で悩んでるのかわからないよ！」と言う場面がありますが、あの台詞は観客の気持ちを代弁しているようで妙に印象に残ります。ストーリーはかなり説明不足な部分もありますが、その混沌とした空気も含めて、この映画らしさなのかもしれません。</p>



<p class="wp-block-paragraph">　そしてエンドロールで流れるオリジナル版『人造人間キカイダー』のスチール写真を見ていると、「昔の作品って相当面白かったんだろうな」と思わされるのも不思議でした。新作映画を観終わったあとに、原作や旧作への興味が強くなるタイプの作品だったと思います。</p>



<h2 class="wp-block-heading"><span id="toc3">☆</span></h2>



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<figure class="wp-block-table"><table><tbody><tr><th>監督</th><td>下山天&nbsp;</td></tr><tr><th>脚本</th><td>下山健人&nbsp;</td></tr><tr><th>原作</th><td>石ノ森章太郎&nbsp;</td></tr></tbody></table></figure>



<figure class="wp-block-table"><table><tbody><tr><th>出演</th><td>入江甚儀&nbsp;</td></tr><tr><th></th><td>佐津川愛美&nbsp;</td></tr><tr><th></th><td>高橋メアリージュン&nbsp;</td></tr><tr><th></th><td>伴大介&nbsp;</td></tr><tr><th></th><td>長嶋一茂&nbsp;</td></tr><tr><th></th><td>本田博太郎&nbsp;</td></tr><tr><th></th><td>原田龍二&nbsp;</td></tr><tr><th></th><td>中村育二&nbsp;</td></tr><tr><th></th><td>山中聡&nbsp;</td></tr><tr><th></th><td>石橋蓮司&nbsp;</td></tr><tr><th></th><td>鶴見辰吾&nbsp;</td></tr></tbody></table></figure>
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		<title>映画【瞬 またたき】感想(ネタバレ):事故の記憶を追う恋人の真相と再生の物語</title>
		<link>https://umemomoliwu.com/matataki</link>
		
		<dc:creator><![CDATA[jb]]></dc:creator>
		<pubDate>Sun, 17 May 2026 23:00:00 +0000</pubDate>
				<category><![CDATA[DVDorBlu-ray]]></category>
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					<description><![CDATA[目次 ●こんなお話●感想☆ ●こんなお話 　恋人と交通事故に遭っちゃって、記憶喪失になって記憶を取り戻そうとする話。 ●感想 　園田泉美は会社員として日常を送っていたが、恋人の河野淳一とバイクで出かけた帰り道に交通事故に [&#8230;]]]></description>
										<content:encoded><![CDATA[

  <div id="toc" class="toc tnt-number toc-center tnt-number border-element"><input type="checkbox" class="toc-checkbox" id="toc-checkbox-8" checked><label class="toc-title" for="toc-checkbox-8">目次</label>
    <div class="toc-content">
    <ol class="toc-list open"><li><a href="#toc1" tabindex="0">●こんなお話</a></li><li><a href="#toc2" tabindex="0">●感想</a></li><li><a href="#toc3" tabindex="0">☆</a></li></ol>
    </div>
  </div>

<h2 class="wp-block-heading"><span id="toc1">●こんなお話</span></h2>



<p class="wp-block-paragraph">　恋人と交通事故に遭っちゃって、記憶喪失になって記憶を取り戻そうとする話。</p>



<h2 class="wp-block-heading"><span id="toc2">●感想</span></h2>



<span id="more-22518"></span>



<p class="wp-block-paragraph">　園田泉美は会社員として日常を送っていたが、恋人の河野淳一とバイクで出かけた帰り道に交通事故に遭い、意識を失う。</p>



<p class="wp-block-paragraph">　病院で目を覚ました泉美は命を取り留めるが、事故の瞬間の記憶が曖昧で、何が起きたのかを思い出せない状態に陥る。さらに、その事故によって淳一が死亡したと知らされる。</p>



<p class="wp-block-paragraph">　警察の事情聴取では、泉美は「車が突然現れた」という断片的な証言しかできず、事故は通常の交通事故として処理されていくが、泉美自身はどこか納得できない違和感を抱き続ける。やがて泉美は、自分の記憶の欠落に向き合い、事故の真相を知るために動き出す決意を固める。</p>



<p class="wp-block-paragraph">　彼女は病院で知り合った弁護士に協力を依頼し、二人で事故当時の状況を調べ始める。現場を訪れ、目撃者を探し、警察資料を確認する中で、事故の直前に淳一が何かを避けるような挙動を見せていた可能性や、単なる偶発的な事故では説明しきれない不自然な点が浮かび上がってくる。</p>



<p class="wp-block-paragraph">　さらに泉美は、事故に関与した可能性のある別の車両の存在を知るが、その詳細は不明のままで、決定的な証拠も見つからない。警察は再捜査に消極的で、泉美はほぼ一人で調査を続けることになる。</p>



<p class="wp-block-paragraph">　記憶の断片と現実の証言が食い違う中で、泉美は自分の記憶そのものを疑いながらも、事故の瞬間に何が起きたのかを必死に探り続け、調査を重ねるうちに、泉美の中に断片的な映像が蘇り始める。</p>



<p class="wp-block-paragraph">　それは、事故の直前に淳一がハンドルを切り、何かから泉美を守ろうとした行動だった。その結果、バイクはバランスを崩し、淳一が致命傷を負った可能性が浮かび上がる。淳一は、事故の瞬間に自分の命と引き換えに泉美を守ろうとしたという構図が明らかになっていく。</p>



<p class="wp-block-paragraph">　最終的に泉美は、その事実を受け入れ、淳一の死が単なる事故ではなく、自分を守るための選択だったと理解する。</p>



<p class="wp-block-paragraph">　喪失の痛みを抱えながらも、その意味を受け止めた泉美は、過去と向き合いながら前へ進む決意を固め、新たな人生へ踏み出していっておしまい。</p>



<hr class="wp-block-separator has-alpha-channel-opacity"/>



<p class="wp-block-paragraph">　記憶を巡るサスペンスとして進んでいく構成ですが、主人公がひたすら事故の真相に執着し続ける動機の描き方がやや弱く感じられ、なぜそこまで記憶を取り戻そうとするのか共感しづらい部分もありました。</p>



<p class="wp-block-paragraph">　周囲が止めているにもかかわらず調査を続ける展開が長く続くため、全体として重苦しい空気が持続し、観ていて少し退屈さを感じてしまう場面もあります。</p>



<p class="wp-block-paragraph">　また、弁護士の過去や家族関係に関する回想が頻繁に挿入されることで、本来の主軸である事故の真相から意識が逸れてしまい、物語の焦点がぼやけている印象も受けました。</p>



<p class="wp-block-paragraph">　記憶を取り戻す過程についても、決定的なきっかけが曖昧に描かれているため、サスペンスとしてのカタルシスはやや弱く感じられます。</p>



<p class="wp-block-paragraph">　さらに、物語の大半が心理描写と回想で構成されているため、展開の起伏が少なく、上映時間に対して内容の密度が薄く感じられる点も否めません。</p>



<p class="wp-block-paragraph">　一方で、終盤にかけて明らかになる恋人の行動とその意味は切実であり、愛情の形として印象に残る部分ではあります。ただ、その感動的な要素に対して、演出や構成が噛み合っていない印象もあり、観客側の感情が十分に高まりきらないまま進んでしまうもどかしさも感じられました。　</p>



<p class="wp-block-paragraph">　全体として、テーマは明確でありながらも語り方に課題が残り、結果としてやや単調に映ってしまう部分があり、少し退屈さを覚える作品という印象の1作でした。</p>



<h2 class="wp-block-heading"><span id="toc3">☆</span></h2>



<p class="wp-block-paragraph">鑑賞日:2011/01/24 DVD　2026/05/06 U-NEXT</p>



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<figure class="wp-block-table"><table><tbody><tr><th>監督</th><td>磯村一路&nbsp;</td></tr><tr><th>脚本</th><td>磯村一路&nbsp;</td></tr><tr><th>原作</th><td>河原れん</td></tr></tbody></table></figure>



<figure class="wp-block-table"><table><tbody><tr><th>出演</th><td>北川景子&nbsp;</td></tr><tr><th></th><td>大塚寧々&nbsp;</td></tr><tr><th></th><td>岡田将生&nbsp;</td></tr><tr><th></th><td>永島暎子&nbsp;</td></tr><tr><th></th><td>深水元基&nbsp;</td></tr><tr><th></th><td>千崎若菜&nbsp;</td></tr><tr><th></th><td>清水美沙&nbsp;</td></tr><tr><th></th><td>田口トモロヲ&nbsp;</td></tr><tr><th></th><td>徳井優&nbsp;</td></tr><tr><th></th><td>森下能幸&nbsp;</td></tr><tr><th></th><td>ジョニー吉長&nbsp;</td></tr><tr><th></th><td>菅井きん&nbsp;</td></tr></tbody></table></figure>
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		<item>
		<title>映画【魔界転生(2003)】感想(ネタバレ):剣豪バトルと怨霊復活の不協和音</title>
		<link>https://umemomoliwu.com/samurai-reincarnation-2003</link>
		
		<dc:creator><![CDATA[jb]]></dc:creator>
		<pubDate>Fri, 15 May 2026 23:00:00 +0000</pubDate>
				<category><![CDATA[DVDorBlu-ray]]></category>
		<category><![CDATA[U-NEXT]]></category>
		<category><![CDATA[☆]]></category>
		<category><![CDATA[ま行]]></category>
		<category><![CDATA[時代劇・西部劇・歴史劇]]></category>
		<category><![CDATA[邦画]]></category>
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					<description><![CDATA[目次 ●こんなお話●感想☆ ●こんなお話 　天草四郎が復活して紀州大納言をそそのかして幕府転覆を図るけど、柳生十兵衛が立ちはだかる話。 ●感想 　1638年、島原の乱でキリシタンの指導者・天草四郎時貞は幕府軍に討たれ、そ [&#8230;]]]></description>
										<content:encoded><![CDATA[

  <div id="toc" class="toc tnt-number toc-center tnt-number border-element"><input type="checkbox" class="toc-checkbox" id="toc-checkbox-10" checked><label class="toc-title" for="toc-checkbox-10">目次</label>
    <div class="toc-content">
    <ol class="toc-list open"><li><a href="#toc1" tabindex="0">●こんなお話</a></li><li><a href="#toc2" tabindex="0">●感想</a></li><li><a href="#toc3" tabindex="0">☆</a></li></ol>
    </div>
  </div>

<h2 class="wp-block-heading"><span id="toc1">●こんなお話</span></h2>



<p class="wp-block-paragraph">　天草四郎が復活して紀州大納言をそそのかして幕府転覆を図るけど、柳生十兵衛が立ちはだかる話。</p>



<h2 class="wp-block-heading"><span id="toc2">●感想</span></h2>



<span id="more-10469"></span>



<p class="wp-block-paragraph">　1638年、島原の乱でキリシタンの指導者・天草四郎時貞は幕府軍に討たれ、その首は晒される。</p>



<p class="wp-block-paragraph">　それから十数年後、四郎は突如として現世に復活し、紀州藩主・徳川頼宣の前に姿を現す。四郎は死者を蘇らせる秘術「魔界転生」を実演し、その力を見せつけたうえで「天下を取れ」と頼宣を誘惑する。頼宣は疑いながらも、その圧倒的な力に惹かれ、四郎の計画に加担することになる。</p>



<p class="wp-block-paragraph">　四郎は魔界転生の術を用いて、過去に名を馳せた剣豪や武将たちを次々と現世へ呼び戻す。荒木又右衛門、宝蔵院胤舜、宮本武蔵といった強者たちに加え、柳生但馬守宗矩や徳川家康までもが蘇り、魔界衆として四郎に従う存在となる。</p>



<p class="wp-block-paragraph">　最初に動き出すのは荒木又右衛門で、柳生の庄を襲撃し魔界の力を誇示する。しかし戦いの中で片腕を斬られて撤退し、その後四郎によって容赦なく粛清される。四郎は従わぬ者や役目を果たせぬ者を切り捨てながら、配下を使い捨てる形で戦力を投入していく。</p>



<p class="wp-block-paragraph">　一方、江戸では将軍・徳川家光が病に倒れ、後継問題を巡って幕府内部の緊張が高まっていく。四郎はこの混乱を利用し、頼宣を江戸へ進軍させることで政争を激化させようとする。クララお品を伴い、魔界衆を従えた四郎の一団は着実に勢力を広げていく。</p>



<p class="wp-block-paragraph">　その動きを察知した柳生十兵衛は、幕府を守るため単身立ち上がる。十兵衛は各地で魔界転生した剣豪たちと対峙し、一人ずつ斬り伏せていく。彼らは生前を超える力を持ち、人間離れした動きで襲いかかるが、十兵衛は剣の腕と精神力で対抗する。</p>



<p class="wp-block-paragraph">　戦いの中で十兵衛は、自らの父である柳生但馬守宗矩までもが魔界転生している現実に直面する。父子は対峙し、避けられない戦いへと突入する。十兵衛は迷いを断ち切り、宗矩を討ち取る。</p>



<p class="wp-block-paragraph">　やがて四郎は頼宣とともに江戸城へ迫り、幕府中枢は大混乱に陥る。魔界衆と幕府側の戦いが激化する中、十兵衛は決着をつけるため江戸城へ乗り込む。</p>



<p class="wp-block-paragraph">　城内では徳川家康が魔界転生によって復活し、家光を殺害しようとするが、十兵衛がこれを阻止。</p>



<p class="wp-block-paragraph">　そして十兵衛は、すべての元凶である天草四郎と対峙する。激しい斬り合いの末、十兵衛は四郎を斬り伏せ、魔界転生の連鎖を断ち切る。十兵衛はすべての戦いを終えるが、何かの気配に気づいて刀を構えておしまい。</p>



<hr class="wp-block-separator has-alpha-channel-opacity"/>



<p class="wp-block-paragraph">　冒頭の島原の乱のシーンは非常に迫力があり、時代劇にオカルト要素を掛け合わせた世界観への期待を強く引き上げてくれる導入でした。歴史の重みと異様な空気が混ざり合うあの立ち上がりは印象に残ります。</p>



<p class="wp-block-paragraph">　そこから天草四郎が復活し、剣豪たちを次々と蘇らせていく展開は発想として非常に魅力的で、歴史上の人物たちが敵として立ちはだかる構図は見応えがあります。ただ、その配置や使い方に関してはやや整理が追いついていない印象も受けました。</p>



<p class="wp-block-paragraph">　特に、せっかく蘇らせた剣豪たちを個別に投入し、しかも役割を終えるとすぐに退場していく流れは、物語としての積み上げが弱く感じられます。それぞれのキャラクターがどんな未練や思想を持って蘇ったのかが深く描かれないため、戦いにもう一段の重みが加わればさらに印象が強くなったと感じます。</p>



<p class="wp-block-paragraph">　柳生十兵衛という主人公についても、強さの理由や精神的な背景がやや簡潔に処理されているため、魔界衆という圧倒的な存在にどう対抗しているのかが掴みにくい部分がありました。父との対決は重要な見せ場でありながらも、感情面の掘り下げがもう少しあればより強いドラマになったと思います。</p>



<p class="wp-block-paragraph">　アクションや殺陣に関しては一定の見せ場はあるものの、全体的に演出が淡々としており、山場での高揚感が持続しにくい構成に感じられました。題材的にはもっと怪異性や不気味さを強調した演出が加わると、作品の個性がさらに際立ったように思います。</p>



<p class="wp-block-paragraph">　それでも、天草四郎という存在の妖しさや、史実とフィクションを大胆に融合させた世界観には独自の魅力があり、発想そのものの面白さはしっかりと伝わってきます。剣豪たちの復活というアイデアも含め、想像力を刺激する要素が多く詰まった作品でした。</p>



<h2 class="wp-block-heading"><span id="toc3">☆</span></h2>



<p class="wp-block-paragraph">鑑賞日:2014/11/30 DVD　2026/04/08 U-NEXT</p>



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<figure class="wp-block-table"><table><tbody><tr><th>監督</th><td>平山秀幸&nbsp;</td></tr><tr><th>特撮監督</th><td>沸田洋&nbsp;</td></tr><tr><th>脚色</th><td>奥寺佐渡子&nbsp;</td></tr><tr><th>原作</th><td>山田風太郎</td></tr></tbody></table></figure>



<figure class="wp-block-table"><table><tbody><tr><th>出演</th><td>窪塚洋介&nbsp;</td></tr><tr><th></th><td>佐藤浩市&nbsp;</td></tr><tr><th></th><td>麻生久美子&nbsp;</td></tr><tr><th></th><td>杉本哲太&nbsp;</td></tr><tr><th></th><td>黒谷友香&nbsp;</td></tr><tr><th></th><td>吹石一恵&nbsp;</td></tr><tr><th></th><td>中村嘉葎雄&nbsp;</td></tr><tr><th></th><td>柄本明&nbsp;</td></tr><tr><th></th><td>加藤雅也&nbsp;</td></tr><tr><th></th><td>長塚京三&nbsp;</td></tr><tr><th></th><td>古田新太&nbsp;</td></tr><tr><th></th><td>麿赤兒&nbsp;</td></tr><tr><th></th><td>國村隼&nbsp;</td></tr></tbody></table></figure>
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		<title>映画【学校の怪談 呪いの言霊】感想(ネタバレ):学校の怪談が現実に!? 見えない恐怖が襲う異色ホラー映画</title>
		<link>https://umemomoliwu.com/kotodama-spiritual-curse</link>
		
		<dc:creator><![CDATA[jb]]></dc:creator>
		<pubDate>Sat, 14 Feb 2026 23:00:00 +0000</pubDate>
				<category><![CDATA[U-NEXT]]></category>
		<category><![CDATA[☆]]></category>
		<category><![CDATA[か行]]></category>
		<category><![CDATA[ホラー]]></category>
		<category><![CDATA[劇場]]></category>
		<category><![CDATA[邦画]]></category>
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					<description><![CDATA[目次 ●こんなお話●感想☆ ●こんなお話 　1年3組の学生さんたちが誰もいないはずの隣の4組から100パーおかしい音とかが聞こえてくるけど「4組はガス事故で死んだはずだぞ」と4組の謎に迫っていく話。 ●感想 　詩織はある [&#8230;]]]></description>
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  <div id="toc" class="toc tnt-number toc-center tnt-number border-element"><input type="checkbox" class="toc-checkbox" id="toc-checkbox-12" checked><label class="toc-title" for="toc-checkbox-12">目次</label>
    <div class="toc-content">
    <ol class="toc-list open"><li><a href="#toc1" tabindex="0">●こんなお話</a></li><li><a href="#toc2" tabindex="0">●感想</a></li><li><a href="#toc3" tabindex="0">☆</a></li></ol>
    </div>
  </div>

<h2 class="wp-block-heading"><span id="toc1">●こんなお話</span></h2>



<p class="wp-block-paragraph"> 　1年3組の学生さんたちが誰もいないはずの隣の4組から100パーおかしい音とかが聞こえてくるけど「4組はガス事故で死んだはずだぞ」と4組の謎に迫っていく話。</p>



<h2 class="wp-block-heading"><span id="toc2">●感想</span></h2>



<span id="more-7533"></span>



<p class="wp-block-paragraph">　詩織はある朝、部屋の中で鳴り続ける微かな音に気づいて目を覚ますが、その正体は昭和63年発行の10円玉4枚が不自然に揺れ続けている音だった。違和感を覚えた詩織は亡くなった母の遺品である日記を読み返し、母が高校1年生だった昭和63年7月18日、北山田高校で発生したガス事故によりクラスメイトたちが死亡していた事実を知る。その日が命日であり、母の母校である北山田高校が近く取り壊される予定であることを知った詩織は、母に代わってその場所を訪れることを決意する。</p>



<p class="wp-block-paragraph">　同じ頃、現役の高校では1年3組の生徒である彩乃、未夢、友梨、芽生、由佳、美晴、佑治、満夫、靖彦らが、校内に伝わる怪談や過去に同じ学校の1年4組で起きたガス事故の噂話を交わしていた。すると、体育館の奥に誰もいないはずの場所から人影が見えたり、閉鎖された教室から呼吸音のような音が聞こえたり、廊下の窓に不自然な影が映るなど、具体的な怪異が断続的に発生し始める。</p>



<p class="wp-block-paragraph">　一方、インターネットに投稿するための心霊フェイク映像を撮影しようと、一樹、公雄、義人、ひとみの4人が廃校に忍び込み、校舎内で撮影を行う。撮影中、ひとみは公雄から聞いた「異界につながる」とされる噂の“きつねの窓”を再現し、その中を覗こうと試みる行動に出る。</p>



<p class="wp-block-paragraph">　詩織が廃校の校庭や校舎内を巡ると、かつてガス事故で亡くなった生徒たちの姿や声を思わせる現象が繰り返し起こる。現役高校でも、蛇行して見える廊下、階段から聞こえる足音、勝手に開閉するロッカー、体育館の奥から迫る気配などの怪異が頻発し、それらが過去の事故と関係していることが徐々に示されていく。</p>



<p class="wp-block-paragraph">　廃校に侵入した撮影グループは、カメラに映り込む不可解な影や、壁を横切る人影のようなものを目撃するうちに、校舎内に留まること自体が危険であると認識し始める。詩織は母の日記を手がかりに、校内で起きる異常現象が母の同級生たちの存在と結びついていると考えるようになり、怪異が特定の教室、階段、鏡、そして“きつねの窓”を媒介に現れていることを確認していく。</p>



<p class="wp-block-paragraph">　やがて、廃校での出来事と現役高校での怪異が交錯し、撮影グループや現役生徒の一部は校舎内の特定の場所で不可解な現象に巻き込まれ、出口を見失ったまま彷徨う状態に陥る。詩織は放送室に辿り着き、母とその同級生たちの過去を語るが、その話を聞いていた現役高校生たちは、自分たちが昭和64年を生きていると思い込んでいた存在であり、すでにガス事故で死亡した生徒たちであることを理解する。</p>



<p class="wp-block-paragraph">　その直後、生徒たちの身体は宙に浮き、画面は歪み、彼らは自分自身の遺体を目の当たりにする。その光景を前に、それぞれがその状況への感想の言葉を口にする。そして、詩織は泣きながら校舎を後にして帰宅しておしまい。</p>



<hr class="wp-block-separator has-alpha-channel-opacity"/>



<p class="wp-block-paragraph">　学生たちが学校の怪談やこっくりさんを話題にする日常風景の中で、授業中に遠くに立つ人影や、誰もいない場所から聞こえる声などが少しずつ積み重なっていく構成は、とても丁寧で印象的でした。即物的な驚かしではなく、違和感を継続させる演出が効果的だったと思います。</p>



<p class="wp-block-paragraph">　母の日記を手がかりに廃校を訪れる詩織の物語、現役高校生たちの日常に忍び寄る怪異、そしてネット投稿目的で侵入した若者たちの軽率な行動という三つの流れが並行して進む構成も特徴的で、それぞれの視点が少しずつ重なっていく過程は見応えがありました。</p>



<p class="wp-block-paragraph">　無音状態で息遣いだけが響く場面や、視線の先に何かが存在していることを示す演出など、観ている側の想像力を刺激する恐怖表現が多く、緊張感の持続力はかなり高かったです。幽霊の出現方法もワンパターンではなく、音響と画面構成を活かした工夫が随所に感じられました。</p>



<p class="wp-block-paragraph">　一方で、終盤に向かってすべての設定が説明され始めると、物語の推進力が弱まり、語りが長く感じられる部分もありました。放送室での展開は情報整理として重要ではあるものの、映像的な緊張感が薄れたのは惜しく感じました。単純に台詞が小さくて聞こえないという問題点も感じました。</p>



<p class="wp-block-paragraph">　全体としては、序盤から中盤にかけての恐怖演出は完成度が高く、学園ホラーとして十分な見応えがありました。構成上の整理不足はあるものの、日常と怪異が地続きで侵食されていく感覚をしっかり味わえる作品だと思います。</p>



<h2 class="wp-block-heading"><span id="toc3">☆</span></h2>



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<figure class="wp-block-table"><table><tbody><tr><th>監督</th><td>落合正幸&nbsp;</td></tr><tr><th>原作</th><td>常光徹&nbsp;</td></tr></tbody></table></figure>



<figure class="wp-block-table"><table><tbody><tr><th>出演</th><td>小西彩乃&nbsp;</td></tr><tr><th></th><td>山邊未夢&nbsp;</td></tr><tr><th></th><td>新井ひとみ&nbsp;</td></tr><tr><th></th><td>中江友梨&nbsp;</td></tr><tr><th></th><td>庄司芽生&nbsp;</td></tr><tr><th></th><td>武田航平&nbsp;</td></tr><tr><th></th><td>葉山奨之&nbsp;</td></tr><tr><th></th><td>石橋杏奈&nbsp;</td></tr></tbody></table></figure>
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		<title>映画【稲村ジェーン】感想(ネタバレ):稲村ヶ崎を駆ける若者たちの漂う夏の物語</title>
		<link>https://umemomoliwu.com/inamura-jane</link>
		
		<dc:creator><![CDATA[jb]]></dc:creator>
		<pubDate>Tue, 18 Nov 2025 23:00:00 +0000</pubDate>
				<category><![CDATA[DVDorBlu-ray]]></category>
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		<category><![CDATA[邦画]]></category>
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					<description><![CDATA[目次 ●こんなお話●感想☆ ●こんなお話 　伝説の大波を待つサーファーたちの話。 ●感想 　1965年の湘南・稲村ヶ崎。骨董屋で店番をしながら、気ままにサーフィンを楽しむ若者ヒロシは、店主から託された骨董の壺をめぐる騒動 [&#8230;]]]></description>
										<content:encoded><![CDATA[

  <div id="toc" class="toc tnt-number toc-center tnt-number border-element"><input type="checkbox" class="toc-checkbox" id="toc-checkbox-14" checked><label class="toc-title" for="toc-checkbox-14">目次</label>
    <div class="toc-content">
    <ol class="toc-list open"><li><a href="#toc1" tabindex="0">●こんなお話</a></li><li><a href="#toc2" tabindex="0">●感想</a></li><li><a href="#toc3" tabindex="0">☆</a></li></ol>
    </div>
  </div>

<h2 class="wp-block-heading"><span id="toc1">●こんなお話</span></h2>



<p class="wp-block-paragraph">　伝説の大波を待つサーファーたちの話。</p>



<h2 class="wp-block-heading"><span id="toc2">●感想</span></h2>



<span id="more-19840"></span>



<p class="wp-block-paragraph">　1965年の湘南・稲村ヶ崎。骨董屋で店番をしながら、気ままにサーフィンを楽しむ若者ヒロシは、店主から託された骨董の壺をめぐる騒動に巻き込まれてしまう。壺を横流しした疑いをかけられているラテンバンドのリーダー・マサシと共に、彼らを追ってくるチンピラのカッチャンから逃れるため、小さなミゼットに乗り込み鴨川方面へと逃避行に出るのだった。</p>



<p class="wp-block-paragraph">　道中で立ち寄った横須賀の歓楽街では、どこか奔放で衝動的な魅力を持つ風俗嬢・波子と出会い、勢いのまま彼女を車に乗せて稲村ヶ崎へ連れ帰ることになる。海の匂いが漂う町で、ヒロシ、マサシ、カッチャンの三人は、波子がもたらす予測のつかない空気に揺さぶられ、これまでになかった奇妙な一体感を抱き始めていく。波子の自由奔放な振る舞いに翻弄されながらも、三人の距離は自然と変化していき、それぞれが自分自身の奥に沈んでいた感情と向き合うようになっていく。</p>



<p class="wp-block-paragraph">　その後、カッチャンは大阪へ向かうと言い残して姿を消すが、時間が経つと何事もなかったかのように戻ってくる。だが再び伊勢佐木町の揉め事に巻き込まれ、今度は連れ去られてしまい、ヒロシとマサシ、そして波子はどうすることもできない無力さを抱えながらも、彼の帰りを案じるようになる。</p>



<p class="wp-block-paragraph">　季節は夏の終わりへと向かい、台風が近づく中で、語り継がれてきた“伝説の大波ジェーン”が再び現れるかもしれないという期待が高まっていく。そんな時、ヒロシは骨董屋の物置で巨大なロングボードを見つける。それはかつて“ジェーン”に乗ったサーファーの板だという噂を持つ特別なボードで、ヒロシは波子と共にそれをミゼットに積み込み、嵐の山道を走り抜けていく。</p>



<p class="wp-block-paragraph">　闇に包まれた山中では、稲光と暴風の中で竜が姿を現したかのような幻想的なイメージが重なり、二人はボードの上で踊るように寄り添い、嵐の夜にしか生まれない恍惚の時間を共有する。</p>



<p class="wp-block-paragraph">　そして台風が過ぎ去った翌朝、世界は嘘のように静まり返る。あれほど騒がしかった夏は日常へと溶け込み、伝説の波を夢見て過ごした一夜の高揚だけが、ヒロシたちの胸に淡く刻まれる。青春の光と影が入り交じったその記憶だけが、夏の名残として静かに残されるのだった。でおしまい。</p>



<hr class="wp-block-separator has-alpha-channel-opacity"/>



<p class="wp-block-paragraph">　登場人物たちの目的がどこにあるのかが最後まで掴みづらく、物語としての輪郭が見えにくいまま進んでいく印象がありました。そのため、この旅が何を目指しているのか、自分の中で位置づけるのが難しく、物語へ深く入り込むのがやや難しかったです。</p>



<p class="wp-block-paragraph">　伝説の波を待ち続けていたサーファーが、いざその波が来た瞬間に乗ることを拒むという展開も独特で、ヒロシ自身はほとんどサーフィンをしないまま物語が進んでいくため、サーフィン映画としての軸が掴みにくかったようにも感じました。</p>



<p class="wp-block-paragraph">　また、ヒロシの帰郷、チンピラに追われる友人、気ままなヒロインの登場と、出来事が順番に並んでいくものの、会話が淡々としていて、物語としての大きなうねりが弱く感じられる部分もありました。</p>



<p class="wp-block-paragraph">　伝説の波“稲村ジェーン”の登場もなく、サーフィンの躍動感や当時の若者文化の雰囲気よりも、どこかバブル時代の空気が漂っているように見えたのは興味深いところです。</p>



<p class="wp-block-paragraph">　とはいえ、『真夏の果実』や『希望の轍』が流れる瞬間の映像は圧倒的に魅力があり、音楽と映像の組み合わせによって感情が一気に高まるような感覚もありました。物語としてのまとまりとは別の部分で、映像作品としての美しさが確かに息づいているように思います。</p>



<h2 class="wp-block-heading"><span id="toc3">☆</span></h2>



<p class="wp-block-paragraph">鑑賞日:2011/06/07 LD　2025/11/16 U-NEXT</p>



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<figure class="wp-block-table"><table><tbody><tr><th>監督</th><td>桑田佳祐&nbsp;</td></tr><tr><th>脚本</th><td>康珍化&nbsp;</td></tr></tbody></table></figure>



<figure class="wp-block-table"><table><tbody><tr><th>出演</th><td>加勢大周&nbsp;</td></tr><tr><th></th><td>金山一彦&nbsp;</td></tr><tr><th></th><td>的場浩司&nbsp;</td></tr><tr><th></th><td>清水美砂&nbsp;</td></tr><tr><th></th><td>尾美としのり&nbsp;</td></tr><tr><th></th><td>古本新之輔&nbsp;</td></tr><tr><th></th><td>泉谷しげる&nbsp;</td></tr><tr><th></th><td>TOMMY SNYDER&nbsp;</td></tr><tr><th></th><td>PANTA&nbsp;</td></tr><tr><th></th><td>伊武雅刀&nbsp;</td></tr><tr><th></th><td>下元史朗&nbsp;</td></tr><tr><th></th><td>伊佐山ひろ子&nbsp;</td></tr><tr><th></th><td>説楽りさ子&nbsp;</td></tr><tr><th></th><td>原由子&nbsp;</td></tr><tr><th></th><td>小泉今日子&nbsp;</td></tr><tr><th></th><td>伊東四朗&nbsp;</td></tr><tr><th></th><td>草刈正雄&nbsp;</td></tr></tbody></table></figure>
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		<title>映画【寄性獣医・鈴音 EVOLUTION】感想(ネタバレ):寄生と本能のはざまで揺れる心</title>
		<link>https://umemomoliwu.com/suzuneevolution</link>
		
		<dc:creator><![CDATA[jb]]></dc:creator>
		<pubDate>Thu, 06 Nov 2025 23:00:00 +0000</pubDate>
				<category><![CDATA[DVDorBlu-ray]]></category>
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		<category><![CDATA[U-NEXT]]></category>
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		<category><![CDATA[か行]]></category>
		<category><![CDATA[邦画]]></category>
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					<description><![CDATA[目次 ●こんなお話●感想☆ ●こんなお話 　拉致監禁された主人公が脱出しようとする話。 ●感想 　画面が暗転し、静かにオープニングが始まったと思えば、「○○年前」「○○日前」といったテロップが立て続けに挿入され、時間軸が [&#8230;]]]></description>
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  <div id="toc" class="toc tnt-number toc-center tnt-number border-element"><input type="checkbox" class="toc-checkbox" id="toc-checkbox-16" checked><label class="toc-title" for="toc-checkbox-16">目次</label>
    <div class="toc-content">
    <ol class="toc-list open"><li><a href="#toc1" tabindex="0">●こんなお話</a></li><li><a href="#toc2" tabindex="0">●感想</a></li><li><a href="#toc3" tabindex="0">☆</a></li></ol>
    </div>
  </div>

<h2 class="wp-block-heading"><span id="toc1">●こんなお話</span></h2>



<p class="wp-block-paragraph">　拉致監禁された主人公が脱出しようとする話。</p>



<h2 class="wp-block-heading"><span id="toc2">●感想</span></h2>



<span id="more-11535"></span>



<p class="wp-block-paragraph">　画面が暗転し、静かにオープニングが始まったと思えば、「○○年前」「○○日前」といったテロップが立て続けに挿入され、時間軸がどこにあるのかがつかみにくい幕開けとなっています。前作で主人公の身に起きた出来事や背景はある程度明かされていましたが、今回の物語は、工場のような場所に監禁された状態からスタートしていきます。</p>



<p class="wp-block-paragraph">　主人公が歩いていると、突然どこからともなく叫び声が響き、そのたびに謎めいた人物とのやり取りが始まります。ただ、その絡みもそれほど緊張感があるわけではなく、どこか淡々としたテンポで進み、似たような展開が何度も繰り返されていく構成です。</p>



<p class="wp-block-paragraph">　物語の設定としては、主人公の体内には“クイーン”と呼ばれる虫が寄生しており、共に行動する青年には“キング”の虫が宿っているとのこと。そして、2人のあいだに子どもが生まれれば、それによって完全な生命体が完成するとされています。この奇妙で生々しい設定が明らかになるものの、話の展開としては、主人公たちが工場内を歩き回るシーンが延々と続き、カメラ越しに見守る科学者たちの様子が繰り返し映される構成が続きます。</p>



<p class="wp-block-paragraph">　登場人物の動きに大きな変化が少ないことから、映像面でもう少しバリエーションがあれば印象が変わったかもしれません。特に、主人公の妹が登場するシーンでは、不思議な映像表現が続く一方で、展開自体は大きく進まず、もったいぶった演出がやや長く感じられました。</p>



<p class="wp-block-paragraph">　クライマックス付近では、妹を使って青年と交わらせようとするという衝撃的なシチュエーションが描かれますが、主人公はそれに抵抗し、本能との間で揺れ動きながらもなんとか踏みとどまります。ずっと顔のアップが続く画作りのなかで、主人公の葛藤を描こうという意図は感じられましたが、観ている側としては少々息苦しさも覚える場面に感じました。</p>



<p class="wp-block-paragraph">　物語はそのまま、主人公と青年が誘惑に打ち勝ち、科学者たちもそれ以上干渉してこなくなり、ある種の終息を迎えます。決して明確な決着ではないながらも、2人の選択によって一応の解決が描かれているように感じました。ただ、もし2人が今後付き合うことになるとしたら、再び“完全な生命体”の問題が浮上するのでは…と、少し不安な想像も頭をよぎります。</p>



<p class="wp-block-paragraph">　鈴音が襲われて倒した相手の目玉が飛び出てくるとかのグロテスク表現は面白く見れました。全体を通して感じたのは、もう少し主人公自身がクイーンに寄生されてしまったことに対する恐怖や、抗えない本能とどのように向き合っていくか、そうした心理的なドラマが丁寧に描かれていたら、より深く入り込めたのではないかという点でした。設定そのものは非常にユニークで興味を引くものでしたので、映像や演出の面でもう一段階の盛り上がりがあれば、作品全体の印象も大きく変わったのではないかと思います。</p>



<h2 class="wp-block-heading"><span id="toc3">☆</span></h2>



<p class="wp-block-paragraph">鑑賞日:2012/03/18 DVD　2025/10/22 U-NEXT</p>



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<figure class="wp-block-table"><table><tbody><tr><th>監督</th><td>金田龍&nbsp;</td></tr><tr><th>脚本</th><td>藤岡美暢&nbsp;</td></tr><tr><th></th><td>小林雄次&nbsp;</td></tr><tr><th>原作</th><td>春輝&nbsp;</td></tr></tbody></table></figure>



<figure class="wp-block-table"><table><tbody><tr><th>出演</th><td>吉井怜&nbsp;</td></tr><tr><th></th><td>神楽坂恵&nbsp;</td></tr><tr><th></th><td>高野八誠&nbsp;</td></tr><tr><th></th><td>木下ほうか&nbsp;</td></tr><tr><th></th><td>倉貫匡弘&nbsp;</td></tr><tr><th></th><td>深水元基&nbsp;</td></tr><tr><th></th><td>久保ユリカ&nbsp;</td></tr><tr><th></th><td>前田優希&nbsp;</td></tr><tr><th></th><td>星野あかり&nbsp;</td></tr><tr><th></th><td>螢雪次朗&nbsp;</td></tr></tbody></table></figure>
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		<title>映画【ファイナル・ジャッジメント(2020)】感想(ネタバレ):恐怖よりも罪の意識を描く物語</title>
		<link>https://umemomoliwu.com/dont-look-back</link>
		
		<dc:creator><![CDATA[jb]]></dc:creator>
		<pubDate>Sun, 02 Nov 2025 23:00:00 +0000</pubDate>
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		<category><![CDATA[は行]]></category>
		<category><![CDATA[ホラー]]></category>
		<category><![CDATA[洋画]]></category>
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					<description><![CDATA[目次 ●こんなお話　●感想☆ ●こんなお話　 　事件を見て見ぬふりをした人々が、罪の意識と超常の報いに追い詰められる話。 ●感想 　カトリック信者の女性ケイトリンは、幼い頃に父を殺された過去を抱えながらも、恋人と穏やかな [&#8230;]]]></description>
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    <ol class="toc-list open"><li><a href="#toc1" tabindex="0">●こんなお話　</a></li><li><a href="#toc2" tabindex="0">●感想</a></li><li><a href="#toc3" tabindex="0">☆</a></li></ol>
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<h2 class="wp-block-heading"><span id="toc1">●こんなお話　</span></h2>



<p class="wp-block-paragraph">　事件を見て見ぬふりをした人々が、罪の意識と超常の報いに追い詰められる話。</p>



<h2 class="wp-block-heading"><span id="toc2">●感想</span></h2>



<span id="more-47704"></span>



<p class="wp-block-paragraph">　カトリック信者の女性ケイトリンは、幼い頃に父を殺された過去を抱えながらも、恋人と穏やかな日々を送っていた。ある朝、恋人と共にランニングをしていた公園で、男性が暴行される場面に遭遇する。助けを呼ぼうとするものの、恐怖に体が動かず、彼女は他の通行人と同じようにその場を立ちすくんでしまう。結果、男は命を落とす。</p>



<p class="wp-block-paragraph">　事件後、ニュースでは目撃者たちの存在が報じられ、世間から「なぜ誰も助けなかったのか」と非難が広がる。ほどなくして、その目撃者の一人が不可解な死を遂げ、続いて別の目撃者たちも次々と不審な最期を迎える。ケイトリンは自分にも危険が迫っていると感じ、警察に訴えるが、まともに取り合ってもらえない。</p>



<p class="wp-block-paragraph">　その頃から、彼女の周囲では説明のつかない出来事が起き始める。夜ごと部屋に響く見知らぬ声、鏡越しに感じる誰かの視線、そして壁に浮かび上がる血文字のようなメッセージ。ケイトリンは次第に、あのとき助けられなかった男性の霊が目撃者をひとりずつ呪っているのではないかと感じ始める。</p>



<p class="wp-block-paragraph">　彼女は逃げるように日常を過ごしながら、やがて自らの罪悪感と向き合うことを決意する。事件の真相を探るうち、加害者の一人を突き止めるが、彼もすでに何者かに襲われていた。現実と幻覚の境界が曖昧になり、ケイトリンは自分が見てきたものの正体に迫っていく。</p>



<p class="wp-block-paragraph">　終盤、彼女は真犯人と対峙し、過去と現在が重なり合う中で決着を迎える。しかし最後の場面で、病室に横たわる真犯人のもとへ、かつての目撃者の一人が訪れ、冒頭の事件について、自らが犯人を雇って襲撃したことを語る。罪の連鎖がまだ続いていることを示すように物語はおしまい。</p>



<hr class="wp-block-separator has-alpha-channel-opacity"/>



<p class="wp-block-paragraph">　全体として、サスペンスと超常現象のあいだを行き来する構成ですが、どちらにも明確に振り切らない作りになっていました。恐怖よりも罪の意識に焦点を当てた静かなドラマとして見ると、少し異なる印象を受けるかもしれません。</p>



<p class="wp-block-paragraph">　物語のテンポは穏やかで、派手な展開や驚きよりも、ケイトリンが少しずつ追い詰められていく心理描写に重きが置かれています。ただ、恐怖演出やミステリーの仕掛けは控えめで、超常現象としての迫力や不気味さはあまり感じられませんでした。</p>



<p class="wp-block-paragraph">　ラストの解釈を観客に委ねる終わり方も印象的で、罪と赦しという宗教的なテーマが静かに流れています。もう少し人物同士の関係性や出来事の因果が深く描かれていれば、物語の重さがより伝わったように思います。淡々と進む構成の中に、恐怖よりも静かな苦悩を描こうとした姿勢には誠実さを感じました。</p>



<p class="wp-block-paragraph"></p>



<h2 class="wp-block-heading"><span id="toc3">☆</span></h2>



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<figure class="wp-block-table"><table><tbody><tr><th>監督</th><td>ジェフリー・レディック&nbsp;</td></tr><tr><th>脚本</th><td>ジェフリー・レディック&nbsp;</td></tr></tbody></table></figure>



<figure class="wp-block-table"><table><tbody><tr><th>出演</th><td>コートニー・ベル&nbsp;</td></tr><tr><th></th><td>スカイラー・ハート&nbsp;</td></tr><tr><th></th><td>ウィル・スタウト&nbsp;</td></tr><tr><th></th><td>ジェレミー・ホルム&nbsp;</td></tr></tbody></table></figure>
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		<title>映画【キングコブラ】感想(ネタバレ):パット・モリタの存在感</title>
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		<pubDate>Wed, 08 Oct 2025 23:00:00 +0000</pubDate>
				<category><![CDATA[U-NEXT]]></category>
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		<category><![CDATA[か行]]></category>
		<category><![CDATA[アクション]]></category>
		<category><![CDATA[洋画]]></category>
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					<description><![CDATA[目次 ●こんなお話●感想☆ ●こんなお話 　研究所から逃げ出したキングコブラが街にやってきたのでみんなで捕まえようとする話。 ●感想 　研究施設で進められていた実験は、若い研究者の暴走によって大きな悲劇を招いた。上司への [&#8230;]]]></description>
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    <ol class="toc-list open"><li><a href="#toc1" tabindex="0">●こんなお話</a></li><li><a href="#toc2" tabindex="0">●感想</a></li><li><a href="#toc3" tabindex="0">☆</a></li></ol>
    </div>
  </div>

<h2 class="wp-block-heading"><span id="toc1">●こんなお話</span></h2>



<p class="wp-block-paragraph">　研究所から逃げ出したキングコブラが街にやってきたのでみんなで捕まえようとする話。</p>



<h2 class="wp-block-heading"><span id="toc2">●感想</span></h2>



<span id="more-47608"></span>



<p class="wp-block-paragraph">　研究施設で進められていた実験は、若い研究者の暴走によって大きな悲劇を招いた。上司への不満を募らせた彼が倫理を無視した研究に手を出し、キングコブラとブラックマンバを掛け合わせて誕生して凶暴で巨大な変異蛇「セス」が研究員たちは次々と襲われ、施設は壊滅する。</p>



<p class="wp-block-paragraph">　数年後、舞台はカリフォルニアの小さな町へ移る。町ではビール祭りの準備が進み、保安官や住民たちは何も知らないままに賑わいを迎えようとしていた。しかし森の奥では、あの巨大蛇が人や動物を襲い、犠牲者が増えていく。ハンターたちが蛇退治に挑むが、あまりに圧倒的な力を前にして次々と倒れていった。</p>



<p class="wp-block-paragraph">　事態を調査するために生物学者の博士と仲間たちが現地に赴く。しかし巨大蛇の存在を信じてもらえず、保安官とは対立を重ねるばかりだった。やがて迎えた祭り当日を迎えてしまう。</p>



<p class="wp-block-paragraph">　そこで呼ばれたのが、伝説的な蛇ハンターでもある日本人学者だった。彼は長年培った知識と経験をもとに、住民たちと協力しながら巨大蛇を追い詰めていく。やがて罠を仕掛け、命を懸けた戦いに挑む。最後は学者の自己犠牲によって蛇を罠に封じ込め、町には再び平穏が訪れておしまい。</p>



<p class="wp-block-paragraph">　パット・モリタの存在感はやはり大きく、この作品の中で一番の見どころになっていました。彼が登場するだけで場面が締まり、物語に重みが加わるのを強く感じました。また、キングコブラにドロップキックを放つ男性のシーンは意外なユーモアがあり、こちらの印象に残る瞬間になっていたと思います。</p>



<p class="wp-block-paragraph">　一方で、物語自体は巨大蛇との攻防の繰り返しが中心で単調さが否めず、全体的に引き延ばしたような展開に感じられました。正直なところ、作品全体を引っ張っていたのはモリタの存在だけだったように思います。しかし、彼の出演を楽しむという意味では価値があり、B級モンスター映画好きには一見の余地がある作品でした。</p>



<h2 class="wp-block-heading"><span id="toc3">☆</span></h2>



<p class="wp-block-paragraph">鑑賞日:2025/09/29 U-NEXT</p>



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<figure class="wp-block-table"><table><tbody><tr><th>監督</th><td>デビッド･ヒレンブレンド </td></tr><tr><th></th><td>スコット･ヒレンブレンド </td></tr><tr><th>脚本</th><td>デビッド･ヒレンブレンド </td></tr><tr><th></th><td>スコット･ヒレンブレンド </td></tr></tbody></table></figure>



<figure class="wp-block-table"><table><tbody><tr><th>出演</th><td>パット･モリタ </td></tr><tr><th></th><td>スコット･ブランドン </td></tr><tr><th></th><td>カセー･ファロ </td></tr><tr><th></th><td>ジョセフ･ラスキン </td></tr></tbody></table></figure>
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